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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 198件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2008/01/12
  • 出版社: 双葉社
  • レーベル: アクションコミックス
  • サイズ:21cm/142p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-575-94146-3
コミック

紙の本

この世界の片隅に 上 (ACTION COMICS)

著者 こうの 史代 (著)

【文化庁メディア芸術祭(第13回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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この世界の片隅に 上 (ACTION COMICS)

税込 713 6pt

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紙の本
セット商品

この世界の片隅に(ACTION COMICS) 3巻セット

  • 税込価格:2,13819pt
  • 発送可能日:1~3日

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みんなのレビュー198件

みんなの評価4.5

評価内訳

電子書籍

読み終えた今

2015/06/04 15:12

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アサコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

もともとこの手の本は嫌いだったのですが、ふと興味がわいて読んでみました。何が嫌いだったのか、読むまではぼんやりとしていたのですが読み終えた今はっきりさせることができました。今では作者さんに感謝しています。
自分は長崎を旅行した際、原爆資料館にも行ったことがあります。しかし映画の見すぎかはたまた欠陥のある人間なのか、とくに思うことなくただものすごい熱量の爆弾が落とされて、日本は負けに負けたのだと思ったきりでした。
こうしたテーマを扱う際、グロテスクな表現を多用するものも多いかと思います。でもそうした場面はとても少なく、またあったとしても作者の絵柄ではグロテスクさより悲壮感のようなものを感じたことが、私の中で印象に残り、また考える余力を残してくれたのだと思います。
ひたすらに腕だの足だのがちぎれたようなグロテスクな絵柄の漫画より、淡々と物事を受け止めるほかなかった心情がにじみ出る絵柄の漫画の方がよっぽど受け止めやすいかと思います。戦後七十年で取り上げられることも増えるかと思うので、この機会にぜひ手に取って読む人が増えればいいと心から思います。

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電子書籍

今まで出会った「戦時中作品」の中でも1~2番に入る作品

2016/11/11 12:40

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

昭和から平成の頃に小学生だった人にとって、戦争をテーマにした作品は強制的に見せられていたはず。

私もその一人ですが、
「恐い、恐ろしい、気持ち悪い、悲しい、惨め、見たくない、嫌だ」という気持ちだけが残ってしまいました。
教育としては、失敗例です。
当時作られた作品の多くは、実際に戦中~戦後苦しんだ原作者と制作者の自助としての作品が大半だと今なら言えます。
後世に残すことが第一優先であれば、あんなに主観的描写を優先する必要性はないからです。

そして教育面でいえば、広島で育った人と他地域で育った人には戦争に対する知識・認識にかなりの差があります。
地域医療の面でも大差がありますが、実際に会って話してその違いに驚きました。
彼らにとっては、祖父や祖母が被爆者。自身は被爆3世にあたります。
私の祖父母も同じ時代を生きていたのですが、一切を語りません。
今、日頃よくあいさつする近所の人は満州で生まれた人だと知りました。
…何も、聞けはしません。人の数だけ事情あり、です。

自発的に触れた作品から読み取ったのは、
『普段通り生活してたら、なんとなく”そういう”気風になり、色んな事が変化していった。』
ということ。
この作品も平凡に家族と支え合っていた天然な女の子が生きていた時代が「たまたま」。
そんな風です。そこがリアルだと思いましたし、まず、すずという女の子が好きになりました。
葉書や名札といった小道具がイントロとしてもとても効果的な演出で、
その時やれることを一生懸命慎ましくやってましたよー、という説得力にあふれています。
すずのおかげで久々に祖母がよく言っていたという忠告を思い出しました。
『人攫いが出るから暗くなったら出歩くな』

巻末の作者さんの一言がいいですね。
「間違っているところがありましたら、今のうちにお知らせください」
『今のうち』(笑) 戦後の経過年数からして、ごもっとものだなと思いました。

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紙の本

こうの史代さんの一代表作

2012/09/06 00:36

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:積読遅読家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

個人的には、「桜の国」とこの作品、「さんさん録」をこうのさんの代表三部作と考えております。「桜の国」とこの作品は先の大戦を時代にしているので、どうしても戦争の本質又は細かいリテールで、色々反論があるかもしれません。

ただし、私の祖父も戦争経験者ですが、それを踏まえても過剰な美化はされておらず、戦争状態下の普通の家庭の状況が伝わる名作だと思います。

こうのさんの作品は、かなり作りこまれているので、この作品に限らず、台詞がないシーンのメッセージ性が強いです。お勧めのシリーズです。

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電子書籍

フラットな感覚

2017/05/08 18:18

14人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦争ものというと反戦反戦とヒステリックに悲惨さばかりを描く作品が多い中、これは戦時下の普通の人の生活を丁寧に描いている。
またコミカルとシリアスの案配も良い。

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電子書籍

重苦しくない戦時中を伝えるコミック

2015/08/09 21:53

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:FUJIさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

