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紙の本
霧 (小学館文庫)
著者 桜木紫乃 (著)
国境の街・北海道根室。有力者の娘・珠生が恋に落ちたのは、北の海の汚れ仕事を牛耳る相羽組の組長だった…。昭和30年代の根室を舞台に描く、桜木紫乃の記念碑的作品。〔2015年...
霧 (小学館文庫)
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商品説明
国境の街・北海道根室。有力者の娘・珠生が恋に落ちたのは、北の海の汚れ仕事を牛耳る相羽組の組長だった…。昭和30年代の根室を舞台に描く、桜木紫乃の記念碑的作品。〔2015年刊の改稿〕【「TRC MARC」の商品解説】
女の人生は、惚れた男で決まる。
北海道最東端・根室は、国境の町である。戦前からこの町を動かし、人格者として知られる河之辺水産の社長には、三人の娘がいた。
長女智鶴は政界を目指す大旗運輸の御曹司に嫁ぎ、次女珠生は料亭「喜楽楼」の芸者を経て相羽組組長の妻となり、三女早苗は金貸しの杉原家の次男を養子にして実家の家業を継ぐことになっている。
昭和四十一年の国政選挙で、智鶴の夫・大旗善司は、北方領土の早期返還を公約に掲げ、初当選を果たした。選挙戦を支えたのは、珠生の夫である相羽重之が海峡でロシアとせめぎ合いながらかき集めた汚れ金だった。三姉妹はそれぞれの愛を貫き、男たちの屍を越え生きてゆく。
直木賞作家が贈る波瀾万丈エンタメ!
【編集担当からのおすすめ情報】
桜木版「宗家の三姉妹」!
北海道・根室海峡。三姉妹の愛と憎しみの華が咲く。【商品解説】
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電子書籍
昭和の
2019/10/06 18:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマまたは現代に置き換えて、ドロドロした感じにすると良さそうなお話だなと思う。
木村多江さん辺り主演でやってくれないだろうか? 笑
紙の本
国境の地
2022/03/23 11:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
北海道根室市にある妓楼で働く珠生。珠生は河之辺水産という町では大きな会社の娘として生まれた。姉の智鶴は政治家、妹の早苗は金融業者に嫁いでいた。そして珠生も表向きは土建屋だが実際はヤクザ組織に嫁ぐ。三姉妹が力を合わせて北方領土返還に向けて動き出すのだが・・・・・。
姉妹とはいえ、上手く行かないことも多いのですね。女性の心理を巧みに表現している部分には脱帽します。男性なら毛利元就の三矢の教えを頭に思い浮かべますが、この三姉妹の場合は表現し辛いですね。しかし、この時代には珍しい現代的な考えと行動力を持つ女性達ですね。
紙の本
こういう長編もいい
2018/12/14 08:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tomoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
この著者の作品は比較的時間軸が長いように感じる作品が多い。
親子2代にわたるものがたり、数十年前の出来事が今につながっている、というような。
これはそれが朝ドラ風にわかりやすく描かれていて、北海道という舞台設定もあってか、”別世界”を見ている気分になる。