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BLAME! みんなのレビュー

  • 弐瓶勉(著)
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みんなのレビュー9件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (5件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (2件)
  • 星 1 (0件)
15 件中 1 件~ 15 件を表示

BLAME! 9

2002/12/25 23:46

真っ黒な本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近ますます凄味を増して目が離せない、SFコミックの傑作の最新
巻だ。

まずは前巻につづき、主人公霧亥が怖い! ますます怖い(^◇^;)。
そして霧亥の歩みと共にさまざまな顔を見せる都市構造体の姿は、
ますます磨きがかかってすばらしい。じっくり眺めてしまおう。

奇妙な相棒を得たものの、霧亥はふたたび1人に戻り(?)、物語は1
巻の雰囲気に戻った感じだ。そして出会う、さまざまな存在たち、
さまざまな思い……

また、暗闇の使い方や空間の描き方もすばらしいのだ。闇また闇、
そこをわずかに照らし出す光。闇の中にポツンと輝くディスプレイ。
暗闇の中に霧亥の顔だけがボウッと浮かぶ。あるいは、途方もなく
巨大な施設の中を孤独に歩む霧亥の小さな姿。息詰まるような狭い
空間から途轍もない大空洞へと息を呑むような大転換。SF的風景を、
これでもかと見せてくれる。

中でも、この巻の最終話「LOG.57 観測者」は、一種詩情さえ漂わ
せる凄味のある物語であり絵である。

次巻にますます期待がかかる、目が離せないシリーズだ。

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BLAME! 1

2002/01/06 03:51

廃墟を独りさまよう

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

 第1巻では、後にパートナーとなるシボはまだ登場しない。霧亥は空漠とした廃墟世界をひとりさまよう。

 延々と連なる異様な廃墟の風景、動くもののない空疎な空間、そこここで互いに孤立して暮らす人々。そして突如として爆発する問答無用のバイオレンス。霧亥の銃、重力子放射線射出装置のほとんどナンセンスなまでの桁違いの破壊力。

 霧亥の最小限の目的は示されるものの、なにがどうなっているのかほとんど不明。人間的なところがまるで感じられない主人公は極めて異様。外見こそ普通の人間のように見えるが、じつはかなり異質な存在であることが端々に描かれる。これらの謎が気になり出したら、それはもうこの作品に魅了されているということだ。

 ちなみに、LOG2において、霧亥がどこからか見つけてきた本を開いて一節を読み上げるところがあるが、あれはジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの短篇「雪はとけた、雪は消えた」の冒頭である。そしてその読み上げを聞いている両腕のない女性と妙に知的な犬(?)は、その当の「雪はとけた、雪は消えた」に登場するキャラクターに由来する。不思議なメタ構造である。ところどころにあるこういう遊びが楽しい。

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BLAME! 7

2002/01/26 05:43

非公式階層

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

 新たな階層、新たな装備、新たな敵に新たな仲間。舞台装置を一新し、新たな物語が始まる。今度のパートは「非公式階層篇」とでも呼ぶべきか。

 霧亥たちは、暴走した建設者が適当に増設したという、非公式階層に至る。そこでは、2人の臨時セーフガードが、すでに250年以上に渡って、侵入した珪素生物たちとのにらみ合いを続けていた……。

 新キャラ、ドモチェフスキーとイコは、ほとんどこの作品の世界観を損なってしまうほどの今までにない個性の持ち主だ。ユニークなデコボココンビである。珪素生物たちも、今まで出てきた連中とは様子が違う。

 弐瓶氏はこれまでにも絵柄を変えてきたが、この巻に入ったあたりから、また変わったように思う。最近は、何と云っても暗闇の描き方がすばらしい。闇に沈むエレベーター内部の様子や、非公式階層から放逐された霧亥がひたすら歩む場面など、暗闇と、その暗闇をわずかに照らし出す光の表現にはほれぼれしてしまう。ひと皮むけた感じだ。

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BLAME! 2

2002/01/06 03:53

生電社とシボ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

 向う側が見えないほどの空隙に渡された橋を渡り、霧亥は人々が社会を形成している領域へと至る。生体工学を操る生電社の支配する塊都である。人々は生電社によって抑圧されているが、曲がりなりにも社会秩序は保たれている。

