風雲児たち 幕末編 みんなのレビュー
- みなもと太郎
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風雲児たち 幕末編27 (SPコミックス)
2016/05/20 20:04
坂下門外の変。そして、大久保、西郷の薩摩藩。いつになったら大政奉還?
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「幕末編」も終わりが見えそうで見えないまま、27巻に達しました。
雑誌連載時の7話分が収められていますが、大きく坂下門外の変とくだりと薩摩藩の動きが描かれているといって良いでしょう。
幕末には「~の変」と呼ばれるような事件、歴史的事項がいくつもあり、坂下門外の変はどのくらいポピュラーかわかりませんが、まああまり有名でないものかもしれません。それが、何と1冊の半分ほどを費やして描かれています。いやあ、詳しいったらありゃしない。
そして後半は薩摩藩です。
これまでも薩摩藩については事あるごとに取り上げられていましたが、大久保、西郷が再び揃って時代の表舞台に出てこようとするところとなり、これからは薩摩藩の動向に一層目が離せなくなってくるのかと思わせられます。
それにしても、ようやく1682年初頭の話ですよ。果たして、大政奉還にまで、あるいは戊辰戦争まで、いつになったら辿りつくやら。
風雲児たち 幕末編24 (SPコミックス)
2015/09/30 13:22
最良の歴史書
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投稿者:さく - この投稿者のレビュー一覧を見る
教科書に載っている物事だけで、歴史は語れない。あらゆる出来事が相互に絡み合って進んでいくのだということを、切実に教えてくれる、最良の歴史書だと思います。
風雲児たち 幕末編21 (SPコミックス)
2015/09/12 01:00
桜田門外の変の全容が
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投稿者:お面コレクター - この投稿者のレビュー一覧を見る
大長編の風雲児ですが、この巻だけ読んでも桜田門外の変の全容が非常によくわかります。襲撃シーンの臨場感はもちろん、逃げた家来の探索や道の掃除といった事件処理、直弼の首をめぐるやり取り・・と、何度も繰り返し読んでも面白く飽きません。
風雲児たち 幕末編24 (SPコミックス)
2014/09/11 19:54
歴史小説よりもためになる(大学入試にも対応)
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投稿者:W124 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは、すべて購入していますが、その内容の深さには目を見張るものがあります。たとえば、桜田門外の変を描いた巻では、屋敷から桜田門までのわずか300メートルの間で起こった事件というのを初めて知りました。
このように今まで知らなかった事実を知ることのできる本です。
風雲児たち 幕末編24 (SPコミックス)
2014/08/16 20:10
大きな事件の狭間の時間。マンガとしては連載150話を超えた、ちょっとお祭ムードの1巻
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
24巻が他の巻と異なっていて、意外だったこと。
帯の各界著名人の推薦文が、竹内オサム氏だったこと。
マンガ評論・研究では第一人者であろう竹内氏が、今まで推薦文に登場してなかったのだろうか。
次に、カラー口絵が女性のイラストだらけだったこと。
もっとも、すぐ裏を見ればわかるが、「風雲児たち コスプレ美女コンテスト」なるもののイラストらしく、いつものようなカラー口絵とは趣を異にするものらしい。
そして、著者インタビューが載っていること。
これを読んで改めて、著者がこのマンガを単なる学習マンガではなく、正真正銘大河ドラマとしての幕末を描きたいのだということがわかりました。
それにしても、体力を温存して、最後まで描ききってほしいものです。
というように、この巻は、掲載雑誌での連載が150回を超えたところを単行本化したということらしく、本編とは異なるものがいくつか収められています。
本編は、薩摩と水戸の思惑の違いのことやら、徳川斉昭の死去、ハリスやヒュースケンのこと、村田蔵六とイネの再会、などなど、日本史の教科書に出てくるような大きな事件はこの巻では特にありませんが、大きなうねりが起きてくる前の段取りのような出来事がいくつも描かれています。
著者インタビューで連載150話で「ようやく折り返し地点」と言っている著者ですので、あと10年以上かかるのでしょうが、これまでのペースを維持して、体力勝負で頑張ってほしいものです。
ここまできた以上は、竜馬の活躍を見ないでは終われませんから。
風雲児たち 幕末編24 (SPコミックス)
