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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/11/06
  • 出版社: 河出書房新社
  • レーベル: 河出文庫
  • サイズ:15cm/525p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-309-41325-9

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文庫

紙の本

屍者の帝国 (河出文庫)

著者 伊藤 計劃 (著),円城 塔 (著)

屍者復活の技術が全欧に普及した十九世紀末、医学生ワトソンは大英帝国の諜報員となり、アフガニスタンに潜入。その奥地で彼を待ち受けていた屍者の国の王カラマーゾフより渾身の依頼...

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屍者の帝国 (河出文庫)

税込 858 7pt

屍者の帝国

税込 858 7pt

屍者の帝国

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商品説明

屍者復活の技術が全欧に普及した十九世紀末、医学生ワトソンは大英帝国の諜報員となり、アフガニスタンに潜入。その奥地で彼を待ち受けていた屍者の国の王カラマーゾフより渾身の依頼を受け、「ヴィクターの手記」と最初の屍者ザ・ワンを追い求めて世界を駆ける―伊藤計劃の未完の絶筆を円城塔が完成させた奇蹟の超大作。【「BOOK」データベースの商品解説】

【日本SF大賞特別賞(第33回)】【星雲賞日本長編部門(第44回)】19世紀末、フランケンシュタインによるクリーチャ技術は全欧に拡散し、「屍者」たちは労働用から軍事用まで幅広く活用されていた。英国諜報員ワトソンは密命を受け、軍医としてボンベイに渡り、「屍者の王国」へと向かう。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

伊藤 計劃

略歴
1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

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みんなのレビュー180件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

ありがとうの意味。

2015/02/06 20:01

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:AQUIZ - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊藤計劃氏、円城塔氏。

いずれも自分にとって、「大好きな作家」であるのに、刊行当初は手に取るのを躊躇った作品でした。
伊藤計劃先生亡き後、彼の残したプロットが存在していようと、永遠に彼自身によって書き上げられることはない、それだけの理由です。
伊藤・円城両先生の、いずれとも違った味の作品にもなっている筈で、これが抵抗感を後押ししたのかも知れません。
新作が出れば(伊藤先生の活躍された期間は短かったのだけれども)、すぐに手に取っていた他の作品と違い、文庫になって、ようやく読み進めることができました。
「全然知らない、未知の作家の作品だと思って読もう」と。

物語の面白さで読み進められたことが、作品の素晴らしさです。
後になってから、ようやく両先生の、どちらの作風とも微妙に違うなといった「観察結果」が生まれたに過ぎません。
歴史改変系の作品らしく、作中の事件に絡められた、多くの史実の出来事や人物。そして「軍医志願の医学生」「M」「フランケンシュタイン」「レット・バトラー」…彼らが実在する世界。そうしたパスティーシュ要素に気を取られ過ぎないよう、一気に読み進めました。

普段、著者の経歴や私的な情報が、作品に対しての感想などを左右することは無いのですが、伊藤先生が遺した「ありがとう」の意味と、これを「屍者の帝国」の中に綿密に折り込んでくれた円城先生の2人が関わったからこそ、こうした結末になったのかも知れません。

この物語を綴じる「ありがとう」の意味を、そのまま「かつて多くの物語をくれた」伊藤先生に。
そして、それを手にする機会を生んでくれた円城先生に捧げます。

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紙の本

アニメは別物です

2015/10/29 17:47

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:swing29 - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊藤計劃が遺した序章とプロットを元に円城塔が完成させた歴史改変スチームパンク。
劇場アニメ版はワトソンとその屍者の下僕フライデーが親友で、愛するフライデーを復活させるためにワトソンが奮闘するというBL的な物語に脚色されてしまったが、この原作にはそういう要素はほとんどない。
18〜19世紀の歴史を知っていると、ここにあの人物が出て来るかという、驚きと楽しみにあふれた歴史改変物の傑作である。
アニメ版を気に入った人も、気に入らなかった人も、とりあえず原作を読んでいただきたい。

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紙の本

全く違う作家さんの作品ととらえるべき…?