 空漠とした廃墟世界から打って変わって、舞台は人々の活発な活動が見られる世界に変わる。武器が手放せない殺伐とした世界から突然平和的な人々のなかに入った霧亥の戸惑いが面白い。種族によって体格が大きく異なるのもユニーク。ここの長身の種族の人々の間では、霧亥はまるで子供である。

 ここでは、今後の旅を共にすることになる科学者シボとの出会いがある。シボはこの階層からの脱出を熱望する魅力的な女性キャラクターだ。

 そして、この巻のラストでは、突如訪れた統治局の使者により、この世界が直面している問題が明らかになり、霧亥の使命の一端が明かされる。このシーンは圧巻だ。世界の見え方が一変するこの衝撃は、まさにSFならではの味わいと云えよう。すばらしい。

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ここから

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:忍者 - この投稿者のレビュー一覧を見る

弐瓶先生は海外に受けている印象ですが、きちんと現代の日本作家にも影響を与えています。ブラムを読めば、それを肌で感じることができるようになるかもしれません。

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増殖・乱立する建築物情景

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:亜綺羅 - この投稿者のレビュー一覧を見る

弐瓶先生デビュー作。
説明が無く、淡々と主人公・キリイが閉塞した構造都市を旅している……
様々な人間の集落。それらはどこか困窮し、互いに断絶ている。
機械化した人間?――珪素生物という呼称が後に判明――と、ネット端末遺伝子を持つ存在を巡っての争い、セーフガードと呼ばれる存在も在ること……
ここは何処なのか、何を求め、どこへ行くのかわからない。
その断片的で、見えないところに大きな何かを予感させる緊張感が心地よい。

決して上手とは言えない絵だが、小さな人間を圧倒する建築物と肉の塊の世界に惹かれる。

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面白い!!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:honto カスタマー - この投稿者のレビュー一覧を見る

端末遺伝子、超構造体、重力子放射線放出装置、基底現実などなんかかっこいい言葉が出てくるSFストーリー第2巻。今回は、重要人物「シボ」の登場がメインの話とても面白いです。読んでみてください。

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何だかんだで…

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投稿者:honto カスタマー - この投稿者のレビュー一覧を見る

最新作の『人形の国』含め、
この人の作品は全て読んでいるけど、
このblame!という漫画
あまりに突出して良すぎです。

そりゃあ
弐瓶作品の中で一番取っつきにくいです。
読者を完全に突き放した
説明一切無しの物語展開に
糞漫画だと低評価をする人は
必ずいると思う。

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なかなか情報量が多くておっつかない。

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投稿者:BlueSky - この投稿者のレビュー一覧を見る

このテの作品は多いけど、情報量が多くて一読しただけでは着いて行けない。じっくり何度か読むことをお勧めする。まあ、なかなか面白いので良いのだが。

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BLAME! 2

2002/07/20 15:30

体がいっぱいあるよー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:boogie - この投稿者のレビュー一覧を見る

七変化ヒロインこと「シボ」初登場の巻。
「1984」のように管理社会化された都市に迷い込んだ霧亥は、ネット端末遺伝子の有無を調べるべく「生電社」への侵入を試みる。
この巻で霧亥の探索の目的が明確になる。それだけでなく、多種族との出会いや、シボの「体がいっぱいあるよー体がいっぱいあるよー」がとても楽しい。
ここで初めて「メガストラクチャー」などのBLAME世界の基本的な概念が登場するので、探索の目的とともに、重要な巻である。

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BLAME! 1

2002/07/20 14:36

探索者

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投稿者:boogie - この投稿者のレビュー一覧を見る

ファンのあいだでも特に支持が多いと噂のBLAME第一巻。
セリフの少なさ、主人公の持つ武器「重力子放射線射出装置」の異常な破壊力、珪素生物、テクノ遊牧民、連なる廃墟、機械の群れ……それらが暗い画面のなかでひとつに溶け合って重厚で圧倒的な世界観を作り出している。
今巻では霧亥の探索者としての放浪と、つきまとう哀愁の影が強い。しかしそれだけに終わらず、珪素生物やクリーチャー達との戦闘は文句無しにカッコいい。物陰から現れる「駆除系」は必見。
ところで「クモイ」って「キリイ」からの連想でしょうか。

