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日米地位協定の現場を行く 「基地のある街」の現実 (岩波新書 新赤版)
なぜ米軍による犯罪・事件を裁くことが難しいのか。なぜ騒音被害や環境汚染を止められないのか−。「国の専管事項」である安全保障が日常を脅かしている実態と原因に迫る。【「TRC...
日米地位協定の現場を行く 「基地のある街」の現実 (岩波新書 新赤版)
日米地位協定の現場を行く
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商品説明
なぜ米軍による犯罪・事件を裁くことが難しいのか。なぜ騒音被害や環境汚染を止められないのか−。「国の専管事項」である安全保障が日常を脅かしている実態と原因に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
なぜ日本では米兵の犯罪を取り締まることができないのか。なぜ騒音被害や環境汚染を止められないのか。なぜ基地のそばで暮らしているというだけで数多くの悩みを抱えねばならないのか。――積み重なる「なぜ」の原因は日米地位協定にある。「国の専管事項」である安全保障が私たちの日常を脅かす。その実態と原因に迫る。【商品解説】
繰り返される事故や騒音被害……「国の専権事項」である安全保障が日常を脅かす。その実態に迫る。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1章 日米地位協定とは何か
- 日本側が把握できない米軍事故
- 日米地位協定の性格
- 日米地位協定の問題の整理
- 米軍による民間空港・港の使用
- 米軍基地の環境汚染・検疫
- 米軍の刑事・民事責任
- 規定なき在日米軍の飛行訓練
著者紹介
山本 章子
- 略歴
- 〈山本章子〉1979年生まれ。琉球大学人文社会学部国際法政学科准教授。博士(社会学)。「日米地位協定」で沖縄研究奨励賞、石橋湛山賞を受賞。
〈宮城裕也〉1987年生まれ。沖縄県出身。毎日新聞記者。
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紙の本
全国各地の米軍基地がある場所を取材した内容です。
2022/07/06 13:51
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
米軍基地と聞くと沖縄のイメージが強いですが、当書は沖縄以外の各地の米軍基地がある場所を著者(お二人の共著です)が実際に取材して、それを書籍化したのが当書です。
沖縄以外の米軍基地がある場所の地元住民でも、米軍があることに不満を感じている方々がいる、という事実を知ることができたのが、当書を読んだ最高の感想でした。視点が増えました。考えさせられる内容でした。
そして、文章が非常に読みやすかったです。
紙の本
日米安保体制を支持する人ほど読んでみる価値あり
2022/06/28 18:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
日米地位協定と言われても、何のことかわからないのが普通だと思う。私も読むのをためらうテーマである。そもそも、日米安保条約から始まり、日米地位協定とこの取り扱いを定めた日米協議の議事録まで読まないとわからない言われるとウーンと唸ってしまう。
これを在日米軍基地と米軍が自由に使える自衛隊基地。それどころか、日本のどこでも米軍が訓練に使えるというのはどういうことかと思ってしまう。
これを条文等に沿って解説されても頭が痛くなるのは当然だと思う。この「日米地位協定の現場を行く」という新書で、現実に沿いながら解説されると少しはわかりやすくなるし、本書はそれに応えていると思う。
「はじめに」で、筆者の一人である宮城さんは、沖縄出身の記者であることから、自らの心情にも触れながら書き出す。
在日米軍基地は、狭い沖縄に集中しているが、沖縄が求めたものはない。
日本が第二次世界大戦で敗北を喫し、ファシズムに勝利した連合軍に占領され、日本全土に占領軍が基地を配置したが、米軍を中心としており、次々と米兵が犯罪や事件を引き起こした歴史的事実は動かしようがない。結果、米軍基地を追い出す住民運動が盛り上がり、結局、アメリカが支配する沖縄に基地が移される。1972年に沖縄が日本に返還されても、基地は沖縄に移されている。
ここで、安保条約とは、特に条約を実際に動かす日米地位協定とは何かと第1章で解説する。そもそも、戦後、日本がサンフランシスコ講和条約で独立を回復され、1960年の日米安保条約で占領から対等に変わるはずなのに、日米地位協定とこの運用を協議する場での議事録で骨抜きにされることをわかりやすく示す。
日米地位協定の問題整理を4点にまとめている。また、在日米軍の飛行訓練の定めがないことから、日本のどこでもできることになっていることを指摘する。さらに、協定の合意議事録の存在で、米軍の権利をさらに保障している。それも国民不在を明らかにする。そして、日米合同委員会の存在。この辺りは他書でも整理されているところである。
米軍基地が沖縄に集中しているから、沖縄の基地のことを書いているかと思いきや、第2章は「三沢基地―青森県」、第3章「首都圏の米軍基地」、第4章「岩国飛行場―山口県」、第5章「自衛隊築城基地ー福岡県」、第6章「自衛隊新田原基地ー宮崎県」、第7章「馬毛島ー鹿児島県」、第8章「嘉手納基地ー沖縄県」というように、「基地のある街」の現実を描こうとする。
沖縄の経済の基地依存度は大きく減らしてきており、中国の経済発展、軍事力増強の中で、米軍が徐々に引き、自衛隊が前面に出ていることは多くの方が知っているだろう。本土の基地があるところは、大都会でなく、これといった産業がなく、基地に依存する問題を明らかにする。まさに、苦悩の中の受け入れとも言える。単純な問題でないことを示してくれる。
最後の「おわりにかえて」では、もう一人の筆者の山本さんは、在日米軍の海兵隊のグアム移転に触れ、日本から出ていけばよしとならないことに触れる。環境破壊の問題を取り上げる。安全保障の問題を現場に押し付けることでは何も解決しないことを示し、各々が考える必要があることを示す。
電子書籍
日米地位協定と沖縄
2022/09/05 06:38
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日米地位協定のえぐさを考えれば、沖縄県の方の住み難さは、大変理解出来ました。
紙の本
なんでもアメリカ様の言うことを聞きますよ
2022/09/05 10:19
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学に米軍ヘリが墜落した、米軍は加害者にもかかわらず、被害者(沖縄県民)を締め出し事故現場をいじくりまわし証拠を回収した、それは戦後すぐのことではない、2004年、つまり21世紀の出来事なのだ、それが日米地位協定、なんでもアメリカ様の言うことを聞きますよ、逆らいませんよというのがその協定の中身