紙の本
不思議と現実の短編集
2020/05/31 22:30
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「カブとセロリと塩昆布のサラダ」で明日へのガッツをもらい、「むすびめ」で過去と向き合う勇気をもらいました。
紙の本
なりきよさん
2017/11/17 17:35
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
なりきよさんとの仕事での出会いから佐和田さんの個展での出会い直しまで一気に読んでしまいました。出会いを大切にする生き方は、良いなあと分かっているのですが、なかなか自分ではできません。
紙の本
年を重ねると何度も出会いなおせる。
2017/06/17 20:08
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ人でも年を重ねると違った面が見えたりと、新鮮な思いをさせてくれる。
知り合いと数年後に再会すると随分イメージが違ってたり、さらにご無沙汰してると境遇が変わってたり、
でも、基本的に人間性は変わってなくてホッとしたり。
きっと自分も相手に対してそんな面を見せてるのだろうな・・・と思わせるお話し。
短編集ですがどれも過去を思い起こせすのがテーマかな。
自分の命を掛けて愛する人を守ったり、死んでも愛する人を守ったり。
来世の出会いを期待したり。様々な出会いと別れと次への希望があります。
絵都さんらしい不思議な時間の流れを感じさせてくれる一冊でした。
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6つの短編集なのだが、そのうちの3つ
表題作の出会いなおし
カブとセロリの塩昆布サラダ
むすびめ
が良すぎた。良すぎてびっくりするほどに。どれも半分泣いてしまった。
いままで読んだどの短編集よりも響いた気がする。
出会いなおし。人生は出会いなおしの連続なのかもしれない。
出会って、別れて、また出会いなおして、別れ、そして出会いなおす。再会、ではない出会いなおすという表現がとても好ましい。
あと、カブとセロリの塩昆布サラダ。わたしはカブとセロリを間違わず判断できるだろうか。そしてその非を認め、あの社員のようにただすことができるだろうか。さらにふた口目も食べてくれてありがとう、など言えるだろうか、とある意味でしびれたし感動した。
むすびめ、の過去の失敗、悔い。30人31脚、めっちゃみてたなと思いながら読み、各々が思う後悔、そしてオチの正真正銘意外大賞! の締め方もすき。
6つのうち3つがすごく好きで、青空はまぁまぁよかったし、そのほかの2つは異色ではあるがおもしろいのだけど、3つが好きすぎたので5つ星にしました。
まだみかづきを読んでいないので久しぶりの森絵都さんの作品に大満足。
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出会いとか、別れとか。
「カブとセロリの塩昆布サラダ」と「青空」が好き。
「テールライト」は悲しい。
運命の人とは、別れても、いつかまたきっと会えると信じてる・・・とか、言ってみちゃったりして(〃∇〃)❤
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メディアリクエスト
カブとセロリの塩昆布サラダ、は面白く読んだ。
あとは、私の読解力が足らず、理解できず残念。
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【年をとることは、同じ相手と出会いなおすことだ】出会い、別れ、再会し、また別れ――。人は会うたびに知らない顔を見せ、立体的になる。人生の大切な場面が詰まった六つの物語。
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6つの短編集。 どれも出会い 別れ 再会を含んだ出会いなおしがテーマ。 惹き付けられる作品ばかりだったが あたしは『むすびめ』が好き。 ずっと心に残るわだかまりを ようやく溶かせたあのスッキリ感!! 良かった!
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あまり共感はできないまま最後まで。
サラダの青年はよかった。
目に見えるものが全てとは限らないよね。
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表題作「出会いなおし」と他の短編
同様に 出会いなおしを描いている感じでした。
カブと大根の話がよかった。
ちょっと長い「テールライト」はよく意味がわからなかった。全部別の話として読めばよい?
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短編集だけど、『出会いなおし』という共通のテーマ。個人的には「カブとセロリと塩昆布のサラダ」が好き。
○出会いなおし
芸術家と編集者のお話。
『年を重ねるということは、同じ相手に、何回も出会いなおすということだ。会うたびに知らない顔を見せ、人は立体的になる。』
○カブとセロリと塩昆布のサラダ
人生は何がきっかけになるか分からないよね。
○ママ
○むすびめ
○テールライト
文章の最後が
「どうか、どうか、どうか」で終わるさらに短編。
○青空
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6つの短編集。全てが出会いなおしの物語。全てがなんとなくいいなと思える物語だった。
特に『むすびめ』は素敵な話。小学生時代のわだかまりを拭うことが出来て良かったなと思えたし、この感じなんとなくわかるなぁ。と思わせる森絵都さんの筆力を感じさせられた。
『カブとセロリの塩昆布サラダ』も、カブではなく大根じゃないの?と思ってからの清美の行動も笑えるけど、よくわかる。チーフの藤木が電話の応答までは、なんとムカつく奴!って思ったが、最後にはなんていい奴!って思わせてくれる。読後感はこれが一番かな。
『テールライト』は、この中でさらに短編集となっていて、それぞれが素敵な話で、この超短編集をもっと掘り下げて欲しいなと思える話が詰まっていた。
森絵都さん『みかづき』から読んでますが、もっと読んでいきたい作家さんになりました。
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まず、すごいカブテロ。カブ食べよう。さて、読後は涙がまぁるく盛り上がってくるような優しさ。生きていれば出会いがあって、同じ人と何度か出会う事もあるし、この瞬間の出会いもある。次出会う時、その人が幸せであるように、どうかどうか、と祈る心の美しさ。ようやく出会えたのが最後の出会いとなる悲しさ切なさ。出会うという事は日常で奇跡。生きていても死んでいても。もう一度人生をやり直せたら、夫や娘、友人とまた出会えるのかな。もし出会えないなら、このままでいい。そう思える生き方と出会いを重ねられたら幸せ。
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2018.1.16
どれもよかったーー面白かった。なんだろう、うまく言えないけどこの読み終わったあとのいい感じは。
日常を切り取って描いた短編集は、どれもその人その人の内面をよくうつしていて。短編集ってあんまり好きじゃないことも多いけど、これはなんか、この長さがよかった。
「出会いなおし」っていうタイトルがまた素敵。まさしく、「人は会うたびに知らない顔を見せ、立体的になる」がしっくり。「カブとセロリの塩昆布サラダ」が特に好きだった!
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人生における人との繋がりを描いた6つの短編。誰かと出会い別れていく。そして再会して新たな発見や真実に出会う。また別れて一歩を踏み出していく。人との関わりは点ではなく線であると気づかせてくれる一冊。しみじみと良かった。