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紙の本
漱石と日本の近代 上 (新潮選書)
著者 石原千秋 (著)
【やまなし文学賞研究・評論部門(第26回)】漱石文学の主人公たちは皆、早く生まれすぎた“現代人”だったのかもしれない。「それから」までの主要な前期6作品を取り上げ、漱石的...
漱石と日本の近代 上 (新潮選書)
漱石と日本の近代(上)(新潮選書)
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商品説明
【やまなし文学賞研究・評論部門(第26回)】漱石文学の主人公たちは皆、早く生まれすぎた“現代人”だったのかもしれない。「それから」までの主要な前期6作品を取り上げ、漱石的主人公の誕生という新たな解釈をもとに物語の奥に込められたテーマを浮き彫りにする。【「TRC MARC」の商品解説】
読み継がれる理由とは? 漱石が描いた近代とは、現代人の可能性だった。「自意識は強いのに他者との関係に自信が持てない」――漱石文学の主人公たちは皆、早く生まれすぎた〝現代人〞だったのかもしれない。『それから』まで主要な前期六作品を取り上げ、「漱石的主人公の誕生」という新たな解釈をもとに物語の奥に込められたテーマを浮き彫りにしていく。時代を超えて通じる閉塞感と可能性を読む。【商品解説】
著者紹介
石原千秋
- 略歴
- 〈石原千秋〉1955年生まれ。成城大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程中退。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。日本近代文学専攻。著書に「反転する漱石」など。
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文学は面白い
2020/10/27 23:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の名前は新聞紙面で知っていた。日曜日の文芸欄で,文学賞の受賞作をたいていコテンパンにくさす面白い先生だと思っていた。漱石が専門とは知らなかった。夏目漱石は子供の頃から好きだった。もちろん江藤淳も読んでいるが,この先生のは楽しい。なるほどそういう読み方もあるのか,そういう解釈が成立するのかとワクワクしながら読んだ。しかしこれを大学の授業でゼミでやられたらたいへんだなと思う。文学部に進まなくてよかった。
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漱石の詳細な読解
2020/03/06 18:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本近代文学、とくに夏目漱石の研究者として知られる石原千秋による漱石論の集大成。石原らしく、現代思想やテクストの書かれた時代性も重視する読解によって、漱石の小説がより理解できる。
上巻となる本書では、長編小説の初期作品「ぼっちゃん」「草枕」「虞美人草」「坑夫」「三四郎」「それから」を取り上げている。