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BLAME! 8

2002/05/08 16:49

大展開!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

前巻で新登場のキャラクターたちから推測して、今回のシークエン
ス —非公式階層篇— は、だいたいどんな決着へと至るかについて
予想がつくと思われた。ネットではマンネリの危惧も囁かれていた
ものだが、だがしかし、ストーリーはとんでもない方向へ突き抜け
た。

いやはや、やってくれるものだ。驚天動地の大展開である。

そして何もかもが変化した巻末において、各キャラクターの状態も、
新登場のキャラクターの正体も、そして新たな敵キャラの正体も
(それどころか、敵かどうかさえ)不明というこの宙ぶらりん。まっ
たく目が離せない怒涛のストーリー展開である。

それにしても、最近どんどん人間離れしてきている主人公の霧亥で
ある。

まだこの作品をチェックしていないSF者がいたら、すぐにでも手に
取ってみるべきだ。

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BLAME! 4

2002/01/17 04:26

仇敵との遭遇

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投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「東亜重工編」の2巻目。壮絶な死闘の果てに、対セーフガードの戦いは一応の決着を見る。霧亥は重力子放射線射出装置の禁圧解除射撃で腕がちぎれかけ、シボはもとの体を失い、上位セーフガードのボディを乗っ取るはめになる。上位セーフガードのボディは少女態だ。霧亥より背が高かったシボも小さくなってしまった。

 それにしてもシボは何度も体を取り替える人である。最初に登場したときもそのパターンであったし、そもそも、名前の由来となっているベンフォード作品のシボも、体をなくしたり新しい体を得たりしているキャラであった。

 さて、東亜重工の内部へと進む彼らの前に、霧亥の仇敵、珪素生物が現れる。東亜重工の内部では、セーフガードの武器——重力子放射線射出装置は使用不能、ピンチである。さらに東亜重工の第8空洞の管理AI、メンサーブとその騎士セウも登場、次々と新しいキャラが登場するうち、珪素生物の侵攻を受けつつある東亜重工内部の様子が次第に明らかになる。

 珪素生物の2人は、無表情が支配するこの作品世界にはめずらしい熱血系のキャラだ。いい感じである。

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BLAME! 3 (アフタヌーンKC)

2002/01/16 03:59

巨大円筒状構造物

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この巻から——サブタイトルをつけるなら「東亜重工編」とでもなるか——新しいシークエンスの始まりである。

 シボと霧亥は、新たな階層へと至る。彼らは、はるか彼方に都市とは異質な巨大円筒状構造物を見る。この階層は、セーフガードが人々を殺戮しつつある危険な世界、霧亥は重力子放射線射出装置を持つ上位セーフガードに微小構成体を撃ち込まれ昏倒、彼らが危機に陥ったところを、円筒状構造物——東亜重工——の周りに住まう「植民者」の電基漁師に助けられる。

 身長が低いここの種族の中では、霧亥でさえ巨人である。ちなみに、のんびりしていてなんともいい味を出している彼らは、椎名誠の『武装島田倉庫』からのキャラクターに由来するとのこと。

 さて、この巻でも驚天動地の展開の大サービスである。霧亥は本来の機能を取り戻し、視野に映る表示の意味がわかるようになる。植民者のコミュニティはセーフガードの侵入により危機に陥り、そしてそう、この巻には、「怪獣大決戦」とでも呼びたくなる絵がある。このコミックでこんな絵を見ることになろうとは……もうどうにでもしてって感じである。

 霧亥と上位セーフガードのバトルはすさまじい迫力だ。そしてすさまじい迫力のまま、話は次巻へとなだれ込むのである。

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BLAME! 1

2001/07/14 23:52

大人の読むマンガ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pizala_mix - この投稿者のレビュー一覧を見る

 何度も読み返してしまう作品。それだけ、薄っぺらな内容ではないことは分ってほしい。主人公に魅力があるとういうのではなく。描かれている世界がミステリアスで、先を知りたくなるのである。珪素生物ってなに。セイフガードって、葱の保護政策ではないよ。ジャンル分けすると未来物に属するのだろうけど、ブレードランナーやベルセルクとも違う独自の世界。これからの展開がとっても楽しみ。次回、単行本を予約してでも読みたい。

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