三軒茶屋星座館 1 冬のオリオン
著者 柴崎 竜人
「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム。店主の和真のもとに、十年ぶりに弟・創真が帰ってきた。娘...
三軒茶屋星座館 1 冬のオリオン
商品説明
「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム。店主の和真のもとに、十年ぶりに弟・創真が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。常連に闖入者、奇妙な客たちに囲まれ、”親子三人”の共同生活が始まるが……。読めば心温まる、人生讃歌エンターテインメント!
この星座館には、家族の夢が詰まっていた――。
「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」
三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム(兼バー)。酔客たちに星座の講釈を聞かせる店主・和真のもとに、10年ぶりに弟・創馬が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。18歳年上に夢中な高校生、彼氏の浮気を疑うキャバ嬢、筋肉フェチのオカマ、ウーロン茶一筋の謎の老人、不思議な客たちが集まる店で、”親子3人”の奇妙な共同生活が始まるが……。
辛いことがあったら夜空を見上げればいい。僕たちよりもずっと昔から悩んできた、星たちの物語が広がっているから――。
読めば心温まる、人生讃歌エンターテインメント!
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
人間の闇を浮かび上がらせながら、温かさにも触れさせてくれる
2017/05/18 09:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
当初は、主人公がニガテでした…(星座の説明は口調が悪いし…笑)
そして、第1話目から「え? バーを舞台にした小説で、最初のゲストキャラが高校生?」と戸惑ったり…
第1話は個人的にハマらなかった(ゲストの奏太はいい子だった)けど、第2話・第3話と話が進むにつれて、どんどんのめり込んでいきました。
4話目の山羊座の話は、まさか悪徳会社の写真にあんなことをするなんて…笑
「星座にちなんだ物語」ということで、ファンタジーかほのぼのとした温かい話を期待していましたが、どちらかといえば人間の闇が垣間見えます。
それでも、温かさが全体に溢れています。
最終的な読後感もすっきりしていて、いい小説でした。
まだ月子ちゃんの秘密が隠されていそうなので、続巻が楽しみです。
(私も月子ちゃんファンクラブに入りたい…笑)
星座のようにつながる人たち
2016/12/10 20:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぼぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまたま手に取って、読んでよかったと心から思った本。
出てくる人たちは何かとワケありだけど、どんなワケがあっても、生きていればステキな出会いや居場所に巡り合えるんだ、と思わせてくれた。あんなお店があったら通っちゃうな。
和真の軽妙すぎる星座の解説もおもしろくて、星座にも興味がわいてきました。
読んだ後にステキな気分になりました。
2016/07/13 12:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひのきまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んだことのない作家さんの小説が読みたくて本屋をブラブラ。神木隆之介さんの帯を見て、なんとなく手に取りました。
とても好きなお話です。登場人物が心優しく、読んだ後にあたたかいステキな気分になりました。
1巻を読み終えたその足で2巻を買いに行きました。
ギリシャ神話の勉強にもなりますし、興味も湧きます。
2巻を読み終えたらギリシャ神話読んでみようかな。
三軒茶屋の情景が目に浮かぶようです
2016/06/21 00:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔、三軒茶屋に住んでいたことがありました。
物語に登場する三角州の飲み屋街、キャロットタワー、肉のハナマサ、その脇のバッティングセンター等々どんだけ懐かしいんだよっとニヤニヤしてしまいました。
物語の各章が星座になぞらえてあるというコンセプトも面白くてついつい一気読みしてしまいました。三軒茶屋を知った状態でこの本に出会えてよかったです…w
びっくり
2022/09/05 01:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
プラネタリウム兼飲み屋という設定も変わっているけど、次々、訪れる客の変わっていることといったらー。皆さん、それぞれヒトクセもフタクセもある人たちばかりです。途中の星座の説明が入ります