高校事変 みんなのレビュー
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紙の本高校事変 6
2020/04/05 19:09
『高校事変VI』
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて平成最大のテロ事件を起こし死刑になった半グレ集団のリーダー優莉匡太の次女、高校2年生の結衣
父に叩き込まれて身につけた驚異的な戦闘能力で武藏小杉高校事変、牛頭組事件、辻舘事件、チュオニアン事件、清墨学園事件を生き延びてきた
しかし、与野木農業高校事件で拡散された動画によって高校でいじめられる立場になったまま、クラスのいじめグループとともに沖縄へ修学旅行に行く
そこで見かけた少女の境遇を知った結衣は、沖縄の闇社会を牛耳る組織と米軍を隠れ蓑に暴走する民間軍事会社とを叩き潰しに動き出す
《歯車がずれたまま戻らない。それでも回りつづけるからたちが悪い。結衣の人生はそんなものだった。》
華奢な身体つきで長い黒髪に縁どられた小顔の美少女結衣=“戦うヒロイン”が活躍するバイオレンス文学が日本の“闇”を暴く
《生きられるだけ生きるのではない。生きねばならないだけ生きる。》
『万能鑑定士Q』『特等添乗員αの難事件』とは異なる過激で濃密な表現に圧倒され、巧妙に仕込まれた伏線の意外な回収に快感を覚える
2019年5月のシリーズスタートから2か月ごとに新刊が刊行されて1年
2020年5月にはシリーズ第7作が発売予定
紙の本高校事変 5
2020/02/22 19:52
『高校事変V』
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて平成最大のテロ事件を起こし死刑になった半グレ集団のリーダー優莉匡太の次女、高校2年生の結衣
父に叩き込まれて身につけた驚異的な戦闘能力で武藏小杉高校事変、牛頭組事件、辻舘事件、チュオニアン事件、清墨学園事件を生き延びてきた
そんな結衣のもとに武蔵小杉高校でかかわった濱林澪から奇妙なメッセージが届く
発信地は富津市の与野木農業高校
乗り込んだ結衣はある化学物質が精製されていることに気づく
結衣を陥れようとする公安警察、その背後にいる本当の敵
そして結衣の前に立ちはだかったのは意外な人物だった
《人殺しの衝動には逆らえない。そこにしか己の存在意義を感じない。ただこんな生き方は自分ひとりだけでいい。仲間を巻き込んだりはしない。》
華奢な身体つきで長い黒髪に縁どられた小顔の美少女結衣=“戦うヒロイン”を主人公に2019年5月にスタートした松岡圭祐の新シリーズ第5巻(2020年1月刊)
孤独に生きる結衣の変化とこれまで張られた伏線が回収される快感
読むならぜひ1巻から
紙の本高校事変 4
2019/11/30 23:14
『高校事変IV』
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校2年生の優莉結衣は、かつて平成最大のテロ事件を起こし死刑になった半グレ集団のリーダー優莉匡太の次女
身につけた驚異的な能力で武藏小杉高校事変、牛頭組事件、辻舘事件、チュオニアン事件を生き延び、いまは芳窪高校に通学している
そんな結衣のもとに、腹違いの弟である優莉健斗がスキーバスの運転手を射殺し、直後に自殺したとの知らせが届く
所轄署で手がかりを得た結衣が事件の謎をたどっていくと、浮かび上がってきたのはかつて父の組織と対立していた半グレ集団だった
結衣が乗り込んだアジトは出入り口や窓が完全にふさがれた五階建ての校舎
「生きて帰れてからのことなんて、考えないほうがいい。脳の一部をそこにとられる。特に希望を感じたときがやばい」
殺るか殺られるか
戦場と化した閉鎖空間でサバイバルゲームが始まる
《日本の「闇」を暴くバイオレンス文学シリーズ》──帯のコピー
華奢な身体つきで長い黒髪に縁どられた小顔の美少女結衣=“戦うヒロイン”を主人公に2019年5月にスタートした松岡圭祐の新シリーズ、2019年11月刊の第4巻は「シリーズ最大の転回点」(解説)となる一冊
紙の本高校事変 3
2019/09/30 19:15
『高校事変III』
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校2年生の優莉結衣は、かつて平成最大のテロ事件を起こし死刑になった半グレ集団リーダーの次女
