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もう牛を食べても安心か(文春新書)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 18件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.12
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春新書
  • サイズ:18cm/242p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-660416-3
  • 国内送料無料
新書

紙の本

もう牛を食べても安心か (文春新書)

著者 福岡 伸一 (著)

もう牛を食べても安心か (文春新書)

778(税込)
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みんなのレビュー18件

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評価内訳

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  • 星 2 (0件)
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紙の本

万物は流転する

2004/12/26 14:44

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sheep - この投稿者のレビュー一覧を見る

狂牛病に関する本はこれまで数冊読んだが、この本、構成の巧みさは出色。

第一章 狂牛病はなぜ広がったか
第二章 私たちはなぜ食べ続けるのか
 我々はなぜタンパク質を食べつづけなければならないのか
第三章 消化するとき何が起こっているのか
第四章 狂牛病はいかにして消化機構をすり抜けたか
第五章 動的平衡論から導かれること
第六章 狂牛病原体の正体はなにか
第七章 日本における狂牛病

科学系の専門家による本に、哲学的考察があり、まさか臓器移植の是非、遺伝子組み換え食品まで論じているとは予期していなかった。
シェーンハイマーという若死にした学者が名付けた「動的平衡」という概念には驚いた。この謎の学者の略伝は興味深い。(第二章)シェーンハイマーが、重窒素を用いて発見した事実は、我々の身体を構成するタンパク質は、絶え間なく驚くべき速度で入れ替わっているということであった。生きていることは流れ、流れこそが生きていることなのだ。これは我々に馴染みの生命観で、あの鴨長明、方丈記の冒頭まで引用されている。「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし」
その哲学的考察「生命は流れのなかにある」ことが、まさに狂牛病の原因究明、説明に繋がっている。論理的な積み重ねの構成、まるで良質のミステリーを読まされているようである。薬害ヤコブ病がなぜ広まったのかも本書で初めて知った。医療ミスというより医療犯罪ではなかろうか。

本書の中で、マスコミが好んで用いる略語BSEをつかわず、あえて「狂牛病」という単語を用いていることを説明するコラムまである。
マスコミに記事の注文を受けて、「狂牛病」という用語を使ったところ、「BSE」と呼ぶのが正式なので、そちらに直してほしい、と言われたのだそうだ。正式な学術的名称Bovine Spongiform Encephalopathy(牛海綿脳症)の略語BSEでは、この病気が単なる記号のように思いこまされ、すでに人間が制御できるような状態になったかのような錯覚をもたらしてしまう。それよりは、誰ともなく、それにかかった家畜を見た人々がなづけた俗称mad cow disease(文字通り、狂牛病)という名前の方が、より強く、得たいの知れない、まだ人間の制御下には置かれていないこの病気を表現するだろう。14世紀に大流行した「黒死病」のように。(現在は肺ペストとされているようだ。)おおよそ、マスコミや政府による、カタカナや、英語略語利用は、実体を隠すためのものではと思っているものとして、この説明には強く共感した。(首切りをリストラと呼ぶ類の悪質な「言い換え」だ。)

略伝ということでは、プリオンの概念でノーベル医学生理学賞を単独受賞したプルシナーの項もドラマチック。実に戦略的なアクの強い人物のようだ。(第六章)偏執的に記憶のありかを探ったマコーネルの話もそれにおとらず興味深い。

そうした知的探検の最後に辿り着くのが、日本のうさんくさい「全頭検査緩和論」批判。
「リスク分析」という欺瞞という項が印象的だ。全頭検査緩和派の、狂牛病をフグ毒と比較するという基礎的歪曲。プリオンは可変的で可動的で、増殖を行うのだ。フグ毒はそうではない。フグ毒は自然のもので、しかも歴史的試練をくぐりぬけて今あるリスクだ。狂牛病は人災で、人為的作為、不作為によって蔓延したのだ。
この項の説明、アメリカの圧力で検査を緩和する行為は、血液製剤によるHIV感染や、フィブリノゲンによる肝炎を、政府、厚生省が放置し、何度も繰り返して来た愚の再現ではという懸念に裏付けを得た感があり納得。

