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デカメロン 上 (河出文庫)
ペストが猖獗を極めた14世紀フィレンツェ。恐怖が蔓延する市中から郊外に逃れた若い男女10人が、面白おかしい話で迫りくる死の影を追い払おうと、10日のあいだ交互に語り合う1...
デカメロン 上 (河出文庫)
デカメロン 上
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- 税込価格:3,740円(34pt)
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商品説明
ペストが猖獗を極めた14世紀フィレンツェ。恐怖が蔓延する市中から郊外に逃れた若い男女10人が、面白おかしい話で迫りくる死の影を追い払おうと、10日のあいだ交互に語り合う100の物語。上は第1日〜第3日を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
ペストが蔓延する十四世紀フィレンツェ。郊外に逃れた男女十人が面白おかしい話で迫りくる死の影を追い払おうと、十日のあいだ語りあう百の物語。最高の名訳でおくる不滅の大古典。全訳決定版、第一弾。【商品解説】
著者紹介
ボッカッチョ
- 略歴
- 1313年イタリア生まれ。ルネサンス期を代表する文学者。著書に『フィローコロ』『フィアンメッタ夫人の哀歌』『コルバッチョ』など。
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紙の本
ペスト後の地獄の後のフィレンツェで
2022/11/28 09:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:令和4年・寅年 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ペストが蔓延したフィレンツェで、都市から離れたサロンで10日間に渡って行われる物語。それまでの価値観が一変して町に死者が溢れ放置された悲惨な状況と性の解放の物語。
紙の本
ペストと退廃の時代
2020/04/13 10:55
8人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
この河出文庫版は読んではいない。なぜなら、その時代の代表的書物として世界史の教科書に載っていたくらい、フツウの本だったからだ。読んでいなくても、書名くらいは聞いているのでは?といったくらい。
では、読んだのかと訊かれたら、答えは「Yes」だ。ただし、教科書に載っていたという理由で、過去に読んで、では今再び読むかと言われたら、少々考える。
現実逃避ではないかとしか思えない、退廃の世界を純愛で飾り立てたとでも言うべきか。今なら差し詰め、教育委員会の禁書目録に入りかねないといった方が解り易いかもしれない。
ただ、はっきり言えることは、都市部が病気の感染拡大した時に、地方に「避難する」という行動が、現代と重なるということだ。
経済的余裕の有る者が感染を恐れて避暑地などに隠れ、それが結果的に感染を拡大させる。何とも、現代に通じる人の行動の身勝手さかと思うとともに、ある意味、悲しき性かとも思う。
だからこそ、こういった書籍は、もう一度自らがどうであるか考え、しっかり見ていく為の便として、他山の石として知る時なのかもしれない。