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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/06/18
- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- サイズ:19cm/199p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7993-1685-6
読割 50
紙の本
「学力」の経済学
著者 中室 牧子 (著)
【ビジネス書大賞準大賞(2016)】子どもをご褒美で釣ってはいけないの? 子どもはほめて育てるべきなの? ゲームは子どもに悪い影響があるの? 教育経済学者がデータを用いて...
「学力」の経済学
「学力」の経済学
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商品説明
【ビジネス書大賞準大賞(2016)】子どもをご褒美で釣ってはいけないの? 子どもはほめて育てるべきなの? ゲームは子どもに悪い影響があるの? 教育経済学者がデータを用いて、教育や子育てに関する思い込みを覆す。【「TRC MARC」の商品解説】
「ゲームは子どもに悪影響?」
「子どもはほめて育てるべき?」
「勉強させるためにご褒美で釣るのっていけない?」
個人の経験で語られてきた教育に、科学的根拠が決着をつける!
「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析する教育経済学は、
「成功する教育・子育て」についてさまざまな貴重な知見を積み上げてきた。
そしてその知見は、「教育評論家」や「子育てに成功した親」が個人の経験から述べる主観的な意見よりも、
よっぽど価値がある―むしろ、「知っておかないともったいないこと」ですらあるだろう。
本書は、「ゲームが子どもに与える影響」から「少人数学級の効果」まで、
今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。【本の内容】
著者紹介
中室 牧子
- 略歴
- 〈中室牧子〉コロンビア大学で博士号を取得(Ph.D.)。日本銀行や世界銀行での実務経験を経て、慶應義塾大学総合政策学部准教授。専門は教育を経済学的な手法で分析する教育経済学。
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紙の本
理系におすすめ
2022/02/09 16:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おっ - この投稿者のレビュー一覧を見る
都合の良いデータを並べているように思えるが、根拠が提示されていない机上の空論ばかり並べている本よりはよっぽど読み応えがあります。
そのデータを信じられなかったり不信感があるなら、色んな研究内容や論文を自分で読めば良いだけの話なので、理系の私にとっては大変興味深い内容でした。
紙の本
教育に関する、経済学的な知見に基づいた本
2021/08/07 10:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:デーモン - この投稿者のレビュー一覧を見る
教育経済学者である著者が、ゲームの、子供に与える影響についてや、教育にいつお金を使うべきか、さらに、子供の勉強にごほうびを与えてよいか、などについて、経済学の視点から考察した有益な本です。
電子書籍
いろいろと目からうろこ
2020/10/31 00:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:onlooker - この投稿者のレビュー一覧を見る
塾で進められて読みました。
教育に投資するなら、早期のほうがよい(=効果が高い)ということから
幼児教育の重要性を主張するなど、いろいろと目からうろこでした。
繰り返し何度も読み返して、学習や教育にいかしていこうと思います。
紙の本
エビデンスに基づく教育の構築へ
2018/05/13 20:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済学的視点から実験的根拠(エビデンス)も基に教育を語る書籍。ビジネス書に位置づけられているが、本書はビジネス書以上の内容を含んでいる。内容は、教育心理学や心理学の基礎的な実験を基に、「餌で勉強を促すのは効果的か?」とか「少人数教育は費用対効果があるのか?」といった身近な疑問に答えてくれる。EBE(エビデンス・ベースド・エデュケーション)が進められている今日では、比較的よみやすく参考文献もちゃんと載せてあるので、重要かつ読み応えのある書籍となる。ただし、本文の中では統計学の知識が必要な箇所があるので、入門と言うように軽くとらえていると難しく感じるかもしれない。一応、統計学の解説はあるが、自分で勉強した方が良いと思われる。
紙の本
正しい根拠をきちんと考えよう
2018/04/22 15:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あとむん - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロセス(やり方)がわからんと伸びないし、自尊心を高めるのではなく、褒める
習熟度別も各個人には大切。だが底上げにはつながらない部分もある、、
南アフリカと佐賀における第三者機関の調査評価
ランダムかバイアスか。相関か因果なのか
紙の本
今までの「思い込み」を払拭してしまう画期的な書です!