とある漫画書評の評価が高かったので購入しました。物の見事にこのワールドにはまってしまい、3巻まで読み進めました。戦時中の様子や苦労が描かれていますが、主人公のキャラクターや作者の作風により重苦しさがなく、むしろのほほんとした感じで内容が入り込んできます。良いコミックに巡り会いました。名作だと思います。

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電子書籍

そこにある日常

2017/11/24 11:39

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画から入りました。映画では描かれていなかった細かな部分や、ここはそういう意味だったんだ…と気づける部分もあり、読んで良かったです。ただ単に悲惨で残酷な戦争を描いているのではなく、私達と同じような普通の暮らし、それぞれの感情がストレートに描かれていて、ほっこりするのと同時に胸が締め付けられるような思いを感じました。

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紙の本

素晴らしい文学

2017/03/30 23:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

大東亜戦争中の一般人の生活を淡々と描いた佳作。漫画だが立派な文学になっている。反戦文学の範疇に入るのかも知れないが,殊更言い立てないのがよい。当時の人々の偽りのない姿が伝わってくる。昔の人の悪口を言って善人ぶる偽善者の多い中,淡々と時代に翻弄される人々の悲しみを描いている。それだけに胸を打つ。戦前の貧しいながらも幸せな日々を含む。昭和9年1月から昭和19年7月まで。

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電子書籍

毎日を淡々と、笑って。

2014/08/08 19:23

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る

生きるということは、楽しいことも、悲しいことも、全部いっしょくたに混ぜ合わせることなんだなあ。と、読了後あたりまえのことに気づきました。
つらいことがあったら淡々と毎日を過ごし、楽しいことがあったらみんなで笑う。だれもいなくて、楽しいことがなくても、生きてさえいればいつかは。と希望の持てるお話でした。
出来れば同著者の「夕凪の街 桜の国」とあわせて読まれることをお薦めします。

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電子書籍

いい( ´∀`)

2022/12/20 17:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:じゅん二 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ファンタジーとして、読むのは、はばかられるが、ユーモアたっぷりの、呉の家族たち、広島の家族たち。ここから、原爆と、太平洋戦争を、みたらいかがでしょう。

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電子書籍

すずの個性が愛らしい

2021/03/09 13:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦争ものということで悲惨なシーンをイメージしていましたが、1巻はまだ序盤なので平和なストーリーでしたね。ところどころボケたシーンも挿入してあり、それだけでもほんわかした作品になっています。主人公のすずの天然ぶりが物語を引っ張っていて、無理せず悲観もせず、淡々と進むストーリーに、戦争の地獄がこれから先待っているかと思うとハラハラします。映画は見たことないので、これから先を読むのがすごく楽しみです。

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紙の本

観てから読む

2019/05/11 07:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る

先に映画を観てからの読書で、当然映画に強く縛られることを覚悟していたのだが、登場人物の口調などを別にすれば、非常に漫画的であり、よくこれを映画にしたものだと、感嘆するほかはない。
作者はのちに、”漫符”についての漫画を描いており、漫画の方法論について自覚的である。
あまりに自然であるが、本作は技巧の限りを尽くした、先端的な実験作といってよく、物語や構成、キャラの描き分けと、ともに、そのことが驚きであった。
物語的に映画版との最大の違いである、リンさんの話が読めて、間も無く公開される、増補版の映画、『この世界のさらにいくつもの片隅で』に対する期待も高まる。
本作は、歴史的レベルの傑作であり、感想など野暮なことに思える。
映画では曖昧であった(ゆえに批判もあった)、敗戦時の世界の反転は、漫画版を読むと、致し方ないかなとも思える。
これを、この感覚を伝えることは難しいことでもあるし、一部の人々が、見当違いな感想を抱くことになっていたかもしれない。
新作映画で、あの部分が追加されるのかはわからないが、それがなかったとしても、伝わる人には伝わるのではないだろうか。
私には、「描けば伝わる」、そういったことは甘い期待に思える。

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電子書籍

かわいい

2019/03/26 07:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:T - この投稿者のレビュー一覧を見る

絵柄がかわいい。テンポも良くて、楽しく読める第1巻だなと思った。
ドラマ入りなので、この先の話の流れを知っているから、ちょっと苦しくなる。

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紙の本

くらい話かと思ったら

2019/02/13 12:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

読む前は戦時中のくらい話かと思ってました。
最初の話から、こうのさんの不思議な感じがでていて世界に引きこまれました。
すずちゃんかわいいです。

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紙の本

買ってみました

2018/07/28 16:54

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投稿者:まとりょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

連続ドラマを見て興味を持ったので買ってみました。
画風はちょっと苦手だけど、永久保存版決定です。
これからどんどん戦争がひどくなっていくのが辛いです。

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電子書籍

良かった

2017/09/11 03:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:からふるぱれっと - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦争物を読むのは苦手なのですが

映画がめちゃくちゃ良かったので読んでみました

すずさんが可愛らしくて
世界観が優しくてすごく切なくなりました(´;ω;`)

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