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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/03/25
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/218p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-218818-0
読割 50
紙の本
御命授天纏佐左目谷行
著者 日和 聡子 (著)
猫の君子・夜見闇君の命を受けた「私」は、御蚕の繭玉・終日君のお供として佐左目谷君を訪ねる旅に出る―。動物・植物・昆虫にこの世あの世が入り乱れる奇っ怪な道中を、リズミカルな...
御命授天纏佐左目谷行
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商品説明
猫の君子・夜見闇君の命を受けた「私」は、御蚕の繭玉・終日君のお供として佐左目谷君を訪ねる旅に出る―。動物・植物・昆虫にこの世あの世が入り乱れる奇っ怪な道中を、リズミカルな擬古文調でユーモラスに描き、読者を摩訶不思議な世界へと誘いこむ表題作ほか、「かげろう草紙」「行方」を収録。【「BOOK」データベースの商品解説】
猫の君子・夜見闇君の命を受けた「私」は、御蚕の繭玉・終日君のお供として佐左目谷君を訪ねる旅に出た−。摩訶不思議な世界へと誘いこむ表題作など全3編を収録。『群像』掲載をまとめて単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
摩訶不思議な「異界ツアー」へようこそ! 斬新な言語感覚が弾けるユーモラスで不思議な「現代版・御伽草紙」を、画・ヒグチユウコとの夢のコラボレーションで贈る一冊。
太平の世。猫の君子たる夜見闇(よみやみ)君の屋敷に居候する「私」は、主君の命を受け、御蚕の繭玉・終日(ひねもす)君のお供として佐左目谷君を訪ねる旅に出る――。動物植物昆虫にこの世あの世が入り乱れる珍妙な道中を、リズミカルな擬古文調でユーモラスに描き、読者を摩訶不思議な世界へと誘い込む表題作ほか、「行方」「かげろう草紙」の全3篇を収録。詩集『びるま』で中原中也賞を受賞、2012年には小説『螺法四千年記』で第34回野間文芸新人賞を受賞した注目作家、日和聡子による最新小説集。【商品解説】
目次
- 御命授天纏佐左目谷行
- 行方
- かげろう草紙
収録作品一覧
御命授天纏佐左目谷行 | 5−104 | |
---|---|---|
行方 | 105−147 | |
かげろう草紙 | 149−218 |
著者紹介
日和 聡子
- 略歴
- 〈日和聡子〉1974年島根県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。詩集「びるま」で中原中也賞、「螺法四千年記」で野間文芸新人賞を受賞。
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紙の本
摩訶不思議
2017/01/28 15:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこる - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典文学のようなそうでないような、新しいジャンルで とても不思議な世界のお話。
ストーリー的には難しいとかはなく、どちらかと言えばカジュアルに読める。しかしなんとも言葉のリズムやら、表現のチョイスがとても素敵で、他の本も読んでみたくなった。
本としての装丁もヒグチユウコ氏のイラストもピッタリで素敵です。
この本は電子書籍ではなく紙媒体で買って価値があると思った。
紙の本
言葉のリズム感に清新な印象を受ける。
2015/08/23 20:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このややこしいタイトル、しかし声に出して読んでみると語呂がいいというか、リズムのよさに気づく。ごめいじゅてんてんささめがやつゆき。作者の「音」を選ぶ感覚のよさを感じる。題名だけではなく、出てくる人物の名前も「夜見闇君(よみやみくん)」や「繭君の終日君(まゆぎみのひねもすくん)」など、洒脱でインパクトのあるものが多い。文章も、古文調を織り交ぜつつリズミカルにつくられている。
この作品では、不可思議な世界に主人公が足を踏み入れながら、その不可思議さがごく自然なものとして取り入れられている。その雰囲気には鏡花文学を思わせるものがある。表題作以外に二編収められている。「かげろう草紙」もおもしろいが、一番よくまとまっていて味わい深いのはやはり表題作。
紙の本
古くて新しい普遍的なものがたり
2022/03/22 09:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
猫を中心にした動物・生き物たちの世界。
日本書紀や古事記を連想させるような登場人物の名前。
でも内容はむかしばなしというよりもファンタジー。ときどき滑稽。
ヒグチユウコさんの挿絵がさまざまな情景を掻き立てる。