ここ過ぎて 白秋と三人の妻
著者 瀬戸内寂聴
北原白秋をめぐる三人の妻を描いた長編小説。国民的詩人・北原白秋が没して四年後の一九四六年暮れ、大分県香々地の座敷牢で一人の女性がひっそりと息を引き取った。歌人であり詩人で...
ここ過ぎて 白秋と三人の妻
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商品説明
北原白秋をめぐる三人の妻を描いた長編小説。
国民的詩人・北原白秋が没して四年後の一九四六年暮れ、大分県香々地の座敷牢で一人の女性がひっそりと息を引き取った。歌人であり詩人であったその才女の名は江口章子。白秋の二番目の妻でもあった。詩集『邪宗門』をはじめ、数多くの詩歌を残し、膨大な数の童謡や校歌などの作詞も手掛ける一方で、姦通罪による逮捕など様々なスキャンダルにまみれた稀代の天才の陰には、俊子、章子、菊子という三人の妻の存在があった。丹念な取材を元に瀬戸内寂聴が一九八四年に発表した渾身の長編小説に最新書き下ろしの「あとがき」を収録。白秋の生涯を描いた2019年1月11日公開の映画『この道』の原点。
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章子の記
2019/03/17 16:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヨンデリーヌ - この投稿者のレビュー一覧を見る
白秋と「三人の妻」とあるが、ほぼ、二番目の妻である章子に比重が置かれている。
それも尤も。凄まじいとはこのこと!
それでも、白秋が白秋となったのは、この章子時代があったればこそだったのではないだろうか。
白秋
2018/11/30 19:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫なのに結構値段が……と思ったら、ペラペラの冊子ではなくページ数の多い本でした。読みごたえもそれなり。