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紙の本
楊令伝 11 傾暉の章 (集英社文庫)
著者 北方 謙三 (著)
梁山泊は、国としてのかたちを整えていく。西域への交易路開拓のため、韓成は西夏に遣わされる。楊令自ら護衛する最初の商隊が、西域へと出発した。兀朮らが率いる金軍は、南宋の帝と...
楊令伝 11 傾暉の章 (集英社文庫)
楊令伝 十一 傾暉の章
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商品説明
梁山泊は、国としてのかたちを整えていく。西域への交易路開拓のため、韓成は西夏に遣わされる。楊令自ら護衛する最初の商隊が、西域へと出発した。兀朮らが率いる金軍は、南宋の帝となった趙構を討つために旧宋領への侵攻を続ける。劉光世は趙構を守って江南を転戦するが、一方で、岳飛と張俊は趙構の召集に応じることなく、それぞれが独立勢力として中原に立っていた。楊令伝、乱世の第十一巻。第65回毎日出版文化賞特別賞受賞。【「BOOK」データベースの商品解説】
【毎日出版文化賞特別賞(第65回)】国としてのかたちを整えていく梁山泊。西域への交易路開拓のため、韓成は西夏へ。一方、金軍は南宋の帝となった趙構を討つため旧宋領への侵攻を続ける。趙構を守る劉光世は江南を転戦するが、岳飛たちは召集に応じず…。【「TRC MARC」の商品解説】
争いの火種くすぶる中、見え始めた新しい国の姿
梁山泊、金国、岳飛や張俊、そして青蓮寺が操る南宋。各勢力が並立し、危うさを孕んだ状態が続く。新しい国としての梁山泊を支える交易の道を開くため、韓成は西夏で尽力する。(解説/吉田伸子)
【商品解説】
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楊令伝 シリーズ
2023/08/09 14:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
楊令自身が交易に携わるようになったが、小さい国というものは自国だけでは生きられないのか。交易という手段が最も適しているのか。いろいろ考えてしまった。
紙の本
目指すべき国の姿とは?
2020/07/24 22:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
群雄割拠の時代は続くが、交易がもたらす富を元に民が幸せな生を送ることを是とする梁山泊に対して、岳飛や韓世忠は国のあり方としてはおかしいと反感を抱く姿が描かれる。
あるべき国の姿とは何なのか、考えつつ、ずっと読み続けてきた者には梁山泊に理想を見出だしてしまうが、岳飛や韓世忠がその後どのように考え、戦いに挑んでいくのか、興味が尽きない。
梁山泊に戦いを仕掛ける岳家軍、倍返しと言わんばかりの梁山泊、戦いの行方も楽しみである。
紙の本
まだ続く混沌の中で勢力図がどのように変わっていくのか楽しみである。
2016/12/06 23:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
梁山泊=楊令が計画してきた日本と「西域」とを繋ぐ交易路がついに実現し、莫大な利益を上げ始める一方で、南宋=青蓮寺は宋再興の道を静かに着々と推し進める。旧宋禁軍の岳飛・張俊も着々と力を蓄える。一方、新興の「金」もその統治が確立しないことに苦悩している。といったような状態で、やはりまだ小康状態が継続中であるが、ラスト近くで岳飛が梁山泊の馬を盗んだことから、岳飛と楊令がついに戦いを始める。勝敗は岳飛の大敗に終わるが、何かをつかみ始めている岳飛にとっては、その一つ一つが漠然とした国の姿を明らかにしていく試みであるかのようである。まだ続く混沌の中で勢力図がどのように変わっていくのか楽しみである。