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カウントダウン・メルトダウン 下 (文春文庫)
著者 船橋 洋一 (著)
2011年3月15日。福島第一原発四号機の爆発後、米軍横須賀基地の放射線量が急激に上昇。米政府内では日本からの撤退を主張する海軍と、同盟の観点から踏みとどまることを主張す...
カウントダウン・メルトダウン 下 (文春文庫)
カウントダウン・メルトダウン(下)
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商品説明
2011年3月15日。福島第一原発四号機の爆発後、米軍横須賀基地の放射線量が急激に上昇。米政府内では日本からの撤退を主張する海軍と、同盟の観点から踏みとどまることを主張する国務省が激しく対立する。日本政府内でも最悪シナリオの策定が始まった。人間の尊厳と叡智を懸けた戦いの全貌の詳細なリポート!【「BOOK」データベースの商品解説】
【大宅壮一ノンフィクション賞(第44回)】福島第一原発事故の真実とは? 「民間事故調」の調査を指揮した著者が、被災地、官邸、米軍、ホワイトハウスと立体的な取材を継続し、“戦後最大の危機”の実相を描く。下は、トモダチ作戦、ヨコスカ・ショックなどを収録。【「TRC MARC」の商品解説】
福島第一原発事故の調査をプロデュ—スした著者。さらなる取材を敢行、明らかになった驚愕の真実とは。第44回大宅賞受賞作。【本の内容】
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福島原発事故とは、核燃料格納容器の損傷とか、ベントといった重大事態は絶対に起きないという「原発絶対安全神話」の完膚なきまでの崩壊劇だった。
2018/08/29 00:30
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
未曽有の災害(人災?)、日本国家の危機の記録として貴重な1冊。福島原発事故とは、核燃料格納容器の損傷とか、ベントといった重大事態は絶対に起きないという「原発絶対安全神話」の完膚なきまでの崩壊劇だったという貴重な記録である。そして「安全神話」に群がって作られた数多くのご立派な管理機構の無力の証明でもあった。そして事故対応に関しては、既存行政機構(政治機構)の村社会的縄張り争いの弊害をも露呈した。日本国民はこの問題をもっと真剣に受け止めるべきなのだが・・・・・。なお、本書はノンフィクションなので面白いとか面白くないという評価は不適切とは思うのだが、やはり読んでいて面白くなかったのは残念でした。地震から1年9カ月後(初出2012年12月)に書かれた作品としてはまとまりが悪い。当時は混乱していて何が起きているかすら判らなかったと思うけど、その後十分な記録検証や当事者聴取などでより事実に近い出来事として再構築できたのではと残念に思う。肝心な部分を当時の報道の一部分をそのまま掲載、投げつけられても読者としては困惑するのみ。科学専門用語や政財界組織名称など、馴染みのない用語が多々出てくるが、少なくてもそれらを網羅的にまとめた用語解説ページが必要だと感じた。