ハンバーガー、牛丼、ビフテキ・ファンの方には一食分を本書に回されることを強くお薦めする。
読んだ後でも「安心して牛をたべられますか?」

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紙の本

不均衡の帰趨、狂牛病

2005/11/06 03:27

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:半久 - この投稿者のレビュー一覧を見る

こちらの、先行する素晴らしい書評が本書の読みどころを、的確に紹介してくれている。
・・・で、どうしよう、似たようなことを書いてもしょうがないし。
私も広くお勧めしたいことに変わりはないが、あえて2点ほど重箱の隅をつついてみる。
タイトル負けしているところがあるかもしれない。一般消費者としては単刀直入に、牛を食べてもいいのかどうかを教えて欲しい。まずそれが最重要関心事なのだろうと思うのだが、本書はそこにさほど多くの紙幅を割り当てていないし、Yes/Noではっきり答えてはいない。
しかし、通読すれば消費者が自己判断するための手がかりは十分に与えてくれると思うので、「タイトル負け(だとしても)」が本書の価値を下げるものではないだろう。
次に著者は、狂牛病プリオン原因説にかなり懐疑的なようだ。提唱者であるプルシナーを批判するのはいいのだが、その手法に疑問がある。以下はプリオン説を、「中世の神学論争と微塵も変わりがないわ」と痛烈に批判する学者を形容した文章である。
《研究者の間で、プルシナーのことをよくいう人を私は知らない。イエール大学医学部教授の神経病理学者ローラ・マニュエリディス女史は背が高く、エレガントで、その講演は立て板に水、よどむところがない。いつもほほえみを絶やさぬ紛うかたなき知識人である。詩人としても知られているほどだ。その彼女がプルシナーのことになると口汚く罵ることに全くためらいがない。》
どうも論敵を貶めるために、必要以上にお仲間?を美化しているように見える(考えすぎかもしれないが、他の登場人物にはこういった描写はない)。もし、ローラ・マニュエリディスの背が低かったり、エレガントでなかったりしたら、どうだというのだろう?
それから、おそらく著者が訳しているのであろうがプルシナーの発したコメントについて、「連中」や「奴ら」という言葉を割り当てている。実際、そのようなニュアンスでプルシナーは語ったのかもしれないが、なにか「やくざ」な印象を与えようとしているようで、すこしフェアでないような気がした。
もちろんこういったことは、ちょっと気になったという程度であり、本書の中では些末な話でしかないと思うが。
さて、文学的というのではないが、著者の文章と構成は巧みで読ませる。専門用語がこれでもかというぐらい頻出するので、従来なら私のような耐性のない読者は途中で投げ出してしまうのだが、本書にはむしろぐいぐい引きずり込まれた。
それは専門用語が、最小限の説明で(一応は)納得できるように本文に巧みに織り込まれているからで、読み進む上での障害にあまりならないのだ。「簡潔にして当を得た」とはまさにこのことだと思う。
7つあるコラムも興味深いものが多かった。
「ミステリーを読んでいるかのよう」という評も何人かから聞くが、そう思わせるのも著者の筆力のたまものである。やたらセンセーショナルにしたり、作りすぎてもいけないが、ただの学術論文になってしまっては一般層からはほとんど見向きはされないだろう。本書はそこのバランスもとれているように思う。
狂牛病対策は「リスク分析」でいいのか、著者が主張するように全頭検査をまだ続けたほうがいいのか、ぜひ本書を判断材料の一つに加えて欲しい。
ある調査では6割以上が反対だそうだが、「アメリカ産牛肉輸入再開、賛成か反対か国民に聞いてみよう」なんてことは小泉首相は言わないんだろうなあ・・・結局、再開が決まってしまった。
ルソーの言葉は、時代と地域を越えて日本にも当てはまるのだろう。
《イギリス人は、自由だとおもっているが、それは大きな間違いである。彼らが自由なのは、議員を選挙する間だけで、議員が選ばれるや否や、イギリス人は奴隷となり、無に帰してしまう》

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2006/09/19 06:02

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2007/10/09 09:40

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2007/04/23 19:14

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2013/07/01 20:06

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2008/06/18 20:49

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2008/02/17 23:31

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2012/03/29 21:01

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