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紙の本
隅の風景 (新潮文庫)
著者 恩田 陸 (著)
ビールを楽しんだプラハ、巡礼者が行き交うスペイン、高所恐怖症と闘った韓国…。それぞれの土地に広がる、見たことのなかった風景たちを写真に収め、心に刻みながら、作家は新しい小...
隅の風景 (新潮文庫)
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商品説明
ビールを楽しんだプラハ、巡礼者が行き交うスペイン、高所恐怖症と闘った韓国…。それぞれの土地に広がる、見たことのなかった風景たちを写真に収め、心に刻みながら、作家は新しい小説の予感を探す―。稀有な感性で捉えた情景を描き出す旅エッセイは、もう一つの恩田陸ワールド。さらに、過去の小説作品のヒントを得た舞台を明かす「ゲニウス=ロキ覚書」を書き下ろし収録。【「BOOK」データベースの商品解説】
ロンドン、韓国、チェコ、上海…。小説のかけらを探し、今日も作家は旅に出る。身体の隅に残る旅のイメージをくっきりと映し出す紀行集。著者が「旅」を感じた本も紹介。「ゲニウス=ロキ覚書」を追加収録し文庫化。〔平成23年刊に「ゲニウス=ロキ覚書」を追加〕【「TRC MARC」の商品解説】
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電子書籍
個性的で面白い紀行文
2018/12/05 09:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『隅の風景』(2013)は紀行エッセイで、作者の趣味と独断が思いっきり炸裂していて面白いです。ビールがそんなに好きか?とかそんなに肉ばっかりよく食べられるな~、と突っ込みたくはなりますが(笑)
エッセイを読んでいると、恩田氏は旅に出ると着実に小説のイメージを得ているのだということが分かります。観光地に行って何をどう感じるかというのは極めて個人的なものですけど、日本の観光は「点と点」を結ぶことしか考えておらず、途中の線がない、だからゆっくり思索しながら歩いて行こうとする人たちのための歩道や休憩所がないという指摘に続いて、「日本は国民が思索することを好まない」という結論を導き出すあたりはなるほどなと感じました。
「スペイン奇想曲」を読んで、今度は北スペインにも行こうと秘かに決意を固めました。
チェコの「ふしぎな庭」の本を読むクジラの話が面白かったです。
紙の本
作者の趣味と独断が思いっきり炸裂
2018/11/22 01:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
恩田氏は旅に出ると着実に小説のイメージを得ているのだということが分かります。観光地に行って何をどう感じるかというのは極めて個人的なものですけど、日本の観光は「点と点」を結ぶことしか考えておらず、途中の線がない、だからゆっくり思索しながら歩いて行こうとする人たちのための歩道や休憩所がないという指摘に続いて、「日本は国民が思索することを好まない」という結論を導き出すあたりはなるほどなと感じました。