オハナホロホロ みんなのレビュー
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オハナホロホロ 2
2011/04/09 19:08
ゆうたに写しだされる大人たちの関係
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつまでも固定された関係なんて続かない。雨宮みちるにはコールセンターのスーパーバイザーとなるチャンスが巡ってくるが、その責任ゆえに受けるか否かで躊躇してしまう。南雲麻耶には桑原英資から積極的なアプローチがかけられるものの、みちるとの生活を壊したくないし、キープするというような選択をしたくないので、自ら離れようとする。
そんないろいろを写し取るように、保育園でのゆうたの行動には、見逃せない兆候が現れ始める。それを気にした保育園の望月先生は、色々と指摘をしてくるようになるのだが…。
子供は何も気づかないようで大人のいろいろなことを細かく見ているものだという話。特に、自分を守ってくれる存在には気を使って、時には無理な我慢をしてしまうこともあるだろう。そしてそのことに大人が気づけるかどうかは、大きな分かれ目になる。
刹那的な生き方から、もう少し先を見据えた生き方への転換を図ろうとする人々。しかしそれは、今の奇跡的なバランスの上に成り立つ生活を捨てる未来に繋がっているのかも知れない。
オハナホロホロ
2011/03/28 21:04
証のない人間関係を描く物語
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
翻訳家の南雲麻耶の家には同居人が二人いる。シングルマザーのみちるとその息子のゆうた。5年前に麻耶のもとを飛び出していったみちるが、息子を連れて戻ってきたのだ。
ひとつ上の階に住むヒロも加えて、血の繋がらない4人は家族みたいに暮らしている。でも、血でもない、婚姻でもない、ぼんやりとしたものだけで繋がっているので、ある日突然、不安になったり、つながりが切れそうになったりもする。そんな彼らをつなぐ、今はもういなくなったものとは?
息子のゆうたはほとんどしゃべらない、独特の世界をもつ不思議生物なんだけれど、すごくかわいらしい。その母親のみちるも、子供がいる子供という感じで、色んな実態を捉えている気がする。証のない人間関係を描く物語だ。
羽海野チカの絵やコマ割りと特徴が似ている印象があります。
オハナホロホロ
2013/01/15 20:27
ほんわかかと思いきや!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:結子*uco* - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は、誰と誰がどう繋がっていて、どうしてこの人はこんな気持ちになってるのか?と、人間関係が理解できずにいましたが
徐々に、あぁそういうことだったのか!と謎が解けていきます。
階下の人間のゆうた愛には癒されます。もうデレデレ。
半分は元恋人の血が流れてるのも理由のひとつ・・・なのかな?
それにしても偶然にしては入り組んだ人間関係。
ゆうたくんの半端ない可愛さがなければハマらなかったと思います。
羽海野チカさんの「冬のライオン」に出てくる女の子みたいな不思議な生き物です(笑)
あとがきの自画像は羽海野チカさんが描いてるとのことで、羽海野チカさんの元で修行を積まれた方なのかな?と思いました。
ゆうたくんと、ゆうたくんのお気に入りのぬいぐるみは似てるなーって思いながら読んでました。
1巻読み切りだと思って買ったら続きが出てる・・・
買わなくては!
2017/12/11 22:03
表紙で敬遠していたけど。。。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masetto - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙を見て、こういうのはと思っていたのだけど 読んでみたらよかった。 20代半ばくらいかな?の主人公マヤは昔ミチルという女友達と一緒に暮らしていたんだけど 彼女はある時出て行ってしまって5年後に再会したら 小さな男の子を連れていた。 そして再び同居。 仕事している女性ふたりと保育園に通っているゆうたと三人暮らし。 そこに同じマンションもニコという若い男性がいつもいりびたり不思議な家族?を作っている。 お互いが大事なのか? 好きなのか? ちょっと不思議な関係が 少しずつばれていくのだけど。。。
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