2015/01/27 00:14

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

フランケンシュタイン化技術が普及した近世を舞台にした小説です。伊藤計劃さんの遺稿を円城塔さんが受け継いでるんですけど、「虐殺器官」と「ハーモニー」の流れを汲んでいて、技術革新と人間性について考えさせられる傑作でした。
序章から先の部分は全て円城さんが書いているにも拘らず、その作風が前面に出てないことが驚きでした。かといって、伊藤計劃特有の無機質さが前面に出てる訳でもない。合作というよりも融合して全く違う作品になったと考えた方が良いかもしれなません。でも、本当に良く出来たSFファンタジーだと思います。

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紙の本

伊藤計劃氏及び円城塔氏によるハラハラドキドキの長編SF小説です!

2020/05/24 09:55

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、伊藤計劃氏と円城塔氏による長編SF小説です。もともと同作は、伊藤氏の第4長編として計画されていたのですが、冒頭の草稿30枚を遺してガンで亡くなったため、生前親交の深かった円城氏が遺族の承諾を得て書き継いで完成させた作品です。同書の内容は、19世紀末、ヴィクター・フランケンシュタインによって屍体の蘇生技術が確立され、屍者が世界の産業・文明を支える時代が到来していました。1878年、ロンドン大学の医学生ワトソンは、指導教官セワード教授とその師ヘルシング教授の紹介で、政府の諜報機関「ウォルシンガム機関」の指揮官「M」と面会し、機関の一員に迎えられ、アフガニスタンでの諜報活動を依頼されます。その目的は、屍兵部隊と共にロシア軍を脱走してアフガン北方に「屍者の王国」を築いた男カラマーゾフの動向調査だったのです。この後、どのようにストーリーは展開していくのでしょうか。ハラハラドキドキの連続です!

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電子書籍

深く考えさせられる内容

2021/09/19 12:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レビュー初心者 - この投稿者のレビュー一覧を見る

倫理感・世界観・その後の展開それぞれ
とてもよく出来ていてそれぞれの内容を踏み込めば踏み込むほど考えさせられます。







〜感想〜
個人的にはBADENDだと思っています。ただ物語の主人公はどう思っているか気になります。

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電子書籍

円城塔作品として

2021/09/03 14:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ts - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊藤氏、というよりは円城塔氏の作風が強く出た作品です。それでも円城氏の作品の中ではまだ理解しやすい部類ですが。
19世紀の偉人オールスターと言った内容で楽しめました。
最後の文章は伊藤氏が虐殺器官やハーモニーで投げかけたメッセージへの返答にも思えました。

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紙の本

じっくりと味わって読みたい作品

2015/12/22 02:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:miharu - この投稿者のレビュー一覧を見る

2015年に公開された、本書が原作のアニメーション映画を観てから
読んだのですが、映画とはかなり異なる内容になっています。
映画と原作、どちらが先でも楽しめると思います。
ページ数も多く、話がとても理論的で難しく感じたため、
サクサク読むというようにはいかず、むしろじっくりと時間をかけて読む、
という感じでした。
何度も読み返したくなる、内容の深く濃い作品です。

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電子書籍

亡き盟友の「魂」の在り処

2016/02/13 22:12

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やきとり - この投稿者のレビュー一覧を見る

一旦、撤退宣言をした円城塔の作品を再び読んでみる気になったのは、2015年10月に「Project-Itoh」の第一弾として封切られた「屍者の帝国」劇場版アニメを観たからです。このアニメが非常に面白く、また作品の中で気になる事や何点かの謎が残ったのでそれらについての回答やヒントがあるのではとかなり邪道な考えで本作品を読んでみました。

まず最初に感じたのは今までの円城塔の作品とは違い非常に読みやすいエンターテイメント作品に仕上がっているということです。歴史上の人物を登場させ虚実入り乱れた世界観を構築したすごく豪華な作品に仕上がっています。さらりと流した一文の裏にある設定を想像させるだけの重厚な世界観が構築されており、ヘルシング教授から始まりMやQそしてスペクターや007などのイギリス諜報機関系の話やナイチンゲールのフランケンシュタイン三原則(笑)、カラマーゾフ兄弟やロシアの第三部、明治政府、PMC、ピンカートン、グラント元大統領、ハダリー、エジソン、解析機関(チャールズ・バベッジ)にノーチラス号等々、一体どんだけぶっ込むんだよというぐらいの盛り沢山な内容になってます。とにかく深読みすればする程、味か出る設定が満載で大変緻密に作られた作品。

