- 販売開始日: 2018/11/20
- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- ISBN:978-4-7993-2383-0
才能に頼らない文章術
著者 上野郁江
「編集者」のもつスキルを可視化・言語化。チェックシートにしたがって文章を直していけば、伝わる文章になる!ここ5~6 年で、インターネットによる情報発信が爆発的に増えてきま...
才能に頼らない文章術
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商品説明
「編集者」のもつスキルを可視化・言語化。
チェックシートにしたがって文章を直していけば、伝わる文章になる!
ここ5~6 年で、インターネットによる情報発信が爆発的に増えてきました。
さまざまなWeb メディアが立ち上がってきています。
また、個人での情報発信をサポートするサービスも増えてきました。
古くはブログやメールマガジンを筆頭にして、最近ではnoteなど、自分で書いた文章に対して自由に価格をつけて販売するサービスなども出てきています。
Web による情報発信が当たり前になってきたことで、これまで自己流でどうにか書いてきた方々や、今まであまり文章を書く機会がなかった方にまで「書く」ことへのニーズが高まってきています。
こういった背景を受け、短期間で文章力をアップさせるための方法論をまとめたのが本書です。
私はふだん、編集スキルをもとにしたエディトリアル・コンサルタントとして、社会に貢献したい企業の社長や、コンサルタントや士業などの専門家のみなさまに向けて、確実に「伝える」ことに特化したプログラムを提供しています。
伝え方、情報の出し方を少し変えるだけで反応は劇的に変わるものです。
本書は、そのプログラムから、特に文章力の向上に特化した部分を抜粋したものです。
自社のWeb サイトのリニューアルを機にコンテンツを執筆していく方や、企業のオウンドメディアの担当者、自分の提供するサービスを相手にわかりやすく伝えたい士業の方や専門家など、文章力を身につけたい方・高めたい方々に、ぜひ読んでいただければと思っております。
みなさんは、タイトルに引かれてWeb 記事の本文を読み進めてみたけれども、タイトルに対する回答がなかったのでがっかりしたことはありませんか? あるいは、記事を一通り読んでみたものの何が言いたいのかわからない、主張していることの根拠があいまいで納得感がない。
残念ながら、このような記事が急増しています。それはなぜでしょうか? それは、編集者の視点をもたないままに記事が書かれているからです。
Web 上のコンテンツが大量に増えて、文字の洪水とも言えるほど文字があふれている今こそ、編集者の力が必要になってきていると感じています。
本書では、主にWeb での情報発信を念頭におきながら、「編集者の視点をもって執筆する力」(これを本書では、「編集執筆力」と呼ぶことにします)を解説していきます。
文章力は生まれもった才能だと言われたりしますが、編集執筆力は才能ではありません。「相手がいつも使っている言葉を使う」「相手の価値観にそった言葉や表現を選ぶ」など、ポイントを押さえることで伸ばしていくことができます。
つまりこれは、誰もが身につけられるスキルなのです。本書では、編集スキルを31 の編集の文法として体系化したものを、あますところなく紹介します。そして、これらをまとめたのが「編集の文法チェックシート」です。これを活用し、相手の価値観にそって文章を組み立てていくことで、共感や信頼を得られる文章が書けるようになります。
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「慣れる」より「習え」
2020/01/31 05:24
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく「書き直し!」の一言で、編集現場では徒弟修業のように文章術を修養していたとのこと。それを理系目線で言語化して、理詰めで教えてくれます。
理路整然
2020/01/31 05:15
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
システムエンジニア出身の著者らしく、理路整然と文章力の向上と編集術の養成に導いてくれます。巻頭の「編集文法のチェックシート」が至便です。
ブログなどの伝える文章に応用出来ます!
2021/03/03 12:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本はノンフィクションや報道系の文章について、正しい文章の書き方を指南しています。後半はジャーナリズムの話などもありますが、基本的に正しい文を書くための論理的なポイントを教えてくれます。基本的な表記のルールはもちろん、伝わる文にするためには論理性と感性が必要という観点から、そのコツを伝授する内容です。具体的な文例をたくさん採用して、良い場合、悪い場合を比較できるようになっているので、とてもわかりやすかったです。
才能ではない、文章に必要なもの
2019/07/18 15:26
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は万人に向けて、文章に必要な心得やテクニックを説いている。
読者の視点が無いと伝わらない。
文章の目的を意識する。
読者が興味を持って読み切れる流れにする。
本書は文章に必要な技術を取り上げ、例文として、
まず悪い例を出し、悪い点を挙げ、次に悪い点を
改善した良い文を引き合いに出している。
タイトルに偽りの無い一冊。文章は才能ではなく、
文章術、その文章術のセオリーを守ることが
大事だと実感した。