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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/03/27
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/402p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-390231-9
紙の本
革命前夜
著者 須賀 しのぶ (著)
バブル絶頂期の日本を離れ、東ドイツに渡った一人の日本人留学生。住民が互いに監視しあう灰色の町で彼が出会ったのは、暗さのなかから生まれる、焔のような音楽だった。冷戦下のドイ...
革命前夜
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商品説明
バブル絶頂期の日本を離れ、東ドイツに渡った一人の日本人留学生。住民が互いに監視しあう灰色の町で彼が出会ったのは、暗さのなかから生まれる、焔のような音楽だった。冷戦下のドイツを舞台に、日本人音楽家の成長を描く歴史エンターテイメント!【「BOOK」データベースの商品解説】
冷戦下の東ドイツ。ドレスデンの音大で学ぶピアニスト眞山柊史は、教会で啓示のようなバッハに出会う。それを響かせていた女性オルガニストは、シュタージ(国家保安省)の監視対象だった…。『別册文藝春秋』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
1989年、日本の喧騒を逃れ、ピアノに打ち込むために東ドイツに渡った眞山柊史。
彼が留学したドレスデンの音楽大学には、
学内の誰もが認める二人の天才ヴァイオリニストがいた。
正確な解釈でどんな難曲でもやすやすと手なづける、イェンツ・シュトライヒ。
奔放な演奏で、圧倒的な個性を見せつけるヴェンツェル・ラカトシュ。
ヴェンツェルに見込まれ、学内の演奏会で彼の伴奏をすることになった眞山は、
気まぐれで激しい気性をもつ彼に引きずり回されながらも、彼の音に魅せられていく。
冷戦下の東ドイツを舞台に、一人の音楽家の成長を描いた、
著者渾身の歴史エンターテイメント。【商品解説】
著者紹介
須賀 しのぶ
- 略歴
- 〈須賀しのぶ〉上智大学文学部史学科卒業。1994年「惑星童話」でコバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞しデビュー。2013年「芙蓉千里」でセンスオブジェンダー賞大賞を受賞。
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紙の本
音楽小説の秀作
2015/08/09 23:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベルリンの壁崩壊直前のドレスデンで音楽を学ぶ学生の話。これシリアスなノダメですね。当時の情勢は終盤に出てきますが、ひたすら音楽の話。室内楽や器楽曲はあまり聞かないけど、これだけ出てくると聴きたくなる。フランクのバイオリンソナタのCDを早速注文した。小説としての完成度もかなり高い作品。室内楽、ピアノの好きな人にはお勧めです。
紙の本
音楽家たちの覚悟と悲哀
2023/05/14 23:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ冷戦下において、
ドイツが西と東に分かれていた時代。
壁の向こうでの生活を知りながら、
貧しい暮らしを余儀なくされ、
誰かの密告に怯える日々の中で
自分を保っていく大変さは想像もつかない。
音楽の癒しの力が切実に求められ、
それが機能していた環境での
音楽家たちの覚悟と悲哀が凄絶だった。
紙の本
何とも言えない読後感。
2020/07/18 15:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なまねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツ(DDR)が舞台。
日本からピアノを学ぶため留学した主人公と、彼と出会った人々の物語。
音楽・歴史・恋愛・ミステリ小説の要素が盛り込まれている。
当時の東ドイツの雰囲気は感じられるのだが、正直、シュタージの怖さなどはあまり感じられなかった。
登場人物たちの行動にも何故?という場面が多く、終わり方も唐突に感じてしまった。
他の人の評価は全体として高いのだが、残念ながら個人的には合わなかった。