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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1996/12/01
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま文庫
  • サイズ:15cm/358p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-480-03208-8
文庫

紙の本

百日紅 上 (ちくま文庫)

著者 杉浦 日向子 (著)

百日紅 上 (ちくま文庫)

税込 748 6pt

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百日紅(ちくま文庫) 2巻セット

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みんなのレビュー77件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

もっともっと楽しもう

2012/02/26 22:51

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:拾得 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「ひらひら」を読んでから、気になってしまい、今は亡き杉浦日向子女史の本作を手にとった。葛飾北斎とその娘お栄、居候の池田善次郎(後の渓斎英泉)を主要人物とする漫画である。久しぶりだったが、これまたとても楽しめた。いや、私の趣味をかなりかたちづくったのも、本作品ではなかったかと確認した。
 浮世絵師を扱ったという点を除けば、何かと対照的な2作である。劇画調に対し丸まるとした画風、扱う時代も数十年は離れ、作品の制作年も30年近い開きがある。親分(ごっこ?)が好きな国芳に対し、師匠らしさがあまりない偏屈オヤジの北斎の気質が大いに違うようだ。それでもなお、この二作にはつながりを感じさせる。というか「百日紅」を相当意識して、「ひらひら」が書かれているのではないかと感じた。
 まず、歌川国芳が両方に出ていること。「百日紅」では、まだ前髪のある国芳が、兄弟子国直と共に何度か登場してくる。そればかりではなく、国芳の有名な一枚が、さりげないところで背景としてはめこまれていた。これは驚いた。その国直は、歌川派に属しつつも、北斎の画風に惹かれる姿が描かれている。くわえて「豊国と北斎」の章では、両者の画風のちがいをさりげなく解説してくれている。
 「ひらひら」の時代には、北斎だけではなく英泉もすでに死んでいるのだが、さりげない会話で英泉が話題にされていること。英泉も「ひらひら」の主人公・伝八も武家出身である。
 北斎の本名は「鉄蔵」。そう、「ひらひら」の作家の筆名である。
 そんなつながりを楽しむ「余録」があった再読だけれど、もちろん、そんなことを気にしなくても楽しめる。偏屈オヤジと、そんな彼に「アゴ」と呼ばれる娘、女好きの遊び人の善ちゃん。そんな3人の「浮世」が、30話文庫版2冊で描かれていく。ただし、こちらの浮世は「怪」に密接に隣接していることが多いようだ。そんな怪とふつうにつきあいながら、日常と画業が営まれている。改めて見ると各話の扉には、北斎や栄泉の浮世絵が模写されている。これももう一つの楽しみである。
 初読のときは、絵師としてはまだ駆け出しのお栄と杉浦さん自身の姿を勝手に重ねて読み込んでいた。しかし、実の娘にテツゾーと呼ばれる父北斎もまた、葛藤の中にあるように感じた。仕事の依頼も少なくなく、名声もすでに高まっていたはずの時期である。意に添わない仕事は引き受けず、偏屈さも通すことができたわけである。しかし、それでもなお、自分の画業に満足しきっていないような、そんな雰囲気が垣間見える。孤高を通せたわけでもない。そんな3人の機微が楽しめる、そんな贅沢な1冊である。
 杉浦さんが早世されて何年だろうか。漫画家を「隠居」した時にも多くの人が嘆いたけれど、こんな贅沢な作品を残してくれたのだ。もっともっと楽しもう。

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紙の本

大江戸の春・夏・秋・冬を愛す。葛飾北斎が活躍していた1814年の江戸の町に出かけてみませんか?

2004/05/06 19:22

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る

文化11年(1814年)・江戸。浮世絵師・葛飾北斎と、娘彼女も優れた浮世絵師だったお栄、北斎門下の弟子で居候している池田善次郎。三人の身の回りに起こる不思議な出来事や怪異、あるいは日常のひとコマが描かれている漫画です。

三人が暮らす家の中の、まあちらかっていること。反古にした紙くずは散らばっているわ、その他もろもろ、足の踏み場もありません。その中に、ふとんを引っ被った北斎がいて、父親の代筆を務めているお栄(葛飾応為)がいて、遊び人の弟子の善次郎(英泉)がいて、部屋はこれでいっぱい。昔何かで読んで予想していたとおりのごちゃごちゃぶりでした。

意に添わぬ仕事はしない。しかし絵筆をとって描き始めるや、気韻生動、今にも動き出しそうな龍や化け物なんぞの絵を描き上げてしまう北斎。90歳まで生きた彼がまだ50代半ばの頃ですから、矍鑠(かくしゃく)としていて、一徹な頑固親爺を絵に描いたよう。その父親の許で、自らも浮世絵師としての才能を生かしていくお栄。女遊びをしながら、自分の得意分野で技を磨いていく善次郎。北斎とは対立する歌川派の浮世絵師ながら、北斎の画風を慕って出入りする歌川国直。彼らの生き生きとした息遣いと絵に賭ける情熱が、杉浦日向子さんの漫画から伝わってきました。

そして、絵の中から立ち上り、聞こえてくるような江戸の町のざわめき。物の怪やあやかしが生活の中に息づいている江戸の町の空気。それがとっても素晴らしかった!
例えば、お栄がジャンジャンと鳴る半鐘の音につられてだっと家を飛び出し、よその家の屋根に上って火事を見物する場面。例えば、北斎と善次郎が家の屋根に上って、景色を眺めながら会話をしている場面。例えば、国直と国芳(歌川国芳)が夜道を歩いて化銀杏(ばけいちょう)に会いに行く場面。
話のそこかしこに、江戸の情趣が、江戸の空気が感じられて、心なつかしい思いに誘われました。宮部みゆきさんの時代ものミステリや、藤沢周平さんの時代小説に通じるような味わい。人情の機微のあたたかさや粋な風情が心を明るくしてくれるような味わい。そうした胸に満ちてくるなつかしさ、あたたかさが、杉浦日向子さんの『百日紅(さるすべり)』上下巻にありました。