2017/11/22 10:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、これまで多くの人々が思い込んでいた「よい教育」のための方法論を科学的なデータ分析で徹底的に検証した画期的な書です。「ビデオゲームは子どもに悪影響を与える」とか、「少人数学級での学習は子どもによい効果をもたらす」など、これまでこうした方法を試みて、成功体験を得た少数の人々の主観的な意見によって、私たちは左右され、お思いこまされてきたのですが、同書は、そうした主観的な意見をデータの科学的分析によって客観的にその効果の有無を解明してくれます。読んで決して損はない、そんな素晴らしい希少な書です。
電子書籍
思い込みの危うさ
2017/06/21 06:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:apico - この投稿者のレビュー一覧を見る
教育分野についての日本人の思い込みと現実のデータとのかい離がこれほどあるんだということが分かる。日本の教育について再考をさせられる内容。
紙の本
教育者必読
2017/02/26 20:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日経の経済教室で著者の考え方の骨子が紹介されていて興味を持つ読んでみました。
日本の教育で実証的なデータやエビデンスに基づく議論がされないのは、なぜなんでしょうか?
教育現場に関わっている方には是非読んでほしい本です。
紙の本
裏付け
2017/01/26 19:38
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の教育政策に科学的根拠はなかった!
驚きです。
いろんな調査をしたり、学力テストをしても、それを研究者すら自由に利用できないなんて。
教育については、親になればだれでも考えを持つ。
それは個人の家庭なら構わないのだけれど、国がそんなことでは・・・
嘆かわしい・・・
教育政策に科学的根拠を求めたい。
よりよい未来創造のために。
紙の本
学力≒財力
2016/10/30 09:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:尾張一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
学力、進学は、財力次第と思います。
本当に一部の天才的な学力のある人は別にして、一般の人は
財力次第で、ある程度学力は伸ばせるもの。
もっと大きな問題は、貧困で学ぶ機会さえ確保できない現実。
また、子供に対する接し方の大切さも書かれています。
電子書籍
林修の今でしょ講座にテレビ出演していた
2016/10/21 09:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちず - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が、テレビ出演していたので興味を持ち、読みました。
話題の本です。
紙の本
「学力」をお金で測るなんて・・・と思うことなかれ
2016/08/27 10:57
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Beniko - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まであったどんな「教育論」とも異なる本であった。学力を上げることが、人生にいかに有用なことであるかがよくわかった。多量のデータを用いて、教育効果を数字化することで、学力をあげるために必要なことは何か、親や先生がするべきことは何かが見えてくる。「心の教育」すらも科学的に根拠づけることで、逆にひとりひとりが生きてきた「真実」を可視化することができると感じた。
紙の本
データも一つの「経験則」にすぎない
2016/05/25 20:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tomoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
「学力」と名がついているせいか、教育に高い関心を持つ親御さんや、社員教育に応用することで関心を持つビジネス層に受け入れられているようだ。
政策やメソッドの検証には、データによるエビデンスは説得力を持つ。個人的な経験だけで語る専門家よりは、データに語らせるほうが信用度が高いのも事実だろう。
ただ”学力”や”教育”が前面に出てはいても、著者が根本的に関心があるのは、経済学による政策検証のほうにあると思われる。教育「政策」に影響を与えることが目的であり、教育現場はそのデータ材料なのだろう。
経済学がどれだけ発達しても、リーマンショックは起きたし、その原因―無責任な金融の肥大化―は今でも止められていない。金融も御せない経済学が、さらに複雑な人間の教育に関連する政策にどう関わってくるのか、注目している。
「どのような教育がいいのかという問いへの回答は教育される本人の特性や能力環境など様々な要因によって左右される」とあるから、多様性を生かす教育政策を、データによってサポートしてほしい。
教育の目的と検証、それぞれの重要性を取り違えないようにしたいものだ。
紙の本
教育政策にエビデンス(科学的根拠)を
2016/05/24 13:20
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:安楽 - この投稿者のレビュー一覧を見る
教育に関する実験の統計データを用いてよりよさ気な方法を紹介している。
思い込みではない数字による説明には説得力がある。
日本でこの手の研究が進まない愚痴は見てて辛い。
統計データは所詮前回はそうだったということを示しているだけなのでこのまま鵜呑みにするのは科学的でない。
今後も研究は続けてより多くのデータを集めることでより確からしさが高まるのだろうが難しい話ではある。
紙の本
人はだませてもデータはだませない
2016/05/07 07:34
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「人間はだませても、データはだませない。収集したデータを分析し、社会の構造を明らかにすることが、いかに自分たちの生活を大きく変える可能性があるか、理解してほしい」
著者が授業の締めくくりに学生に伝える言葉をはじめにの最後に持ってきている。
教育という目に見えないものをデータを用いて経済学として分析する。
教育につぎ込める予算が莫大にあるなら申し分ないが、今の日本には教育にかけられる予算にも限度がある。
どの分野にどのように予算をかける事が効率がよいか。
本来、手段にすぎないものが政策目標かしている問題。
「すべての小中学校の生徒一人に1台のタブレット端末を配布する」
重要なのはタブレットを配布することでなく、何のために配布するのか
その通りだと思います。