違和感チェックの必要性を知る!
2023/07/09 14:02
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投稿者:野間丸男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「今だけカネだけ自分だけ」の輩が仕掛ける「ショック・ドクトリン」を、
自分の違和感センサーで見抜き、行動を起こす大切さがわかる。
知らないところで企てられているドクトリンを、見抜き・監視するための本。
私のショック・ドクトリン
マイナンバーという国民監視テク
命につけられる値札 コロナショック・ドクトリン
脱炭素ユートピアの先にあるディストピア
「何か変だなぁ?」と感じていた違和感の裏には、こんなことがあったのか?
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
うまく回っているときには大きな変更をしようとしても抵抗が大きいです。しかし、一度何か大きな問題が発生すれば、その問題によるショックが大きければ大きいほど、変化をさせるのは容易になりますね。
思考停止しないこと
2023/09/04 11:09
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』になぞらえ、堤未果さんが、日本の国内でもショック・ドクトリン的に進められている政策と、その背景をわかりやすく紹介。
マイナンバーカードや新型コロナウイルス対策、脱炭素などで、いったい誰がもうけ、誰が得をしているのかを問うている。海外諸国などとの比較や事例、一覧表などでの紹介もたくさんあり、
「今だけ金だけ自分だけ」という姿勢に流されることで、私たちが何を失い、誰をもうけさせているか、がよく分かる。
怒りを抑え(誰かをバッサリ斬るのではなく)易しい言葉で丁寧に書かれているが、実はもの凄く恐ろしい現実。
私たちにできるのは、流されない、だまされない。違和感を大切に、思考停止しないことなのだろう。
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ショックドクトリンについて、分かりやすく解説されていてよかったです。その危険性と対策を、知らせていきたいです。
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マイナンバーについては、杜撰な制度であることが露呈しているタイミングで、とても勉強になりました。コロナワクチンの被害はいよいよ隠せない状況になっていますが、人とお金の動きから問題点を明らかにされており、こちらも勉強になりました。
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すべての国民に読んで欲しい本です。
読み終わってかなりのショックです。日本、大丈夫だろうか…。
未来の子供たちのために、まず「知ること」そして「マスコミの言っていることを鵜呑みにしないで、自分の頭で考えること」から始めないといけないと思う。
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「今だけカネだけ自分だけ」の政治屋と富裕層にこの世界は支配されている。堤美香はなんども「あきらめないで」と書くが、読めば読むほど絶望感がひろがる。マイナカード、コロナワクチン、コオロギ、EV車、太陽光パネル、インボイス・・・。選挙に行かない人も多いなかで、どんな希望があると言うんやろ。この本は、すべての人に読んでもらいたい。
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一気読み!
恐ろしいことが起こっていることが書かれている。
新自由主義はちゃんと国民が見張らないと公営を民営化されまくっている。
たとえば水道の民営化とか。
何て恐ろしい!!
なんでも自分たちできちんと考えること。
よい部分だけを見たらダメだって知った。
政府から見張られるのは嫌だからマイナカードはますます作りたくないと思ったし、世の中変やなぁって今までなんとなく思っていたことに名前がついたんだと気がついた。
小学生のころ、先生にチクるんじゃなくて作文に書いて問題提起したことも思い出した。
ワタシにだってたぶんまだまだやれることあるのかも。
ショック・ドクトリンに立ち向かうこと。
すごくためになったのでみんなに読んでほしいなーとTwitterで宣伝しまくってます。
そして読んだ本は親に渡しました!