買ってから、本棚の奥のほうに長いこと寝かせておいた杉浦日向子さんの漫画。ふと気になって、今回読んでみて大正解! 大満足!
上巻の巻末解説「北斎に乾杯を」の中で夢枕 獏さんが、杉浦日向子漫画のもうひとつの傑作として名前を挙げていた『百物語』(新潮文庫)も、近いうちにぜひ読んでみるつもりです。本が手元に届くのが本当に待ち遠しい限り。

最後に、ちくま文庫上巻と下巻に収められている話のタイトルを記しておきます。
■上巻——「番町の生首(上)(下)」「ほうき」「恋」「木瓜」「龍」「豊国と北斎」「鉄蔵」「女弟子」「鬼」「人斬り」「四万六千日」「矢返し」「再会」「波の女」「春浅し」
■下巻——「火焔」「女罰」「酔」「色情」「離魂病」「愛玩」「綿虫」「美女」「因果娘」「心中屋」「仙女」「稲妻」「野分」「夜長」「山童」

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紙の本

杉浦日向子氏の江戸の世界

2024/04/04 09:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る

豊富な江戸時代の知識を備えられた杉浦氏。その知識と江戸時代を愛する気持ちから描かれた本です。その時代の空気の一端を味わえるかもしれません。

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紙の本

江戸の絵師を主人公に、江戸の暮らしを魅せます。

2020/05/08 23:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

花魁が描かれた扉をめくると、江戸の大火事。裸足で見物に駆け出すお栄。第一話目は、江戸の火事見物がやめられない性を描いて、北斎とその娘・お栄の暮らしを垣間見せる。読んで、ああ、これは好きな話だなぁと思う。物語は、葛飾北斎とその娘・お栄、その家に居候している池田善次郎(渓斎英泉)の3人の絵師を主人公として繰り広がる、江戸の暮らし。その暮しのまにまに、「妖怪」とか「魑魅魍魎」たちの気配が見え隠れもし、江戸人たちの死生観って豊かだなぁと気づき、根無し草みたいな現代の東京とどこでどう繋がりを切ってしまったんだろか?などと思う。
再々読ぐらいだけど、私にとっては、読むたび、読後感もずいぶん違う一冊です。

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紙の本

百日紅

2020/03/13 00:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んで本当によかった。ある程度の史実に基づき、作者独自の発想も加えている。
主な登場人物の北斎、お栄、善次郎の三人が、とても魅力的に描かれていて、ふとしたときに手にとって読みやすい。

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紙の本

北斎、お栄、善ちゃん、いつも会うと安心する

2016/08/11 20:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

「おちゃっぴい」に触発されて。上巻で好きな話は『豊国と北斎』『四万六千日』『再会』かな。むりやり選んでこの3話。『豊国と北斎』はそのタイトルの通り、両者の違いがはっきり描かれていて面白い。豊国が整然と画室を構えているのに対して、北斎んとこはゴミ屋敷ww汚くなりすぎると引っ越しを繰り返していたという。いいね。自由。天才故なんだろうなー。『四万六千日』は豊国門下生、国直と掏摸の源ちゃんの粋な一日。話がおしゃれすぎ。『再会』は歌麿の死に水をとったおたかが最愛の男に出会い旅立つ話。しっぽりそして落涙。美しい今際。

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紙の本

感心と得心

2015/06/02 15:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ダイ - この投稿者のレビュー一覧を見る

絵のタッチがあまりタイプではない気がして、それほど期待感はありませんでした。葛飾北斎の娘という設定も何だか地味そうで・・・
読んですぐストーリーに引き込まれました。ほろっとさせたり、頷いたり、秀逸な大人の物語です。
まるで上等の江戸前落語のようです、ごちそうさまでした。

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紙の本

浮世絵→漫画

2002/02/24 13:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 物語を表す表現形態は、映画、小説、漫画、戯曲……等々がある。一般に、漫画は小説よりも低く見られがちだ。しかし、優れた漫画は小説を凌ぐことが出来ると自分は思う。漫画では、小説ほど綿密な物語を表現することが、容量などの都合で非常に困難である。その為、必然的に軽いものが多くなり、そのせいで漫画という表現形態そのものが軽く見られてしまうのは残念だ。思うに優れた作品とは、漫画なら漫画、小説なら小説でしか表現できないような傑作のことを言うのではないだろうか。本書「百日紅」を始めとした杉浦日向子氏の作品は、どれをとっても「漫画ゆえの傑作」ばかりである。これが小説では、魅力は半減してしまうかもしれない。
 葛飾北斎とお栄の物語は、小説家の山本昌代氏も書かれている。山本氏もまた、淡々とした味わいのある物語を書かれる方で、ある意味、杉浦氏と共通した魅力が感じられるのが面白い。山本昌代氏なら、杉浦漫画の魅力を損なわずに、本書を小説化出来るかもしれない。 

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2004/10/02 02:35

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2006/03/20 05:28

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2006/04/23 16:35

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2006/05/08 16:52

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2006/06/20 23:19

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2006/11/28 00:42

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2007/01/18 11:06

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