2014/08/10 09:41
折り返し地点
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
斉昭公の死去から小栗忠順とピリリフの第一回談判までの、1860年から1861年にかけての1年弱を描いています。
個々のエピソードを追いながら、全体のストーリーを進行させていく漫画ですが、今回は国内に蔓延する不穏な空気、諸外国に翻弄される幕府の姿、政治・経済・外交全てにおいて、まさに混沌としてきた1年を描いています。
具体的には、水戸浪士の動き、斉昭死去、ナイアガラ号到着(遣米使節帰国)、万延小判の流通、和宮婚約発表、プロイセン通商条約締結(外国奉行堀憤死)、ヒュースケン暗殺、ポサドニック事件等々が取り上げられています。日本史の教科書には出てこない事件ばかりで、毎回勉強になります。特に、優秀な熱血漢である外国奉行の堀が切腹に至る経緯には幕府の末期症状が良く出ていましたし、自分を襲った日本人を一言も批判せずに死んだヒュースケンには感動です(そもそも話せる容態ではなかったのかもしれませんが・・・)。
巻末インタビューで、みなもと氏は「ようやく折り返し地点ですな」と話していて、300話くらいまでの構想のようです。みなもと氏は67歳。完成するのは80歳くらいとのこと。がんばってほしいと思いました。
風雲児たち 幕末編23 (SPコミックス)
2014/01/05 14:14
遣米使節団顛末
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻から引き続き、ほぼ全編が遣米使節団の訪米エピソードが描かれた『風雲児たち幕末編』第23巻です。
日本史を学校の勉強として習った者からすると遣米使節団と言えば咸臨丸、咸臨丸と言えば勝海舟といった認識しかありませんでしたが、これを読むと使節団そのものは別の船を利用していたり、かなりの人数で動いていたり、アメリカの中で歓迎もされ驚きもされ、勝海舟やジョン万次郎、福沢諭吉らはそれぞれの想いや思惑の中で動いていたということを知らされます。
特に使節団中にいた立石斧次郎については、驚きの連続です。訪れる先々で人気者となり、新聞等にも取り上げられ、歌まで作られてしまうなどという、幕末当時、アメリカで一時的にとは言えこれだけ注目された日本人がいたということは、とても教科書では学ぶことができないことです。
さらに、これは著者の推測がかなり入るわけですが、遣米使節団を歓迎したアメリカ側の事情と絡めて、それが南北戦争にまで及ぶなんてことも、学校の授業では教えてくれないことです。
そうしたことが私たちの実生活にどれだけ役に立つか考えると意味ないことになってしまいますが、少なくとも私たちのこの時代からせいぜい百数十年前にも日本人は生き生きと動き、時代を作っていったのだということが迫ってきます。
相変わらず遅々とした進み具合の『風雲児たち』ですが、1860年頃までやってきました。同時並行的にいろいろなことが起きているので、この後も話はあちこちしながらいくのでしょうが、何とか明治維新まで(あるいはそれ以降まで)辿りついて欲しいと思います。
風雲児たち 幕末編23 (SPコミックス)
2013/12/31 10:51
万延遣米使節団マスコット・ボーイ「TOMMY」
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻に引き続き万延遣米使節団の渡米談です。日米修好通商条約の批准書の交換直前から帰国直前までの、1860年の数ヶ月間を描いています。
中でも、万延遣米使節団マスコット・ボーイ「TOMMY」の話は笑いました。全米を熱狂させるなんて、凄いです。その後のトミーを知りたいと思い、調べてみると、なんと長野智子アナウンサー(テレ朝)のご先祖さまとのこと。2度びっくりです。
使節団一行はペリー邸も訪ねているのですが、この時にはペリーは既に亡くなっていたのでした。小栗忠順のフィラデルフィア造幣局視察での小判分析の話も関心しました。また使節団とは関係のない話ですが、当時江戸の町を守っていたのは、あの「新門辰五郎」だったとは驚きです。単なる火消ではなかったのですね。等々今回も知らない話が満載で、一気に読み終わりました。とにかく、みなもと氏は良く調べていて、毎回勉強になります。
ところで、最後に登場する謎の薬売りの正体は、一体・・・?次巻が、また楽しみです。
風雲児たち 幕末編20 (SPコミックス)
2012/05/19 12:08
私大の専門の入試にも対応か!?
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投稿者:W124 - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり、マニアックな漫画でありますが、ほんとうの歴史がわかる本です。私大の専門(歴史的分野)の入試レベルを超えていると思います。
この号は、桜田門外の変のいきさつが描かれていて興味深いものです。