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紙の本
ルポ絶望の韓国 (文春新書)
著者 牧野愛博 (著)
韓国全土に広がる不況と格差、壮絶な学歴競争社会…。朴槿恵大統領の弾劾・罷免・逮捕の過程で垣間見えた韓国の国民性と社会の病理を、朝日新聞ソウル支局長が自分の目で見たエピソー...
ルポ絶望の韓国 (文春新書)
ルポ 絶望の韓国
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商品説明
韓国全土に広がる不況と格差、壮絶な学歴競争社会…。朴槿恵大統領の弾劾・罷免・逮捕の過程で垣間見えた韓国の国民性と社会の病理を、朝日新聞ソウル支局長が自分の目で見たエピソードでつづる、渾身のルポルタージュ。【「TRC MARC」の商品解説】
これは“嫌韓本”ではありません。韓国を愛し、理解しようとつとめてきた筆者が見た、ありのままの韓国のルポルタージュです。
筆者は、朝日新聞の外信記者として、長年、韓国とかかわってきました。現在はソウル支局長として、日々の取材にあたっています。
その筆者にして、今の韓国は、「病理」とも呼べる状況に陥っているとしか見えないところに、本書のテーマの深刻さがあります。
利己主義――一言で言えばそうなるかもしれません。冒頭に紹介されるスターリンのエピソードは秀逸です。
「朝鮮人は三人集まれば、四つの政党をつくる」
朴槿恵大統領の弾劾・罷免・逮捕に見られた政治的、社会的なうねりは、まさにそうしたメンタリティーが表出したものです。
また、500年続いた朝鮮王朝時代にはぐくまれた「両班になりたい」という感情も、あらゆるところで顔を出します。「現代の科挙」とも呼ばれる度を越した受験戦争や、誰しもが一度は国会議員になりたいと考える社会風土など、ひとつひとつが社会を歪ませているのです。
風雲急を告げる北東アジア情勢において、韓国を理解するための絶好の1冊であると自負しています。【商品解説】
「3人いれば4つ政党ができる」と揶揄される韓国。ソウル駐在の朝日新聞エース記者が、肌身で感じた韓国の病理を徹底的にルポ。 【本の内容】
「3人いれば4つ政党ができる」と揶揄される韓国。ソウル駐在の朝日新聞エース記者が、肌身で感じた韓国の病理を徹底的にルポ。【本の内容】
著者紹介
牧野愛博
- 略歴
- 〈牧野愛博〉1965年愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業。朝日新聞ソウル支局長。著書に「北朝鮮秘録」「戦争前夜」「金正恩の核が北朝鮮を滅ぼす日」など。
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地味だが堅実なルポルタージュ
2020/06/19 20:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯では前大統領の朴クネ氏の沈痛な表情の写真が目立つが、本書の執筆が政権末期に当たったという程度で、朴政権についての集中的に扱ったものではない。
上記だけはおことわりとして書いておきます。
「絶望の~」と刺激的なタイトルに目が行ってしまうが、堅実かつ実直に書かれた、悪く書けば地味な、しかしルポルタージュとしてはよく出来た作品である。
文化や経済まで広範かつ雑多に扱っているため、掘り下げが浅いかもしれないし、反面で軍事・安全保障・外交に関しては、筆者の専門分野だからか勢いがついて各章の終盤が尻切れに終わる箇所もあり、それなりのバランスの悪さも目立つ。
しかし国政から地方議員までコネコネコネ、しがらみしがらみと四六時中コネとワイロと籠絡ばかり、読んでいるだけで疲労とめまいを感じてしまう。
将来像から働き盛りまで、富豪か貧乏人か、学閥か叩き上げか、全てを二者のどちらかに塗り分けなければ気が済まないという社会も実に極端である。
筆者の提言とは逆の話だが、こうした悪い意味での人情頼みの国とは、少し距離を置くのも方策なのかもしれない。