美しいこと 下 （Ｈｏｌｌｙ ＮＯＶＥＬＳ）

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投稿者：10　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

松岡(受)が大好きすぎて苦しかったです。

なんでこんなに仕事もできてイケメンで優しくて健気で完璧な人がこんなに辛い思いをしないといけないの。
寛末なんて止めとけよ、絶対に幸せにしてやるから私にしとけよ…！と謎の当て馬目線で読みました。

まぁそれは冗談ですが、途中からは本気で松岡を幸せにしてくれる良い男の出現を願っていました。こんなにバッドエンドを望んだ作品は初めてです。

でも最後はハッピーエンドで良かったと思います。
私としては寛末をもっと苦しめて欲しかったのですが…笑
そうしないと釣り合わないですよ…！
でも松岡が幸せそうなので良いです。
本当に良かったね、松岡…！

これを読んだ後は番外編の”愛すること”を是非。(現在特定の電子サイトでしか手に入りませんが)
松岡の幸せそうな様子にほっこりしますよ。

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投稿者：onew　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最初、講談社文庫で手に取り、文庫本では収録されていない続きが「Holly NOVELS」で出版されているのを知り下巻のみ購入。松岡の2度目の告白で寛末に縋るのを無惨に断わる場面で目頭が熱くなった。松岡の一途な想いが切ないのと寛末の優柔不断ぶりにもどかしくも、寛末の気持ちも分かる。リストラに遭いプライドが高い故、仕事ができる男に会うことも嫌悪感があり、その直後に迫られても色恋沙汰など考えられないのは普通の感覚かなと。淡々と綴られる恋愛模様の中に、個々の人物がしっかり息づいてリアルな感覚を覚えた。

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投稿者：Sota　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ほとんどが、廣末目線で、物語が進行します。
でも、どうしても、松岡目線で読んでしまうので、廣末の葛藤がある程度は理解出来るものの、松岡が可哀想すぎて・・・
最後に、それだけ辛い想いをした松岡が幸せになるところは、やっぱり感動しました。

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投稿者：はっしー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

２冊一気に読んでしまいました。ってか一気に読みたくなる作品です
読み終わるともう2人が可愛くてしょうがなくて。。大好きです！
もどかしくて、ドキドキして切なくて、健気さに目が熱くなり、鈍感、無神経さにイライラもありと、堪能しました。。
幸せなその後をもっと書いて欲しいです。

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投稿者：ゆう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

健気で一途な松岡にたいして、煮え切らないヒロスエにイライラとさせられた。もうかまわないでくれと願う松岡の言葉がとても痛かった。

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投稿者：ゆう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

松岡の一途さと比べて、ヒロスエのうじうじ感にイライラとさせられた。もうほっておいてくれという松岡の言葉が痛かった。それでも不思議と読むのをやめられなかった。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

２冊いっき読みです。
講談社文庫版では美しいことまでということは、
一般読者が受け入れられるのはここまでなのでしょうか。
ここまででも、「恋」というものの痛さと甘さをしっかり感じさせてもらえる作品ですが
でも、ここまででは松岡さんが痛すぎます。（心身ともに）
っていうか、松岡さんが切ないだけの話に終わってしまう。
単純に恋とはみたいな、他人に恋をするということをしっかり描いていると思いますけど。
中途半端な感じがします。
一方的にぼこぼこにされている感が強い。
寛末さんの気持ちには一向に寄り添える気がしない。

下巻の美しいことが55頁で終わってしまったのにはびっくりした。
（愛することはもっと短い作品だとなぜか思っていた）

しかし、みんながだまされるくらい美人さんだったのが短髪でさらにヒゲになってしまうとは！
そうして、自分の中から彼女を消したい気持ちが痛いです。
最後の「好きだってことを逆手にとらないで」って松岡さんの言葉も痛すぎるでしょう。
これで終了ならば、ちょっともやもや感というか読後感悪すぎる。

