青き犠牲(いけにえ)
著者 連城三紀彦
高名な彫刻家の杉原完三が、自宅兼アトリエから姿を消した。一カ月後、完三は武蔵野の林から遺体で発見された。犯人は誰なのか。高校3年生の息子・鉄男の出生の秘密、美貌の母と鉄男...
青き犠牲(いけにえ)
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商品説明
高名な彫刻家の杉原完三が、自宅兼アトリエから姿を消した。一カ月後、完三は武蔵野の林から遺体で発見された。犯人は誰なのか。高校3年生の息子・鉄男の出生の秘密、美貌の母と鉄男の異常な関係など、杉原家の抱える歪んだ家族関係が明らかになり、容疑は息子の鉄男に向けられるが、仰天の顛末とは――。「ギリシャ悲劇」を絡めた連城三紀彦初期の傑作長編ミステリー。
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母と交わり、父を殺す―オイディプス神話を下敷きに物語られる長編ミステリ
2023/04/28 18:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
突然、陰にこもり人を寄せ付けなくなった男子高校生。彫刻家の父。年齢不相応な若さと美貌の母。離婚を望んで母が家を出て数か月のある日、彫刻家が行方不明となる。彼が消えた日に、息子が取っていた怪しげな行動は、父親を殺したことを意味するのか? 母の依頼で息子の弁護を引き受けた弁護士は、歪な家族の秘密に分け入っていく。
連城ミステリとしては、表層の人間関係の裏側に隠されていた愛憎の実像は、そこまで読み手を驚かせるものでは無いか。しかし、仮想とリアルのあわいを軽やかに越境する文章、描写の妙はいつも通りの冴え。
う~ん・・・。
2015/05/11 11:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
えぐい話のうえに、ミステリとしても見え見えの結末です。
個人的には、う~ん・・・な作品でした。