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商品説明
有力檀家のルーツ探しに仏教界のイメージアップ計画、巨大コンテンツメーカー創始者の生前戒名をめぐる遺産争い…。金満寺の次男・春馬が、同じ高校に通う“戒名探偵”を頼って謎を解く! 『小説現代』掲載を加筆・修正。【「TRC MARC」の商品解説】
のほほんと生きる金満寺の次男・春馬は
金に汚く横暴な住職代行の兄に寺の無理難題をふっかけられがち。
今日も今日とて、古い墓石の身元を探している。
手がかりは石に刻まれたたった数文字の戒名だけ!?
しかし、春馬には同じ高校に通う『戒名探偵』――外場(そとば)薫という切り札があった。
なぜか仏教に異様に詳しい彼は、この日も墓石の写真を見ただけで
すらすらと身元を言い当てるのだ。
有力檀家のルーツ探しに、仏教界びっくりドッキリイメージアップ大作戦!
謎が謎を呼ぶ、巨大コンテンツメーカー創始者の生前戒名を巡る骨肉の遺産争い……
知れば知るほど面白い仏教の世界の謎を、外場=卒塔婆くんが解き明かす!【商品解説】
収録作品一覧
戒名探偵卒塔婆くん | 5−36 | |
---|---|---|
わが青春の麻三斤館 | 37−76 | |
西方十万億土の俗物 | 77−134 |
著者紹介
高殿円
- 略歴
- 〈高殿円〉兵庫県生まれ。「マグダミリア三つの星」で角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。「カミングアウト」でエキナカ書店大賞を受賞。ほかの著書に「トッカン」など。
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紙の本
和風探偵物
2019/09/29 10:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこまるた - この投稿者のレビュー一覧を見る
戒名や卒塔婆、仏教を題材にした探偵ものです。高殿円さんの作品らしくきわものっぽいキャラが多くて、読んでいて面白いです。短編集なので、涙が出そうになるちょっと悲しい話や、ビジネスが混ざったいかにも高殿先生らしい内容の話が合ったりと飽きずに読むことが出来ます。
紙の本
和菓子のチョイスが秀逸
2019/03/09 09:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
戒名を見ただけで、たちどころに故人を割り出す外馬くんと、寺の次男坊の金満くんのお話です。ありがちですが、外馬くんがホームズ、金満くんがワトソンというか、金満くんの所に持ち込まれたトラブルを外馬くんが解決してあげる(高級和菓子と引き換えに〕いうストーリーの短編集です。話もまあまあ面白いですが、和菓子のチョイスが秀逸です。
紙の本
仏教と歴史のミステリー
2024/01/10 13:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あんず - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生の金満(カネミツ)と外場(ソトバ)の凸凹コンビ?が戒名を巡るミステリーを解き明かす、あまり類を見ない物語である。
「戒名とは何か? その名にはどんな意味が込められているのか?」
寺院関係者以外ではなかなか「?」な世界だが、娯楽の要素も多く、面白可笑しくこの2人を通して楽しめた。
(勝手ながら、私のアタマの中では、実写キャラにしたら似合いそうな人物たちが動き回っていた)
紙の本
結局、外場くんは何者?
2022/08/14 06:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
まあまあ裕福なお寺の次男坊が跡継ぎの長男にどやされつつ、解決するよう指示されたトラブルについて妙に戒名について詳しい謎の同級生・外場くんに泣きついて解決してもらうという内容。結局、外場くんがどうして戒名にそんなに詳しいのかとか、何者なのかがわからないまま終わりでした。続き物なのかな?
紙の本
期待外れだった。
2018/12/08 18:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「トッカン」のようなキャラクターのはじけっぷり、ストーリーの楽しさを期待していたのだが、満たされなかった。
本作では、とにかく仏教に関する知識、情報が次々と出てくる。そのこと自体は問題ない。むしろ、新しく知ることが多くておもしろいのではないかと思っていた。ただ、知識はあくまできちんと作品の中に織り交ぜられていて初めておもしろくなる。本作ではそれがただの仏教知識の羅列に終わっている印象を受けた。
キャラクターにも、魅力がない。卒塔婆探偵こと外場の外見や様子によく「ぬるっと」という表現が用いられているが、それもいまひとつ。