電子書籍
楊令伝 シリーズ
2023/08/09 14:25
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
楊令自身が交易に携わるようになったが、小さい国というものは自国だけでは生きられないのか。交易という手段が最も適しているのか。いろいろ考えてしまった。
紙の本
目指すべき国の姿とは?
2020/07/24 22:09
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
群雄割拠の時代は続くが、交易がもたらす富を元に民が幸せな生を送ることを是とする梁山泊に対して、岳飛や韓世忠は国のあり方としてはおかしいと反感を抱く姿が描かれる。
あるべき国の姿とは何なのか、考えつつ、ずっと読み続けてきた者には梁山泊に理想を見出だしてしまうが、岳飛や韓世忠がその後どのように考え、戦いに挑んでいくのか、興味が尽きない。
梁山泊に戦いを仕掛ける岳家軍、倍返しと言わんばかりの梁山泊、戦いの行方も楽しみである。
紙の本
まだ続く混沌の中で勢力図がどのように変わっていくのか楽しみである。
2016/12/06 23:38
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
梁山泊=楊令が計画してきた日本と「西域」とを繋ぐ交易路がついに実現し、莫大な利益を上げ始める一方で、南宋=青蓮寺は宋再興の道を静かに着々と推し進める。旧宋禁軍の岳飛・張俊も着々と力を蓄える。一方、新興の「金」もその統治が確立しないことに苦悩している。といったような状態で、やはりまだ小康状態が継続中であるが、ラスト近くで岳飛が梁山泊の馬を盗んだことから、岳飛と楊令がついに戦いを始める。勝敗は岳飛の大敗に終わるが、何かをつかみ始めている岳飛にとっては、その一つ一つが漠然とした国の姿を明らかにしていく試みであるかのようである。まだ続く混沌の中で勢力図がどのように変わっていくのか楽しみである。
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とうとう戦がはじまった。歴戦の盟友が繰り広げる戦のなかで新たな力を発揮する若者、秦容。次回から目が離せない。
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楊令伝もすでに11巻。岳飛伝もついに発刊された。膨大な物語で、ここまで執筆し続けてきた作者のバイタリティに脱帽。
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それぞれの国作りはどこへ向かうのでしょうか? 栄枯盛衰の萌芽がいたるところに感じられます。でも本シリーズで度々描かれる食事の場面はシンプルながらも胃袋に響きますね・・それを読むのも楽しみです。
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ドーカン戦で圧倒的盛り上がりを見せた後、11巻も相変わらず淡々と過ぎていった。登場人物が魅力的だから、例えば食事してたり、例えば散歩してるだけでもワクワクするから、退屈とは無縁だけど。でも、これからクライマックスに向けて、果たしてもうひと盛り上がりするんでしょうか?ってか、中盤の盛り上がりを凌ぐようなクライマックス、是非とも期待したいところですけど。
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登場人物の名前が難しくて、もうイメージだけで読んでます(^_^;)
あの人の息子がこれからどうなるのかすご~く楽しみ。
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20代の若者が国を亡くし、国を憂い、軍閥を作り、国家とは何かを考える、民の租税を安くしようと交易を試みる、自らも家族を持つ。この物語はどこまで漢を試すのか
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2012年04月 08/32
読むほどにはまっていく後半の楊令伝。
国づくりのステージに進むことで見えてくるものが様々あります。ただの熱い戦国ものでないところがたまりません。また1巻から読み直すべきか。
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歴史的には1127年 趙構が即位して南宋を興した時期
楊令が描く理想の国家がすこしずつ形になりはじめた。
旧禁軍の各勢力がその梁山泊の力をすこしづつ削ごうとする展開になってきた。
梁山泊は、今後どうなっていくのか?
理想の国家は建設できるのか?
まだまだ理想の国家の全貌は見えてこない。
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平穏に国づくりが始まりましたが、やはり戦いが始まるようです。岳飛が、負けて負けても立ち上がり、今後どうなっていくのか?
でも岳飛と戦う理由がいまいちよくわからない。ともに手を携える事はできないのか・・・?
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前半は抑揚のない内容で読み応えに少し欠けるも、後半の岳家軍との戦闘で一気に引き込まれる。人物描写が相変わらず秀逸。
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「退け。退き鉦」
初めて岳飛はそう言った。しかし、遅い。「珪」の旗が、すぐそばにあった。
それからどうしたか、わからない。駆けに駆けた。追撃が熄んだ時、一万騎は七千に減っていた。
そのまま隆徳府の軍営に駆け込んだ。馬を降り、顔をあげて営舎に入り、ひとりになると膝を折った。床に額を叩きつけた。流れた血が、視界を塞ぐ。(略)
「会議を開く。敗因について、俺が説明する」
「そこまでしなくても」
「いや、俺の誤りで負けた場合は、それは説明すべきだ」
徐史は、迷っているようだった。岳飛は、大声で従者を呼んだ。
隆徳府の軍営にいた将校は、全員集められた。岳飛は出動し、斥候を出したところから説明を始めた。壁に大きな紙を貼り、両軍の動きを、筆で書き込んでいった。
質問は、幾つか出た。その時、その時の心の動きまで、岳飛はできうる限り説明した。そうしながら、負けるのは当然だった、とまた思った。蕭珪材の動きには、気負いというものがまったくない。自然体で、ただ前に出てきている。だから、どうにでも動ける余裕があったのだ。
勝つためにどうすべきだったのか、ということも話した。
岳飛が話している間、軻輔はただ腕を組んで、黙って聞いていた。(208p)
十一巻目に至り、かすりもしなかった岳飛の実力は、少しだけ楊令軍に近づく。しかし、あと四巻しか無いのだ。これがどうやって、楊令伝から岳飛伝に移ることが出来るというのだろうか。これからの展開が、岳飛に限っていえば、全く読めない。
楊令の国造りは、とりあえず順調だ。経済的基盤は何とか出来た。あと、何が必要なのか。
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面白い展開に成って来た
楊令は 自ずから我が道を進み
金と宋は雌雄を決着しようとし
岳飛もまた自が道を突き進み始める