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紙の本
デジタル食品の恐怖 (新潮新書)
著者 高橋 五郎 (著)
無数の「部品」を組み合わせて作られる現代の加工食品は事実上、スマホと同じ「デジタル製品」である。産地不明、成分不明、正体不明…。現代の食品が構造的に抱える問題点を指摘し、...
デジタル食品の恐怖 (新潮新書)
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商品説明
無数の「部品」を組み合わせて作られる現代の加工食品は事実上、スマホと同じ「デジタル製品」である。産地不明、成分不明、正体不明…。現代の食品が構造的に抱える問題点を指摘し、消費者が取り得る対策も伝授する。【「TRC MARC」の商品解説】
無数の「部品」を組み合わせて作られる現代の加工食品は事実上、スマホと同じ「デジタル製品」である。「産地不明」「成分不明」「正体不明」の「デジタル食品」に、カドミウムや水銀などの重金属、残留農薬、過剰な旨味成分や塩分などがどれだけ含まれているか、その実態を把握するのは不可能に近い。現代の食品が構造的に抱える問題点を指摘し、あわせて消費者が取り得る対策も伝授する。【本の内容】
著者紹介
高橋 五郎
- 略歴
- 〈高橋五郎〉1948年生まれ。愛知大学現代中国学部教授、同国際中国学研究センター所長。農学博士(千葉大学)。専門は中国の農業問題。著書に「日中食品汚染」など。
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紙の本
正体が不明な食品が増える中で
2016/10/17 22:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
製造工程で隠れてしまう食品は多く、デジタル化は世界的に進んでいる。人工うま味料が増え、食べもの本来の味に鈍感になっていることは注意すべきだろう。
紙の本
我が意を得たり
2016/07/15 22:03
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:食の汚染Gメン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ページを開いた途端、プライマリー食品、モジュール食品、デジタル食品といった目慣れない造語が飛び込んでくる。現代加工食品の本当の姿を加工度によって類型化した初めての本であろう。スマホの部品のような、機械が作った食品部品が組み合わされてできた現代の多くの加工食品が持つ、正の成分と負の成分、それが一体化して出来ているのが現代の加工食品だという。
ここに恐怖を覚えない読者はいないはずだ。さっそくお読みになっていただきたい。現代文明論の一つでもあると思う。
縮まる健康寿命を訴えるための造語、ジジ係数、日本人が最大の塩分消費国民など、これまで隠されてきた真実があふれ出てくる。読み始めたら、最後まで一気に読んでしまいました。
紙の本
できるだけ家庭料理をお食べください
2016/08/16 17:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
食品のデジタル化(部品毎に組み立てる)が進み、産地不明・成分不明・正体不明の食品が増殖。重金属を知らず知らず摂っていたり、化学調味料漬けによる「美味しさ依存症」となっている現状をレポート。
加工が加われば加わるほど、得体の知れない食品に変貌するが、有害か否かは不明という、何とも中途半端な結末。結局、「できるだけ家庭料理をお食べください」という月並みな結論でした。
現在の食品の実態は良く分かりましたが、食品添加物等を扱った類書を既に読んだことがある方は、その焼き直しに過ぎませんので、本書をお勧めしません。
私の義兄は、朝食や夜食にカップラーメン(デジタル食品の代表)を毎日のように食べていて、50歳で癌死しました。因果関係は分かりませんが、早死の要因の一つのように思えてなりません。またチェーン店で食べる牛丼や餃子は安くて美味しいですが、後味が消えない不快感が残ります。これは、明らかに化学調味料によるものでしょう。また、コシのある麺は今やどこでも提供されますが、すべて手打ちとは思えません。食品添加物が相当使用されているのではないでしょうか。でも、そんなこと言っていたら、一切外食はできなくなりますので、気にせずに食べています。