「愛しいこと」は寛末視点での話。
これまた痛い。
特に前半は酷すぎる。
寛末の逡巡が松岡には酷すぎだろう。
どうして、相手のこと（たとえ受け入れられなくても）人間としてもう少し慮れないのかと
憤りを覚えながら、
それでもそんなのでも好きなんだよねって松岡に対して思ってしまう謎の読み手になっておりました。
どうしてそこまで好きなのか・・・と。
寛末の優柔不断の卑屈な優しさは相手にとっては優しさでないのだけど。
それで期待と絶望を感じる松岡の気持ちに読み手が翻弄されるという。
だから、松岡さんの「優しいのは怖い」っていう気持ちも良くわかる。
今までの寛末の所業は鬼畜と言っても良いくらいだから！
しかも、嫉妬をもって「前って誰と」と問うあたり、「そこに正座しなさい」って叫びだしたいくらいです。
期待させては堕とすを１回ならずも２回もしてのけて、罪悪感がほとんどないところにいらだつ。
とにかく自分優先だもの。気持ちも行動も。
しかもあんな風に言っておいて（相手がどんなに傷ついているのか関係なく）相手は自分のこと受け入れてくれるという変な自信はどこからでてくるのか。
それと酔っ払って記憶なくしすぎ（何度それやるんだよって感じ←これは人として憤りを感じるというか私が現実的に許せないことなので）
結局そんな酷い男とわかっていても好きなままなのがやっぱり「恋」なの？
「あんなのにしなくったって」と悶える松岡さんの苦悩がわかる。
でも好きなのは理屈でないのが、恋なんでしょうねぇ。気の毒。
とはいえ、美しいことで私には全然未来が見えない状態だったので、こちらを読めて良かったです。
これないと松岡さんが報われなさすぎだわ。（恋は切ないってだけの話だと思う・・・）
というかこの話がなければ、この本再読しない気がします。
まあどんなに寛末がひどい奴でも松岡さんが惚れていてそれで良いなら何よりです。

この続きの小冊子もあるらしいのですが、
今となっては読めないのかなぁって未練たらたらで思ってます。
もう少し早くこの作品で出会いたかったです
初めて知った頃は私の琴線に触れてこない作者さんだったんですよね。
（食わず嫌いはいけないですね）

ちなみに日高ショーコさんの表紙絵
２冊並べると「これは買って正解」なんですよ。
並べてうっとりしました。こういう作り方好きです
挿絵も色々な松岡さんを楽しめて眼福でありました。
うん、こちら買って良かったです。

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投稿者：チキンペット　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

上巻にある、いかにもBL的な設定から一転、
美しい女性と思っていた受が実は男だったことに大変動揺&拒絶をする攻、どんなに拒絶されてもなかなか思いを断ち切れず
ついにはワイルド系に見た目をシフトチェンジする受…

健気な受がいじらしくてきゅんきゅん。

話全体のテンションが、王道かと思いきやわりとシビアな現実も織り交ぜてあったので要素の混ざり具合に戸惑いました。

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投稿者：FlozenLychee　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「美しいこと」松岡目線。
「愛しいこと」廣末目線。
奇しくも、上巻の前半で思っていた
「友達としてなら」という気持ちを、
下巻で寛末が抱くことになります。

木原さん自ら「あとがき」で、寛末のことを、
「優しく卑屈で、ちょっと無神経な」
「たちの悪い男」と評していますが、
ハッピーエンドって言っていいんだよね？
と松岡に訊きたくなります。
特に、後半の怒涛の追い上げは、松岡が言うまでもなく
寛末のテンションの賜物だと思うだけに、
感情の起伏にムラのある寛末が「また」醒めちゃうんじゃないの？
と安心できないのです。

ただ、木原さんの脳内妄想では「犬も食わないバカップル」に
成り果ててるそうなので、
結局のところ、
そっか、いいよ、松岡が幸せならば‥。
お見合い写真を背中に隠して
生温かく見守るおばちゃんになってしまうのですが。

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投稿者：さなにょろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレです。








「俺が廣末さんを好きだってことを逆手に取らないで」
こんな松岡のセリフが作中に出てきます。
その瞬間、私は廣末にドン引きしました。
それまでは、廣末の気持ちを多少なりとも理解し同調出来てたんですが。

高評価なレビューが多数あるので、気分次第で神作品になるのかもと思い
今まで何度も読み返していますが、廣末のモッタリしたところが好きになれず、降参しました。
でも、読んでてこれだけしんどくなるのだから、高評価である理由はわかりました。
ただただ私には合わなかっただけです。

お好きなかた、ごめんなさい。