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紙の本
ペトロ (中公文庫)
著者 今野 敏 (著)
高名な考古学者の妻と弟子が相次いで絞殺され、現場には古代文字「ペトログリフ」が残されていた。この文字について調査を任された警視庁捜査一課の碓氷弘一警部補は、専門家を訪ね歩...
ペトロ (中公文庫)
ペトロ
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商品説明
高名な考古学者の妻と弟子が相次いで絞殺され、現場には古代文字「ペトログリフ」が残されていた。この文字について調査を任された警視庁捜査一課の碓氷弘一警部補は、専門家を訪ね歩くうちに最強の助っ人とめぐりあう。それは、考古学、民俗学、言語学に通じる不思議な外国人研究者、アルトマン教授だった。考古学界を揺るがす惨事について、いにしえの文字が伝えようとしている意味とは?刑事と学者、異色のコンビが、殺意の正体に迫る!警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズ第5弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
考古学教授の妻と弟子が相次いで殺された。それぞれ現場の壁には、古代文字ペトログリフが刻まれていた。その意味とは? 警部補と大学教授の異色コンビが事件の真相に迫る! 警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズ第5弾。【「TRC MARC」の商品解説】
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電子書籍
ペトログリフ・桃木文字という題材が興味深い
2022/11/29 08:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第5巻『ペトロ』では考古学教授の妻兼教え子で教員していた女性が自宅で殺された事件から始まります。現場には謎めいた日本のペトログリフ・桃木文字が壁に残されていました。
さらに数日後、同教授の弟子が発掘現場で扼殺されてしまい、その現場にもヒッタイトのペトログリフ・楔形文字が残されていました。
これを受けて碓氷はこの両文字の調査の特命を受け、歴史学・言語学・象徴学研究者のアルトマン教授を相棒に連続殺人の真相を追うことになります。
これらのペトログリフは何を意味し、何の目的で誰が残したのか。
考古学的なシンボルが使用されるところは、ダン・ブラウンの「ダビンチコード」や「ロストシンボル」を連想させますが、学術的考証の深さはダン・ブラウンほどありません。
それでも十分に興味深いミステリーで楽しめます。
紙の本
今野敏氏の、読み始めるともう止まらない傑作です!
2020/08/02 12:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「歌舞伎町特別診療所シリーズ」、「警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ」、「警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズ」、「スクープシリーズ」、「ST 警視庁科学特捜班シリーズ」など、数々の人気シリーズものを次々に発表されている今野敏氏の差作品です。同書の内容は、高名な考古学者の妻と弟子が相次いで絞殺され、現場には古代文字「ペトログリフ」が残されていました。この文字について調査を任された警視庁捜査一課の碓氷弘一警部補は、専門家を訪ね歩くうちに最強の助っ人と巡り合います。それは、考古学、民俗学、言語学に通じる不思議な外国人研究者アルトマン教授でした。考古学界を揺るがす惨事について、いにしえの文字が伝えようとしている意味とは一体何なのでしょうか?刑事と学者という異色のコンビが、殺意の正体に迫ります!一度、読み始めるともう止められません!
紙の本
ペトロ
2016/01/19 11:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
碓氷刑事と専門家との組み合わせというユニークなシナリオを展開して第5弾、今回の専門家は考古学学者です。なかなか思いつかないですね。最後まで一気読みです。面白い。
紙の本
今度は外国人の相棒と二人三脚
2015/03/10 22:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今野敏の警察小説である。といっても今野の警察小説にはシリーズ化されたものがいくつもある。本書は碓氷警部補のシリーズである。碓氷警部補は警視庁の捜査一課に属する刑事であるが、実際の捜査に当たるよりは、事件の全体像を確認する調査を任されることが多いと作品の中でも説明がある。
今野の作品ではキャラクターを描く旨さが際立っている。今回もレギュラーが捜査一課のメンバーであるが、ゲスト的な存在がシリーズ作品で毎回変わっているようだ。小説ではそれを相棒と呼んでいる。今回のタイトルであるペトロとは、ペトログリフの意である。
大学教授夫人が殺され、その現場の壁に古代文字ペトログリフが刻まれ、残されていた。わざわざ手がかりを残すようなことをするのは、小説の上だけであろう。否、何か主張がある場合はそうするかも知れない。
大学の教授なので、大学の研究室のメンバーも幾人か登場する。実は教授夫人は教授の教え子であった。よくあるパターンのようであるが、ここから今野がどのようにストーリーを展開させていくかである。
お決まりのように教授の椅子を争うパターンなのか、あるいは殺された夫人と親しくしていた者はいないかという男女の愛憎怨恨パターンなのか、一応警察小説なので捜査員はあらゆる可能性をあたってみるのだ。
そこへ行くと、主人公の碓氷警部補は残されたペトログリフの謎の解明に当たる。管理官も捜査一課長も碓氷には一般的な刑事が行う捜査ではなく、調査が得意という評価があるようである。このペトログリフの専門家が別の大学の教授である外国人アルトマン教授であった。
これはやや風変わりである。碓氷も言葉が心配であったが、幸いアルトマン教授は日本語を流暢に話す。ここからが有り得ない話なのだが、参考人からの事情聴取にアルトマン教授も同席したりする。碓氷はアルトマンの見解を尋ねたりもする。最後は推理まで尋ねたり、披露したりでアルトマン教授の学問的な専門性がどこかへ吹き飛んでしまっている。
あまり、リアルな小説では面白みがないのだが、やや白けてしまうところでもある。しかし、シリーズの中にはもっと白けてしまうエピソードもあるので、この程度はまだ序の口かも知れない。