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紙の本
分裂から天下統一へ (岩波新書 新赤版 シリーズ日本中世史)
著者 村井章介 (著)
大名どうしの争いが続く「分裂」の時代は、信長、秀吉、家康ら「天下人」の登場とともに「統一」へと転じた。銀の増産、鉄砲伝来、朝鮮侵略など世界史の大変動の中で日本が踏みだした...
分裂から天下統一へ (岩波新書 新赤版 シリーズ日本中世史)
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商品説明
大名どうしの争いが続く「分裂」の時代は、信長、秀吉、家康ら「天下人」の登場とともに「統一」へと転じた。銀の増産、鉄砲伝来、朝鮮侵略など世界史の大変動の中で日本が踏みだした道を問い直す。シリーズ完結。【「TRC MARC」の商品解説】
大名どうしが争いあう「分裂」の時代から、天下統一へ。世界史的な文脈に立って、「日本」をとらえかえす!【本の内容】
著者紹介
村井章介
- 略歴
- 〈村井章介〉1949年大阪市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。立正大学教授。東京大学名誉教授。専攻は日本中世史、東アジア交流史。著書に「アジアのなかの中世日本」など。
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世界の中の日本という視点
2016/08/14 10:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コーク - この投稿者のレビュー一覧を見る
村井先生の専門分野である中世の対外交流史を中心とした叙述であり、手軽に読める戦国時代の通史としては異色に存在であると言えるだろう。
日本・中国という領域を意識せず活動する倭冦の姿は、近世以降顕在化する国家のそれとはまた異なった興味深い事実を知ることができる。
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日本の16世紀(戦国時代)を東アジアの激動の一部として捉えた良書
2023/12/25 16:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パミチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は「シリーズ日本中世史」全4冊の4冊目である。本書で取り上げる期間は16世紀の戦国時代から江戸開府までである。本書の特色は戦国時代を単に織田信長や豊臣秀吉の天下統一の過程としてのみ捉えるのではなく、広く世界史や世界地図の中の日本、並びに日本列島周辺地域との関わりを中心に解説していることにある。内容は「琉球王国の盛衰」や「アイヌと和人」との接触など一般読者にとって目新しい項目が並ぶ。「銀と鉄砲とキリスト教」の項目ではサビエルが日本に来た時に利用した船はポルトガル船ではなく当時は倭寇の最盛期であった為、中国人の所有するジャンクだったことや、筆者が文禄・慶長の役を「16世紀末の大東亜戦争」と称したり、現代では「長崎だけを鎖国日本の窓口と見るのではなく、対馬を通じる朝鮮との関係、薩摩を通じる琉球・中国南部との関係、松前を通じる蝦夷地との関係を加えて四つの口として把握」する学説を紹介するなど興味深い内容に満ちている。是非一読をお勧めしたい。
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中世日本の東アジアでの覇権
2016/08/18 14:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:平良 進 - この投稿者のレビュー一覧を見る
禁教令のころはキリシタンが50万というから大変な数に上ったものです。現代のように信教の自由があっても一億3000万もの日本人口でもクリスチャンは80万そこらいるかどうかといわれています。その意味で最近の中世研究はさらに精度を深めていることがわかりました。
また秀吉の大陸侵攻で鼻削ぎという残虐なことをしていたことが明らかになっていましたが、これはたいていどの国でも殺戮した国の首をカウントしていたこととパラレルに数えることができるとのことです。ただ、倒した数が多すぎて、首を持ち帰るより鼻をそいだという単に「かさばり」の問題だったという指摘も同書ではされています。しかしそれでも鼻削ぎの残虐性は朝鮮半島の人々に怨念を残したことは否めないことになるでし
ょう。
本書は一連のシリーズですが最新のデータをもとによくまとめられていると感じました。
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東アジア交流史からみた戦国時代
2016/07/29 18:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
単なる戦国時代の概説書ではなく、世界史的視点、東アジア交流史から日本中世史をみればどうなるか、ということが、史料を踏まえながら記述されています。世界経済システムにおける日本の位置がよくわかり、石見銀山がなぜ世界遺産に登録されたのかについても、本書を読むことでわかるような気がします。
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おもしろかった
2017/04/18 18:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに、この辺の時代の勉強に取り組んでいます。ネタバレにならないようにしますが、いろいろな記述が新鮮でした。多少、原文と現代語訳の載せ方に統一がとれていないのか、えっ、どっちの意味?というところもありますが、「真田丸」で興奮した人も、本物をしっかり読んでみましょう。得るところが多いです。シリーズとしては、これが中世史のラストで、近世史の1冊目と、重なりすぎていて、岩波の意図がわからない部分があります。これを読んだあとで、先に出ている、近世史の1を読むと、より深まるでしょう。
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世界史の中の日本の位置づけ、外国との交流の在り方とその影響などを軸に書かれている
2023/12/02 10:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
「シリーズ日本中世史」の第4巻で最終巻です。ここでは、戦国時代から江戸時代までが取り上げられている。普通、戦国時代なら各武将同士の戦いを軸に書かれていることが多い。しかし、この本では、世界史の中の日本の位置づけ、外国との交流の在り方とその影響などを軸に書かれている。これは、私にとっては新しい視点だった。本が薄いのでもっと掘り下げられる部分がたくさんあると思う。