読割 50
紙の本
捨てられる銀行 2 非産運用 (講談社現代新書)
著者 橋本卓典 (著)
真に顧客本位でない営業姿勢を続ける金融機関を「見える化」して、自然淘汰に追い込む。「フィデューシャリー・デューティー」をキーワードとする森信親金融庁長官の資産運用改革を明...
捨てられる銀行 2 非産運用 (講談社現代新書)
捨てられる銀行2 非産運用
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
真に顧客本位でない営業姿勢を続ける金融機関を「見える化」して、自然淘汰に追い込む。「フィデューシャリー・デューティー」をキーワードとする森信親金融庁長官の資産運用改革を明らかにし、国民の資産形成について解説。【「TRC MARC」の商品解説】
ベストセラー『捨てられる銀行』が明らかにした森信親・金融庁長官の金融大改革。第2弾は「資産運用の大改革」だ。キーワードは「フィデューシャリー・デューティ」。いま、銀行や生保、証券会社が売る金融商品の多くは高額手数料を取れる金融機関本位の商品ばかり。森長官の資産運用改革はここに厳しいメスを入れつつある。「愛される」のか「捨てられるのか」。森長官の真意をいち早く見抜くために全金融機関関係者必読の書。【商品解説】
ベストセラー『捨てられる銀行』が明らかにした森信親・金融庁長官の地域金融大改革。実は、森長官の金融改革にはもう一つの大きな柱がある。
それが資産運用の大改革である。日本の「資産運用」が、何も産まない「非産運用」になり、「悲惨運用」となっている現実を変えようというのだ。
キーワードは「フィデューシャリー・デューティ」。
受託者責任と訳されてきたが、森長官の定義は「真に顧客本位の業務運営をする義務」となる。
いま、銀行や生保、証券会社が「お客様の資産運用のため」というトークで売る金融商品の多くは高額手数料を取れる金融機関本位の商品ばかり。銀行の窓口で勧め
られる「貯蓄性保険商品」はその最たる例だ。
森長官の改革は顧客本位でない営業姿勢を続ける全金融機関を「見える化」して、自然淘汰に追い込む。
森長官の真意を見抜き「信じられる金融機関」に体質改善しないと、銀行も生保も証券会社も「捨てられる」時代が来る。
1995年の家計金融資産を1とすると、米国は3倍強、英国は2.8倍に膨らんでいるが、日本は1.47倍止まり。
その差を家計に取り戻すための大改革が始まるのだ。
金融機関関係者必読、今後10年の資産運用の趨勢を掴んだものだけが生き残る。
【本の内容】
目次
- 序章 「売られるあなた」 銀行、証券、生保に奪われ続けるあなたの金融資産
- 1章 動き出した資産運用改革
- 2章 ニッポンのヒサンな資産運用
- 3章 フィデューシャリー・デューティとは何か
- 4章 年金制度の変化と資産運用改革
- 5章 改革の挑戦者から何を学ぶか
- 終章 「売られないあなた」になるために
著者紹介
橋本卓典
- 略歴
- 〈橋本卓典〉1975年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。共同通信社経済部記者。金融を中心に取材。著書に「捨てられる銀行」がある。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
運用業界に感じるモヤモヤ
2019/05/11 22:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makis - この投稿者のレビュー一覧を見る
資産運用の世界に感じてきたモヤモヤは正しかったのだと確認できました。「貯蓄から投資へ」を合言葉にしてきた運用会社はどこか自分のためにそれを進めているだけじゃないか?と感じてしまう。でも本気で投資家の目線に立とうとする人がこの業界にもいるんだな、と知れて少し嬉しく感じました。金融庁のHPには様々な施策や有識者会議の情報がありますが、そことも少なからずリンクさせることができ、業界に対する知識を生きた知識に変えてくれました。
紙の本
我が国の金融大改革について書かれた書です!
2018/09/14 12:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『捨てられる銀行』に引き続く続編です。前書では森金融庁長官による地域金融改革について明らかにされましたが、本書では長官のもう一つの改革の柱である資産運用改革について詳細に検討されています。現在、資産が利益を生まない状況になっている我が国の膨大な個人資産を、利益が生める資産にしていくための大改革です。この考えが実施されれば、私たち一般人にも大きな影響が及んできます。日本の将来を考えるための重要な一冊です。
紙の本
資産運用
2017/05/22 13:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KKキング - この投稿者のレビュー一覧を見る
手数料目的の経営しかできない銀行の何が「公器」か。最近よく言われるようになったフィディーシャリーデューティの下に、資産運用会社の問題点を暴く。
電子書籍
利益相反について
2020/11/25 16:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Turnbull - この投稿者のレビュー一覧を見る
金融機関業務に係る利益相反について、よく書かれており、良かった。
しかし、金融機関が提供する資産運用業務は色々知れば知るほど、その提供対象となる人は極めて限定されるのではないかと思わざるを得ない。
紙の本
森長官体制の代弁をしている本の続編
2018/09/30 15:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
金融行政の専属記者である著者による金融行政当局の見解を代弁するシリーズの第2弾。今回はタイトルにあるように運用に関する金融機関のやり方がいかに非(生)産で顧客にとって悲惨であるかを掛けた内容となっている。このような状況を変えるにはこの本を読んで、しかるべき対応を個人で取るしかない。