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確かに政府の無駄遣いには目が余るし、書いてあることのかなりの部分が真実とは思うが、決めつけや煽り過ぎの表現もあるように思う。太陽光の初期の固定買取制度で儲けている輩には悪い奴もいるが、太陽光のシステムや設備全てが悪い訳ではない。
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●なぜ気になったか
「マイナンバーカード」基本的には賛成だが、不具合に不安増大、強硬な切替推進に違和感。政府の思惑を知るために読みたい
●読了感想
うがった見方をすれば確かに著者の主張していることを感じなくもないが、やみくもに不安を煽られてる感があり流し見するにとどまった。アマプラの評価がなぜ高いのか僕には理解できない
#堤未果のショック・ドクトリン
#政府のやりたい放題から身を守る方法
#堤未果
23/5/31出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
https://amzn.to/3p5Vh5m
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年度末の大掃除で部屋の隅っこから発掘された本で、記録によれば昨年(2023)の7月に読んだ本です。この本の筆者である堤女史の本はこれで4冊目になります。
大学を卒業して35年間働いてきましたが思い起こせば、入社年に日経平均が当時の最高値をつけてから、ずっと経済は低成長のままで、先日35年振りに日経平均がそれを越えたとニュースになりましたが、日本の経済の将来はどうなのでしょうか。
振り返ってみると、この4年間振り回されたパンデミック、さまざまな地域における戦争等「歴史は繰り返す」と言われますが、見方を変えれば、誰かが仕掛けて儲けているとも考えることができる様な気がします。
毎日のニュースを見ながら、そのように頭の片隅で思っていたことを堤女史は本にまとめてくれました。興味を持って読ませていただきました。
以下は気になったポイントです。
・あらかじめ用意しておいた新自由主義のショックドクトリン(規制緩和、民営化、社会保障切り捨て)を、まず「チリ」で実証実験した。二国間の国際交流を活性化する、という名目で交換留学制度を立ち上げて、チリから大量の学生を呼び寄せる。自己負担ゼロの奨学金制度を利用した学生はシカゴ大学でフリードマン教授の新自由主義を学び、卒業後は母国チリに戻り、政府高官、政治家、大企業の二代目などの要職について新自由主義の導入に尽力した(p42)この後、ブラジル、アルゼンチン、アフリカ、中東、イギリス、アメリカ、タイ、韓国、ロシア、中国、日本(小泉政権以降何度も)に導入された(p44)
・日本には、マイナンバー・新型コロナパンデミック・脱炭素が仕掛けられている(p54)
・政府はマイナンバー制度を施行した2016年から、霞ヶ関の中央省庁で公務員の身分証明書とマインナンバーカードを一体化させた「マイナ身分証」をいち早く導入させたが、これに危険を感じた、防衛省・外務省・警察庁・内閣官房・公安調査庁は反対文書を連名で作成して導入しなかった(p103)
・マイナンバーがないと行政が追加でできないことは、1)全国民の金融資産をリアルタイムで完全把握、2)国民の思想と行動を把握する(p114)
・現代の日本で国民の金融資産を没収する方法は、国会審議だけではない、議長である総理・内閣官房長官・金融担当大臣・財務大臣・日銀総裁・金融庁長官の6人で構成される「金融危機対応会議」で決められる、ターゲットは預金よりも、株などの金融資産(p115)
・2022年12月2日、参議院本会議で改正感染症法、改正予防接種法が成立し、2024年からの紙の保険証廃止と、マイナンバーカード取得の実質義務化が決定した、これによってさらに決まった新ルールは、1)知事の権限が強化、2)製薬会社が支払うワクチン関連の損害賠償を国が肩代わり、3)感染疑いのある人は「自宅待機指示」が可能、拒否した人は懲役・罰則、4)ワクチン接種時にマイナンバーカードを使った場合、政府などが記録確認可能、5)マイナカードをワクチンパスとして利用(p120)
・何もかもデジタル���することは、場所を取らずスピードも上がって便利な反面、セキュリティ面では最悪、自然災害で通信遮断もある、災害時に紙の保険証やお薬手帳がいかに大事であるか忘れてはならない(p128)
・2022年10月、ファイザーの幹部を参考人として招聘した日、欧州議会議にて「我が社のワクチンは、販売前に感染予防効果のテストなどはしていない」と言った、まさかの事実に議場にざわめきが走った、彼らはそこを信じて45億回分のワクチンを大量購入したので(p177)
・日本で2023年2月までに、約7783万回分のコロナワクチンが破棄されていた、2000億塩分を捨てていながら、まだ大量に作らせようとしている(p187)
