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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.7 47件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1998/03/10
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/398p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-721840-2
文庫

紙の本

緋色の記憶 (文春文庫)

著者 トマス・H・クック (著),鴻巣 友季子 (訳)

【アメリカ探偵作家クラブ(MWA)エドガー賞最優秀長篇賞(1997年)】【「TRC MARC」の商品解説】ニューイングランドの静かな田舎の学校に、ある日美しき女教師が赴任...

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緋色の記憶 (文春文庫)

税込 792 7pt

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商品説明

【アメリカ探偵作家クラブ(MWA)エドガー賞最優秀長篇賞(1997年)】【「TRC MARC」の商品解説】

ニューイングランドの静かな田舎の学校に、ある日美しき女教師が赴任してきた。そしてそこからあの悲劇は始まってしまった。アメリカにおけるミステリーの最高峰、エドガー賞受賞作。【商品解説】

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みんなのレビュー47件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

ミステリーというよりも純文学の趣

2018/06/10 23:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

初見の作家さんです。
過日読んだ作品の解説で香山二三郎氏が1990年代を代表するアメリカのミステリー作家の一人として
スティーヴン・ハンター
マイク・コナリー
ジェフリー・ディーヴァー
と並んであげておられたので興味を持ちました。

スティーヴン・ハンター氏の作品は読んだことがないのですが、映像化されたものを見た記憶があるので、あと2氏の作品の印象と同様にトマス・H・クック氏の作品もきっと華々しいものかなと想像して読み始めました。

結果から言うと私の予想は大外れで、ミステリーというよりも純文学寄りの非常に抑制された文章を書かれる作家さんでした。
扱われた題材が姦通(日本のゴシップ的な表現でいえば不倫)であること。時代背景が1920年代のアメリカで姦通罪がまだある頃の物語であり、全体を通してナサニエル・ホーソーンの「緋文字」を思い出される表現が繰り返し出てきました。
解説を読むと日本の出版社もその辺りのことを意識してこの邦題にしたのかなと思いました。

この時代に限らず、アメリカという国に限らず、そしてキリスト教という特定の宗教に限らず、守るべきものである女性を保護しているという大義名分を掲げて女性という性を支配することに、また支配されることに疑いを持つことが憚られた世界の理不尽さが読み進める中で重く伝わってくる作品でした。

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紙の本

「記憶」の追体験

2006/06/21 21:22

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリの評を書くのは難しい。今、私はつくづくそう思う。結末がどうなったかのヒントになるようなことは勿論、結末がどう自分の心を動かしたかを書くこともできない。どんな言葉も、足元をすくわれそうで放つことができない。
それはクックの作品だから特にそうなのかもしれない。解説に書いてあったことだが、「雪崩を精緻なスローモーションで再現するような」という書評が本国ではよく用いられるそうだ。蓋し、言い得て妙だと思う。特に、スローモーションで、というところに私は共鳴する。
この本は人間の記憶そのものかもしれないと思う。老境に至った男が少年だった頃起こった殺人事件について思いめぐらす。だが、その思いめぐらしようは最初から順番を追って展開されるものではなく、女性教師と男性教師との交流、裁判の時の証言、事件そのもの、様々な事柄がゆっくりと、まるで水底からぽこりぽこりとあぶくが浮かんでくるように、とりとめもなく移ろっていくのである。私はもちろん彼ではないから、その語りようにいささかの戸惑いともどかしさを感じる。だが、それこそが人間の記憶というものではないか。個人の中でしかつながっていかない記憶というものを、クックは読者に体験させてみせる。それは不思議な、いささか不安を伴う体験である。
だからこのミステリの最後について、何も言うことはできないが、ある人間の生々しい「記憶」を「体験」できる作品として評価できる、ということは言っていいように思う。
気になったこととしてはあまりにも「この時の〜ほど〜だったことはない」という表現が多いこと。追憶に浸る時、人間は誇張に陥りがちになるのかもしれないが、もう少しさらりと流してもよいと思われる。

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紙の本

人生の節目で読むとまた違う

2004/09/30 01:17

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うさしー - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語は一人の老人の現在の生活の中で回想として語られる。

一体、過去に何があったのか。

ゆっくり、ゆっくりと物語はすすむ。
はじめは少々じれったい気もするが、語られる風景や若かりし日の老人から見た人間関係、それらが自分の目でみている様な気になってきて、気が付くと物語の中に引き込まれているので決して退屈しない。
ラストの数十ページに全てが詰まっているのだが…ミステリと言わず、文芸作品と呼びたい。

