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ダーク・タワー 4上 魔道師と水晶球 上 (新潮文庫)
高度な知性を持ちながら、自殺願望から無謀な超高速走行へと突入したサイコモノレール“ブレイン”。絶望的なスピードで暴走を続ける列車内部に閉じこめられたローランドたちが脱出す...
ダーク・タワー 4上 魔道師と水晶球 上 (新潮文庫)
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商品説明
高度な知性を持ちながら、自殺願望から無謀な超高速走行へと突入したサイコモノレール“ブレイン”。絶望的なスピードで暴走を続ける列車内部に閉じこめられたローランドたちが脱出する方法はただひとつ。「なぞなぞ勝負」で“ブレイン”に勝つこと!刻一刻と迫る死の影、絶体絶命の彼らに勝機は果たしてあるのか?そして、ついに明かされるローランドの過去とは。絶好調シリーズ第4部。【「BOOK」データベースの商品解説】
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ファンタジー世界で、『指輪物語』の真の後継者と呼ばれるのに相応しいお話といえます。読者に媚びることなく、キングが心から楽しんでかいている、それがよく伝わってきます。しかも今回は、恋・・・
2006/04/21 19:52
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「高度な知性をもちながら、自殺願望から無謀な超高速走行へと突入したサイコモノレール〈ブレイン〉。絶望的なスピードで暴走を続ける列車内部に閉じ込められたローランドたちが脱出する方法はただひとつ。「なぞなぞ勝負」で〈ブレイン〉に勝つこと!刻一刻と迫る死の影、絶体絶命の彼らに勝機は果たしてあるのか?そして、ついに明かされるローランドの過去とは。絶好調の第Ⅳ部!」
で、今回は書きたいことがありすぎて収拾がつきません。それほどの出来、私としてはキングのベスト、SF史上(ファンタジーですが)21世紀前半のトップではないか(実は、第一巻は1970年代に書かれていますが)と思います。この巻の特徴は、テンポのいい会話とチームワーク、そして活劇ですね。
まず、現事象での4人と一匹のチームワークが楽しい謎々合戦が冒頭にあるんですが、やはりこの巻の見所は、ローランドの過去なんですね。しかも、恋ですよ、こい。春よ、こい!その相手というのが、スーザンです。ローランドの口から彼女の名前が漏れたとき、少なくとも私はそれがスザンナである、ついにそうなったか、と妙に得心しちゃったんですね。なぜかっていうと、この巻の前半には、スザンナのローランドに寄せる複雑な思いについてかなり頁が割かれていて、それは多分彼女がエディについてはついぞして来なかったことだったと思うからです。
ということで、今まで旅を共にした連中は、今回は一歩下がって、ローランドの回想が核になります。そこでの主な登場人物は二人といっていいでしょう。一人は、この話ではウィル・ディアボーンと名乗る〈最後のガンスリンガー〉ローランド・デスチェイン。そして運命の恋人となるのが、ハンブリー郊外の村に住む十六歳の少女スーザン・デルガドです。彼らと仲間〈カ・テット〉となるのがアーサー・ヒースと名乗るカスパート・オールグッドと、リチャード・ストックワースと名乗るアラン・ジョンズ。そして〈旅人の宿泊所〉の雑用係の少年で意外な一面を見せるシーミーがいます。
それに対する悪の面々、まずクーズの丘に住む魔女、水晶球に魅入られたリーアがいます。そしてスーザンの処女を奪おうとするハンブリーの行政長官ハートウェル・ソリンがいて、さらにその用心棒ジョナス、ディベープ、レイノルズがいます。スーザンをソリンに売り飛ばそうとする伯母コーデリアも悪ですね。ところがです・・・
えへへ、ここまでにしておきましょう。好奇心がかき立てられたら、どうか『ガンスリンガー』からとはいいません、『運命の三人』から読み始めてください。『荒地』で一息ついて、再びこの『魔道師と水晶球』に戻ったら、もうノンストップ。ジェットコースター・ノヴェルとはディーン・R・クーンツの特許ではないことがよく分ります。キング、偉い!
高校に入学したばかりの次女に読ませましたが、彼女も絶賛です。現在、ローランドのイケメンぶりに感心している長女が取り掛かっていますが、べた褒めじゃあないでしょうか。
今まで沢山の『指輪』後継者を名乗る作品がありました。でも、それは所詮子供だましのレベル。政治こそ朧に感じられても、大人の恋もなければ当然のことながらセックスもない、そんな凡百のファンタジーが束になっても「勝てねぇー!」っていうレベルの面白さです。もうここまで来たらこのお話から降りることは出来ません。凄いです。
カバー装画はSteve Stone、今回はすこし持ち直したイラストはDave McKeanで、上巻に五葉、中巻に七葉、下巻に六葉ついてます。
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うーん。
2012/07/30 14:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MOG - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きな大好きなスティーブン・キング。
だが、彼は当たり外れが大きい。
と言うより、長編なんかは、一気に読ませる名作か、途中で中だるみして
最後もグダグダになってしまう駄作かの両極端だと思う。
今回のダーク・タワーは、ずっと読みたくて読みたくて、でも何だろう、
好物は最後に食べる感覚でずーっと読まずに温めていて、満を持して
購入した感じです。
シリーズを通して、あの世界観は大好きでした。
あの世紀末的な世界観はすごく好みでした。
だからぐんぐん引きつけられて、途中中だるみもあったけど、どんなラストに
なるんだろうとワクワクして睡眠時間も削って読んだのに、、
ラストはこれかよーーーー!って感じでガッカリ。。
途中あれだけ盛り上がった感があったので、消化不良な感じが残りました。
でも、途中の盛り上がりとワクワク感は彼だからこそ出せたと思うので、
それだけでも良かったかな。うん。