ですが、私が一番知りたかった主人公ワトソンの思いや感情が原作からは残念ながら見えてこなかったというのが正直な感想。

劇場版「屍者の帝国」では、早世の天才技術者だった親友フライデーに「霊素」を書き込み蘇えらせ、「ヴィクターの手記」を追う冒険へと付き従えるという基本的なストーリーは変わらないのですが、この二人の関係性にかなりの重点を置いた作りになっており、「生命」とは、人を人たらしめている「魂」とは何かを問われるシーンが何度も劇中に出てきます。その度にワトソンが屍者フライデーの中に亡き親友の「魂」を見出そうとするのですが、この場面が非常に印象的で、まさにそこに「伊藤計劃」(フライデー)の魂を探し求める「円城塔」(ワトソン)の苦悩が透けて見えてくるのです。この点が原作ではどの様に描かれているのかが非常に気になって読んでみたのですが、うーん正直あのエモーショナルなワトソンは原作の内にはおりませんでした。

映像作品は原作を下敷きにしているとはいえ、全くの別物ですからそれはそれで良いのですが、センチメンタルとはいえその点に関しては物足りなかったです。

※エピローグ読むと原作ではワトソンとフライデーの関係性はむしろ逆?

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紙の本

読めてよかった。

2015/08/11 18:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papapage-no - この投稿者のレビュー一覧を見る

虐殺器官・ハーモニーとは違い、作品同士が続いているかのような感覚は薄いと感じたが、本書にも「人・意識」さらには魂がテーマとなっているように思えた。

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電子書籍

生死をかける物語

2021/08/24 23:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

夭折の友が残した原稿を、見事にまとめ上げています。死者の肉体を軍事利用するというテーマにも、運命的なものを感じました。

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紙の本

不思議な読後感

2017/01/21 14:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

屍を有効利用するというより 屍のほうが魂よりも利用価値があると言わんばかりの救われない世界の物語。ラストに希望を見ていいものか どうにも迷ってしまう。

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紙の本

読み中

2015/09/12 19:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:miina - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊藤計劃の遺作?となるのかな、、
プロローグのみが伊藤計劃の文。
でも見分けつかなかった汗
いまいち世界観というか場面がつかめてない、、
じっくり読まないとだめだな、、

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電子書籍

生と死、魂、意識とは何か

2015/03/26 09:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊藤計劃さんが書き遺したプロローグ。円城塔さんが受け継いだ本編は円城テイストが存分に織り込まれていた。生と死、魂、意識とは何かという問いが物語の根底にある。ここまでの大作を完成させてくれた円城さんには敬意を表したいが、叶わないと分かっていてもProjectItoをもっと読みたかった。

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紙の本

葛藤と哀悼

2015/03/23 12:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ayasnowfrolic - この投稿者のレビュー一覧を見る

虐殺器官、ハーモニーという素晴らしい作品(彼の世界はSFというジャンル名に嵌め込んで縛り付けるのはあまりに勿体無いのでSFとは呼びたくない)をこの世に遺した伊藤計劃氏の構想を、これまた特異的世界観を持つ円城塔氏が書き継いだ合作。円城氏の文体は私達一般庶民に敢えて読み解かせないように構築されているのでは、と思うほどに難解複雑と感じてしまうが、伊藤氏の遺志を継ぎ、かつ自分の世界観で書かれており、また違う色合いで楽しめた。しかし、伊藤氏の創り上げた屍者の帝国を読んでみたかった…。

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紙の本

合作というか・・・

2017/03/31 17:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:徒徒徒 - この投稿者のレビュー一覧を見る

夭逝された伊藤先生が,最後にプロローグのみを残したという本作品ですが,なんというか読んでいてよくわからなくなってしまいました.冒頭はもちろん,伊藤先生の軽妙な語り口で始まり,世界観も簡単に説明されます.いつも通りの文体からは,病の苦しみなどまったく感じられず,嬉しく思ったのですが・・・途中から円城先生に書き手が交代し,旅が始まると,展開や場面転換がわかりにくく,主人公たちがどこにいて何をしているのかが伝わってこないのです.これは自分の読解力に問題があるのかもしれませんが・・・確実なのは,これはもう「円城先生の文章」であって「伊藤先生の文章」では全くないという点です.それだけで物語の印象は大きく変わるのだと,改めて思い知らされた作品でした.

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