一体、誰が悪いのか。
人それぞれに考えがあり感情がある。他人には気を遣う。まして好意を抱く相手ならなおさらだ。
全てが善ではないが、悪とは言い切れないものがある。人の感情、気持ちというものは本当に難しい。

読んだ時々の自分の年齢によって、また別の解釈ができるだろうと感じた。

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紙の本

田園小説のような味わい

2002/05/16 18:35

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろぐう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 これはミステリファンの中では好き嫌いが分かれるだろう。1997年度のMWA最優秀長編賞を受賞した作品だが、限りなく普通小説(メロドラマといってもよい)に近い。5年前に書かれたとは思えないくらいゆったりとした、いわゆるジェットコースター小説とは正反対の、田園小説のようなお話。
 舞台は1920年代の保守的な小さな村。登場人物も少なめで、語り手の老人が少年時代に起きた事件を回想するという設定。登場人物も事件も、少年の目を通したフラッシュバック的な回想として語られ、登場人物たちがどんな心理だったのか、どんな行動をしたのか、実際にはどんなことが起こったのかということが、のらりくらりとヒントを小出しにしながら、読者の想像にゆだねられるように書かれている。
 というと退屈な作品と思われるかもしれないが、これが意外に面白かった。久々に物語の世界の中にどっぷりとハマって、本を読む楽しさを満喫することができた。ミステリとして考えても、展開やラストのツイストがほぼ予想通りであったにもかかわらず、謎解き主体の本格物よりもはるかに読後の充足感が高かった。普通小説として捉えても、そんじょそこらの純文学作品よりも文学的な感動を得ることができた。
 特に良かったのが、登場人物の誰ひとり憎めなかったこと。古い価値観や因習にとらわれ、異質なよそ者であるヒロインを追い詰める敵役を含めて、その人々の背景に偶然や必然を超えた人間存在の虚しさ哀しさのようなものが漂っていて、憎むことができないのだ。かなり共通項の見られる『レベッカ』あたりが好きな人にはお薦め。

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紙の本

暗くて、重い…

2002/01/21 00:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1997年のMWA賞受賞作。暗くて、重〜いミステリです。なぜかここのところ過去を回想する形のミステリを続けて読んでしまい食傷気味なので、ちょい点が辛いかも(^^;。
 人間は誰でも他人に絶対に言う事が出来ない、秘密を一つくらい持っていると思いますが、確かにこの主人公のような秘密を持っていたら、そりゃ〜、暗い人生ですよ。しかも自分のたった一つの秘密が、小さな共同体を解体してしまう…。
 読み終わって、ドヨ〜ンとした気持ちになるミステリでした。

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紙の本

思いやりが裏目に出る悲劇

2001/10/10 19:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:がんりょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

校長の息子は何をみたのか?
何があったのかは終盤まで明かされず、何かが起こったという前提で物語が進む。
そのせいか、前半はすごくいらいらさせられる。
最後に、何が起こったかが知らされたとき無力感に襲われてしまった。
人の好意や思いやりがこんな悲劇を起こすとは...

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紙の本

the

2001/01/19 02:45

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:松内ききょう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 老いた<わたし>が語る、あの日の記憶。家族、友人、ある日転任してきた女性教師、将来の悩み、初恋の甘い感傷…フラッシュバックのように章ごとに呼び起こされる、せつなく、そして時に忌まわしい青春時代の記憶は、一体読者に何を語ろうとしているのか。連載小説のように読者を引きつけて離さない、手法の妙技が光る。誰が誰に何をしたのか、少しずつ明かされていく事実が後半一気に結びつくとき、さらに悲しい事実が待っている。謎を謎として残した、その理由の説得力に、ただ読後ため息がもれた。

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紙の本

深い余韻を残す傑作

2001/01/17 18:43

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大鳥啓介 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は主人公の老人の回想録といったかたちをとる。カバーのイラストを見ても想像できるように全体的に静かで暗い作品である。最初は話がなかなか展開していかないが、謎を小出しにしていくのが効果的で、長編ながら飽きることなく一気に読むことができた。
 内容としては派手な展開があるわけではないが、ミステリーでありながらそれにとどまらず、いろいろな要素の入り混じった作品であるように感じた。
 最後の数ページの記述が深い余韻を残す。

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2005/06/04 23:00

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2006/06/02 15:31

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2007/06/17 15:56

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2000/08/31 23:02

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2008/12/26 12:27

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2010/04/03 14:19

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2010/09/16 18:30

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