小さな国の救世主3 いまどき英雄の巻
著者 著者:鷹見 一幸 , イラスト:Himeaki
有力部族の結集を成し遂げ、反政府同盟軍のシンボルとなってしまった天才軍師シマオオカミこと、普通の高校生・龍也。 政府軍とまともにぶつかれば、互いに深刻な被害が出ることは必...
小さな国の救世主3 いまどき英雄の巻
商品説明
有力部族の結集を成し遂げ、反政府同盟軍のシンボルとなってしまった天才軍師シマオオカミこと、普通の高校生・龍也。 政府軍とまともにぶつかれば、互いに深刻な被害が出ることは必至。 戦わずして敵を倒す奇策を思いついた龍也は、最後のミラクルを狙う!
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だって本当にそうなんだもん
2006/11/12 22:18
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
トップに立つ人間には、実力以上に必要なものがあると思う。それは、運を引き寄せる力。実務能力は、優秀な人間を集めれば十分カバーできる。でも、運を引き寄せる力だけはそうはいかない。いくら最善を尽くしても、最後の歯車がきちんとかみ合わなければ全体は動き出しはしない。
達也の能力自体は、それほど飛びぬけたものではないと思う。自分にできることをやり、ただその想いをぶつけるだけ。でもその想いが、サラサを、サゴンを、ネリムやバンユーを動かし、ついには一つの国の方向性を変えてしまう。こんなに上手くいくわけがない、と言ってしまえばそれまでだけれど、そうは思わずに、自分の現実に基づいて行動するから、その揺るがなさに他の実力者がついてきて現実になってしまう。
これはハッピーエンドに見えるけれど、そうではない。セリカスタンの外では、市場原理という錦の御旗の下にさまざまな思惑がうごめいており、その干渉はこれからも続くはずだ。それをいかに乗り切るか、という大問題はまったく解決していない。物語はまだ続くみたいだけれど、どんな風に展開されていくのだろう。
電車男ならぬ紛争男?
2006/11/11 15:18
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
それなりに面白いとは思うのですが、民族紛争という重いテーマを軽々しく扱いすぎているように感じました
まるっきり軽いわけではないですが、結果的に人を死なせてしまっていたり目の前で人が死んでいるはずの主人公の能天気さがマッチしないという印象
チャットによる情報提供も普通すぎて、もう一捻りほしい感じ
キャラクター達も変に都合のいい人ばかりで、ストーリー的に必要という以上には立ってないですね
ラストは不穏な空気を残したままの引きで後味が悪く、一応の第一部完という形で綺麗に引いて欲しかったです