身につけた驚異的な能力で武藏小杉高校事変、牛頭組事件、辻舘事件を生き延び、東葛飾高校の通学をつづけている
そんな結衣を全寮制の矯正施設である塚越学園の学園長が訪ねてきた
学園への転入を勧められた結衣は妹の凜香の消息も気になり見学に行くが、武装集団に襲われ拉致されてしまう
目覚めたところは東南アジアの離島につくられた“学校”
そこでは日本から誘拐されてきた700人以上の子どもたちが監禁され生活していた
厳しい規律で運営される学校の目的は何か、武装した元兵士たちが固める島からの脱出は可能なのか
荒唐無稽と思われる設定も、物語が進み背景が明らかになるにつれてにわかに現実味を帯びてくる
《日本の「闇」を暴くバイオレンス文学シリーズ》──帯のコピー
「絶体絶命」と『十五少年漂流記』をキーワードに結衣の戦いが始まる
華奢な身体つきで長い黒髪に縁どられた小顔の美少女結衣=“戦うヒロイン”を主人公に2019年5月にスタートした松岡圭祐の新シリーズ第3弾、2019年9月刊
電子書籍高校事変 III
2019/09/24 03:18
絶体絶命の状況を乗り越えるための人間的成長が読みどころ
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯罪史に残る凶悪な半グレ連合リーダーを父に持つ優莉結衣を全寮制の矯正施設・塚越学園への転入を薦めるために同施設のトップが訪ねてきますが、見学に出発した未明、突如として武装集団の襲撃に遭い、結衣の記憶はそこで途切れて、ふたたび目覚めたときには熱帯林の奥地にある奇妙な<学校村落>の建物の一室に寝かされていました。前巻の最後に登場した結衣の妹もそこに収容されていました。同じく日本から来た少年少女ら700人が生活しながら通学する、要塞化された校舎の謎。その構造はISやボコハラムに倣った恐怖支配で、すでに処刑された生徒も何人かいました。結衣は状況把握のために様々なことを試みますが、監視がきつい上に相手が結衣の手口を知り尽くしており、監視要員も元軍人であるため、隙をつくこともまともに張り合うこともかなわず絶体絶命の危機に陥ってしまいます。結衣は誘拐された少年少女らとともに脱出することができるのか!?とハラハラします。
これまで結衣が直面してきた課題よりさらにレベルアップしています。これに対処するために結衣は孤高の存在を貫かず、仲間を作り、彼女と脱出劇で活躍する仲間たちが一種の人間的成長を見せるところが読みどころですね。
紙の本高校事変 2
2019/07/31 21:06
『高校事変II』
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校2年生の優莉結衣は、かつて平成最大のテロ事件を起こし死刑になった男の次女
世を震撼させた大事件から2か月がたち、武蔵小杉高校から東葛飾高校に移って高校生活を送っていた
そんなとき、結衣と同じ施設で暮らす奈々未が行方不明になり、姉の身を案じ捜そうとする妹の理恵の手助けをすることになる
テロ集団の中で徹底的に訓練され身につけた犯罪のノウハウと生き抜く力を駆使し、奈々未の行方を追う結衣と、結衣の前に立ちはだかるさまざまな敵と社会の闇
JKビジネス、特権階級など現代日本の社会政治状況とリアルにシンクロする設定に戦慄が走る
“戦うヒロイン”を主人公に2019年5月にスタートした松岡圭祐の新シリーズ第2弾、2019年7月刊
本作最後に登場する新たな人物から目が離せない第3作は9月刊行予定
紙の本高校事変 1
2019/05/29 19:45
『高校事変』
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
優莉結衣はかつて平成最大のテロ事件を起こし死刑になった男の次女
彼女の在学する武蔵小杉高校を総理大臣が視察することになった
側近と学校幹部だけが知る訪問当日、高校に武装集団が侵入
銃を乱射して多数を殺害し、残った生徒、教員を人質に立てこもる
校内に隠れた総理大臣を追う武装集団
結衣は並外れた身体能力と父のもとで身につけた知識を駆使して対抗する
彼らの真の狙いは何か
事件を操る黒幕は誰なのか
結衣は生き残ることができるのか
松岡圭祐の新シリーズ(2019年5月刊)は“戦うヒロイン”を主人公にしたバイオレンス・エンターテインメント
現代日本の社会政治状況とシンクロする設定に戦慄が走る