・2023年2月には、ショックドクトリンの本命である「パンデミック条約」の一部として出てきた、アメリカの保守系シンクタンクから「反対しろ」との声が上がったが、日本では全く報道されていない(p202)
・ショックドクトリンの特徴の一つは、緊急事態を理由に導入されたシステムが、平時になった後も撤去されずにそのまま残され、いつの間にか定着してしまうこと(p216)
・2023年2月にアメリカ海洋大気庁が公表したNASAの最新データは、地球が過去8年ずっと冷え続けていることを示している(p234)
・国際再生可能エネルギー機関によると、使わなくなった太陽光パネルのうち、リサイクルされているのは10枚中、たった1枚、部品に使われている有毒物質の処理方法は、世界にまだ存在しない、早い段階に太陽光発電を導入したカリフォルニア州では、カドミウムなどの有害物質の処理が大問題となっている(p240)
・値段を決める立場の人が受注する側の企業の関係者と同一人物というのはよくない、ワクチンメーカの日本法人執行役員が東京都の教育委員メンバーというのも似たケース(p255)
・2923年10月から始まるインボイス制度により、消費税免税対象だった年収1000万円以下の個人事業主は、10月以降「適格請求書発行事業者」として登録し、消費税を納めなければならない、登録しないと仕事の取引相手が税控除を受けられず、代わりに負担することになる。これにより契約をキャンセルさせる可能性もある(p217)
・電気自動車は、運転中に出すCO2は少ないが、搭載するバッテリーを作るプロセスでかなりのCO2を出す、他にも充電、発電を合計すると、走行距離が11万キロを過ぎるまでは、ガソリン車と大して変わらず、途中でバッテリー交換したら、そこからバッテリー生産過程で出したCO2が加算される(p259)
・世界で最も温室効果ガスを出しているのは、各国の軍隊、ダントツの1位は脱炭素制作の旗振り役であるアメリカ国防省、これがCOPで問題にならないのは、1997年の京都議定書で散々ゴネて、軍事関連の廃棄排出量報告義務から自国だけ外した、EU46カ国は軍用機分を一般飛行機に入れる工夫をしている、2015年には免除から任意となったが。中国はまだ途上国扱いで報告義務なし、イスラエル、サウジアラビア、インドも同様(p172)
2023年7月6日読了
2024年4月13日作成
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テロや戦争、自然災害やパンデミックなどの大惨事に国民が直面して思考停止しているうちに、驚異的なスピードで新自由主義政策を推し進め、政治家と仲の良いお友達企業だけが得をする。そのしわ寄せは国民の負担となり、福祉は切り捨てられていく。それがショックドクトリン。
日本でも小泉政権下で竹中平蔵がすすめた新自由主義政策で公的サービスが次々と民営化され、自己責任の名の下に福祉はどんどん切り捨てられた。
3.11の大災害をきっかけに、原発依存を減らし太陽光発電などの自然エネルギーへの補助金を増やすことになるも、そこに群がるの は政治家とのつながりがあるお友達企業だけ。(著者は時の政権と大企業を結ぶ「回転ドア」の役割をする人物が必ずいるという)いまその大企業の儲けを、なぜか国民が再生可能エネルギー負担金として、毎月の電気代として払っている。どことは言わないけど、孫○○の会社はこの時、メガソーラー発電などで長期契約を結んでいるらしい。
そういえば先日も国産の半導体の会社設立するとかで50億円くらい孫○○さんに補助金だすとか、塩崎さんが会見してたけど、適切な競争の結果かどうかは怪しい。ただ仲がいいだけかもしれない。
いま何かと問題になっているマイナンバーカード。コロナ禍で国民が思考停止しているなかで、給付金をスムーズに振り込むためとの理由をつけ、どんどん推し進められ、もう登録者が8000万人を超えた。しかし、情報漏えいや、他人に交付してしまうなど問題山積。何より個人情報を守るには分散管理(銀行資産については通帳と印鑑を別々に管理など)が危機管理の鉄則なのに、マイナンバーカードは全ての情報が一括管理。しかもハッキングなどで情報が漏れ、個人が金銭的被害を受けても、デジタル庁はビタ一文補償してくれない。なんて危険なカードだ! まぁ、仮に補償するとなっても税金で補填するだけたから、国民の損失には変わらない。儲かるのは犯罪集団だけ。
なぜにこんな危険なことを国家が推し進めるのかというと、国民一人ひとりの詳細なデータを一元管理できれば、為政者は国民をコントロールしやすいし、匿名化したビックデータをお友達企業に渡せば、それをもとに企業は大儲けできるから。GAFAが集めているようなビックデータを国家が集めてくれるんだから、そりゃ、世界中から狙われるわな。
返還しようかな、と読みおわったあと考えたが、どうせ紐づけしたデータのあとに、何月何日に返還、って付け加えられるだけで履歴は残るんじゃねえの?という気がして、まだ返していない。
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やはりお金のある人はどんどん金持ちになり、貧乏人はどんどん貧しくなる世の中なのか。著者の言うような改革ができるとは思えない。
