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紙の本
街道をゆく 新装版 33 白河・会津のみち、赤坂散歩 (朝日文庫)
著者 司馬 遼太郎 (著)
「奥州こがれ」を持ち続けた著者は、高名な白河の関から旅を始める。戊辰戦争の舞台となった白河を歩き、会津若松に向かう。会津藩への思いは深く、「私には、強い同情がある」と、あ...
街道をゆく 新装版 33 白河・会津のみち、赤坂散歩 (朝日文庫)
街道をゆく(33) 白河・会津のみち、赤坂散歩
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商品説明
「奥州こがれ」を持ち続けた著者は、高名な白河の関から旅を始める。戊辰戦争の舞台となった白河を歩き、会津若松に向かう。会津藩への思いは深く、「私には、強い同情がある」と、あらためて念を押す。舞台が変わって「赤坂散歩」は以後につづく東京編の第一作。勝海舟、乃木希典といった人物のほか、大岡越前守、浅野内匠頭の妻、瑤泉院も登場し、江戸時代に引き込まれる。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
東北の方にぜひ読んで頂きたい
2016/05/20 10:36
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GON - この投稿者のレビュー一覧を見る
目が止まった。
「司馬遼太郎さんもお書きになっていることだが、弘法大師空海が遣唐使として海に渡れたのも、現在の福島県あたりの金山から採れた砂金の力が大きかった。」
(新書 【下り坂をそろそろと下る あたらしい「この国のかたち」】より)
本書を読み直してみた。
さらりと読んでしまうと気づかないが、天才平田オリザは 司馬遼太郎が直接言及するのを避けたことを見破っている。
「東北征伐は、何のために行われたか?」
単に文化の違いで征伐に行くだろうか。
その疑問を、本書は裏コードで答えている。
東大寺仏像の表面を覆うために必要だった金。国内調達が難しいと思われた時、宮城県涌谷で大量に採れた。それから、東国へ坂上田村麻呂や徳一が向かうこととなる。百人一首にも選ばれる源融は、金の眠る東国の地を愛した。「黄金の国ジパング」とマルコポーロによっていわれたのも、東国に豊富にあった金のためである。
平安期、金を奪ったことをなぜ隠すのか?
東北にあった歴史がなぜ大同年間というよそ者の語る歴史で書き直されているのか
それは明治期、東北の天然資源をすべて、国有化・払い下げという形で経営権を奪った歴史を知って欲しくないという力が働くためである。
紙の本
わかりやすかった
2024/03/31 11:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
複雑な地理と江戸時代の複数藩体制、明治時代の県成立の背景など、福島県の成立史は地域の歴史を知る上で参考になりましたよ。
紙の本
幕末
2020/09/19 05:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東北の入り口や都心を歩き廻る。近畿の人にとって東北の幽玄さを堪能し会津藩を想う。東京では定宿近くの赤坂を堪能し勝海舟ゆかりの地も訪れる。
電子書籍
砂金が出たのは、幸か不幸か
2023/06/21 23:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の残した「街道物」の
第三十三作です。
本篇で著者が訪れたのは、
白河と会津、及び赤坂。
司馬作品を幅広く読んでいる読者なら、
著者が会津に「同情がある」などと口走るくだりで、
行間にしっくりしない何かを感じるかもしれません。
紙の本
幸か不幸か砂金が出て・・・
2022/06/02 02:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の残した長大なる「街道物」の
三十三作目です。
本作の舞台は、白河と会津、
及び赤坂です。
司馬作品を幅広く読んでいる人なら、
著者が会津に「同情がある」などと口走る時に、
何か行間に感じるものがあるかもしれません。