ドクターは犬を愛す （クリスタル文庫 ドクター×ボクサー）

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

良い作品は年月が経っても色あせない魅力があることを感じさせてくれる作品。

2巻のラストの話で気になっていて坂本が
やっぱりな感じで・・・いい感じです。
気になっていたとおりで。
しかもいい男だ。
東の子供の頃の「さかもとー」って呼ぶシーンにきゅんとしてしまった。
誠くんはちょっと切なかったです。

加藤先生の過去がわさわさとでてきたりして
加藤先生の歪みの原因もわかってくる。
（母上怖い・・・）
とはいえ、徹くんの無意識な魔性はもう無敵というか、
魔性度があがっております。
「純真」と表現していますが、ちょっとこれ怖いくらいです。
加藤先生は徹くんに実は捕らえられたのではないかと混乱。
東くんにぺろりとカミングアウトしてたりするし。
帝国ホテル(笑)に乗り込んできた徹くんがまたすごいです。
ある意味無敵なチャンピョンです。
最後の子犬のシーンなんて加藤先生内心悶え死んでいると思う・・・

銃撃されてしまったカインにもチャンピョンになる道が出来たり
（良かったよー）
命が繋がっていったりと世界も拡がっていますね。

この巻で雑誌掲載分の文庫化は終わりだそうですが
シリーズはまだ続きます。
確かにこの巻までは小話仕立てになっていてその話は完結しているのですが
色々乱立してきてこの仕立てでは
無理が出てきているなぁって感じです。
拡がった人々と世界をきっちり描いて欲しいなぁって
思わせる作品でもあります。

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投稿者：ミントティー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

東とお目付け役の愛もあり、加藤の高校時代の知り合いがカメラマンとなって徹に絡んできたり、カインとアベルの共同作業による子犬も出てきたり、この巻でジュネで掲載されていたものはすべて収録された。あとは書き下ろしで続きます。ぶ厚い一冊、読み応えあります、すごくおすすめです。表紙の石原理さんのイラストもほれぼれ。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

加藤の過去を知るカメラマン、トレーナー西崎の後輩の相馬、加藤先生の患者の高瀬、そして新たに相馬のトレーナーになった藤代。彼らと係わることで徹も加藤先生も変わったのがよく分かる。
徹も加藤先生もお互い相手と同じような立場になったことで、自分のやってきたことを振り返ることが出来たのが良かったのだろう。
加藤先生と徹の関係がやっと対等に同じ目線になった気がする。

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投稿者：ふじのき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ムードメーカーの相馬がこの巻で登場。１話ごとに事件が起きて登場人物が増えてきたけど、皆どこか壊れてて寂しい人ばかりが、明るい相馬が投入されて話も明るくなってきた。相馬にも過去があるけど、ヤンチャぼうやのような人なのででてくると一気にたのしくなる。西條東が、徹にアドバイスを贈るシーンもいい。はじめ登場したときと比べるとものすごくかっこいい！徹と仲良くしているシーンはお気に入り。