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政府のジャッジを徹底的に性悪説、良くない観点で見たらこんな恐ろしい事が起こってますよ、をしゃべり口調でわかりやすく解説してくれている。
ショックドクトリンとは芸能スキャンダルで国民注意をひいている裏側でした緊急事態に政府外しれっとおかしな法改定や新ルールを通しちゃうこと。
脱炭素、マイナンバー、ワクチン接種…様々な事象の背景には必ず儲かる企業と政治家がいて、国民に不利益なことが起きている。
ポイントは緊急事態、耳なじみの良い言葉、ソレっぽい数値やデータ。これらが合わさった時は要チェック。
大切なことは違和感を持つこと。ソレが我々国民に出来る第一歩だ。
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書店で見かけた時は、胡散臭いな、陰謀論めいた過激な政府批判か、と横目で見てスルーしていました。
『村上信五クンと経済クン』というラジオに、堤さんが出演された回を聞いて、聞き流せない衝撃的な事柄のオンパレード、そしてとても聴きやすくわかりやすい堤さんのお話に興味が湧きこの本を手に取りました。
常々、政府の対応がおかしいと思った時、見過ごせない時は頻度は多くなくとも首相官邸や自民党、選挙区の議員のサイトに意見を送って意思を伝えることを大事にしてきました。
SNSの世界で垂れ流すだけではなく、きちんと声を届ける。
今までもこの世の中に呆れて辛くて諦めそうになることは多かったのですが、実際は自分が思っていた以上に、広く深く悪い方向に進んでいたことをこの本を読み思い知らされました。
一個人のことで放っておけばいいのに芸能人の不祥事のニュースや必要以上に事件の被害者のことを掘り下げるワイドショーの報道に、ワイドショーは見てられない、と見ることをやめました。
特に薬物逮捕の場合は、何か政府が隠したい法案を通すのではとSNSでまことしやかに囁かれるようになり、私も怪しいな、と思って芸能人に関する報道に振り回されないように、と思ってきました。
ただ、かなりの数、SNSで目につくのは、自分だけが真実を知っているかのような優越感にひたり、愚民たちを目覚めさせなくてはならないと暴言スレスレ品位のない言葉遣いでくる日もくる日も会話になってないのに噛みつき続ける、所謂『陰謀論』の人たち。
私は、東日本大震災の後、陰謀論に染まりました。何もかもが怖くなり、日本が売られる、侵略される、と怯え、好きなアイドルすら秘密結社の広報で、と疑い正気を失っていた時期があります。
誰が書いたかもわからないブログ、簡単にアクセスできるところに世界の秘密はないです。自分だけが何故知り得たと思うのか、専門的に学んでもいないのに何故専門家に上から目線で否定するのか。
陰謀論の人たちの中には、本当に世界をより良くするためというよりかは、優越感に浸り横並びの仲間意識に浸っていたい人もいるのかなと思っています。
でも、最近は、否定しきれないところもあるのかなと思っています。
行きすぎた批判や妄想は論外ですが、おかしいなと感じたことに理性的に声を上げることは大事だなと。
安直に陰謀論とこの本を結びつけるのは乱暴ですが、遠からず近からずに思えます。
なんにせよ、政府に文句を言うことを考えない、政府の言うことは全部批判するという思考を放棄した行動ではなく、さまざまな判断材料と自分が培ってきた/身につけている感覚で判断して自分の意見を持ち、行動することが大事なのだろうと思います。
この本、堤さんの良いなと思うところは、私が今まで陰謀論派の人で嫌だなと思ってきた上から目線、高圧的、馬鹿にする態度がなく。今からでも間に合う、頑張りましょう、これからです、という励まし寄り添いあう柔らかな物腰です。
この本を書くに辺り、何度もふざけた金の亡者達の横暴に怒りが湧いたのでは、と思います。
暴言を吐かず、諦めず、切々と書き連ねていった堤さんの根気を思うと、応えなくてはと思わされます。
SNSの意見は、とても危うく、一般人に見えてもどこか誘導的(政府に有利なようにうまく言論展開して世論を操作する感じ)な人が目に入ります。
でも、あなたが惑わされそうになってるその意見を言ってる人のこと、よく知ってる?と画面の向こう側のたくさんの人に問いかけたいです。
誰も責任をとってくれない、甘い囁きに流されてはいけないなと。
声を上げなきゃいけないことが多すぎて、なんでそんな酷いことができるの?と人格を疑うような人たちが多くいて。でもこの本を読むと政治家の中にもまともな人もいるし、外国では民衆が声を上げて民主主義を取り戻した国もある。
今を嘆いて何も行動せず受け入れ流されるのではなく、一歩ずつ少しずつでも抗い、頑張りたい。
「2012」というパニックムービーが、いつか現実になるんじゃないかと思うときがちょこちょこある。
涙を飲む一般人も多いかもしれないけれど、限られた人だけの船に潜りこんで、私たちの意志を引き継ぎ未来を生きる人が少しでもいたらいいなとか。ちょっとの希望を抱き、頑張る。