「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/03/25
- 出版社: 日経BP社
- サイズ:21cm/197p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-296-10162-7
読割 50
紙の本
アフターデジタル 1 オフラインのない時代に生き残る
著者 藤井保文 (著),尾原和啓 (著)
「デジタルトランスフォーメーション」は知っているが、「何をしたらよいのか分からない」と悩む人に向けて、世界潮流から見たデジタルトランスフォーメーションの方法論を提示する。...
アフターデジタル 1 オフラインのない時代に生き残る
アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「デジタルトランスフォーメーション」は知っているが、「何をしたらよいのか分からない」と悩む人に向けて、世界潮流から見たデジタルトランスフォーメーションの方法論を提示する。中国をはじめとする各国の具体例も紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
デジタル化する世界の本質を解説
経済産業大臣の世耕弘成氏など、多くのリーダーたちが絶賛!
現在、多くの日本企業は「デジタルテクノロジー」に取り組んでいますが、そのアプローチは「オフラインを軸にしてオンラインを活用する」ではないでしょうか。
世界的なトップランナーは、そのようなアプローチを採っていません。
まず、来るべき未来を考えたとき、「すべてがオンラインになる」と捉えています。考えて見れば、モバイル決済などが主流となれば、すべての購買行動はオンライン化され、個人を特定するIDにひも付きます。IoTやカメラをはじめとする様々なセンサーが実世界に置かれると、人のあらゆる行動がオンラインデータ化します。つまり、オフラインはもう存在しなくなるとさえ言えるのです。
そう考えると、「オフラインを軸にオンラインをアドオンするというアプローチは間違っている」とさえ言えるでしょう。筆者らはオフラインがなくなる世界を「アフターデジタル」と呼んでいます。その世界を理解し、その世界で生き残る術を本書で解説しています。
デジタル担当者はもちろんのこと、未来を拓く、すべてのビジネスパーソンに読んでほしい1冊です。
【商品解説】
目次
- 第1章 知らずには生き残れない、デジタル化する世界の本質
- 1-1 世界の状況、日本の状況
- 1-2 モバイル決済は「すべての購買をIDデータ化する」
- 1-3 シェアリング自転車は「生活拠点と移動をデータ化する」
- 1-4 行動データでつなぐ、新たな信用・評価社会
- 1-5 デジタル中国の本質 データが市民の行動を変え、社会を変える
- 1-6 大企業や既存型企業の変革好事例「平安保険グループ」
- 1-7 エクスペリエンスと行動データのループを回す時代へ
- 第2章 アフターデジタル時代のOMO型ビジネス~必要な視点転換~
著者紹介
藤井保文
- 略歴
- 〈藤井保文〉1984年生まれ。株式会社ビービット東アジア営業責任者/エクスペリエンスデザイナー。
〈尾原和啓〉1970年生まれ。IT批評家。藤原投資顧問書生。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
「Online Merges with Offline」というオンラインとオフラインの壁がなくなり、オフラインはオンラインの中の特に一部の特異的な体験としてマージ(吸収)されるという概念
2020/09/20 11:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオハシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
勉強になりました! 中国から学ぶこと、すごく多いですね。 2020年時点で第15刷発行だそうです。
会社での年に一度のフォーラムでのパネルディスカッションにて藤井氏が登壇されるとのことで、事前勉強のために購入。 たしかに昨年ごろから新書のところにはずっと出ていて明るい表紙に気にはなっていた本。結果として買ってよかった。僕としてはまだまだ全く不勉強な領域の部分の理解の学習書となった。
「Online Merges with Offline」というオンラインとオフラインの壁がなくなり、オフラインはオンラインの中の特に一部の特異的な体験としてマージ(吸収)されるという概念は、なかなかナルホドと思った。(書籍内では『「オンラインとオフラインを融合し一体のものとした上で、これをオンラインにおける戦い方や競争原理と考えるデジタル成功企業の思考法』と表現しています)
あとは事前に読んでおいたほうがよい本として「カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則」を読んでおくと、ハイタッチ、ロータッチ、テックタッチの概念がすっと理解できるからわかりやすいかもと思います。
さて、いつもの抜粋ですが、今回は気になった表現、というところなので、いつもとは若干ニュアンスが異なるかもしれません。
(もちろん本書の主要ポイントを抜粋しているわけでもありません、単なる個人的に気になったところの抜粋です)
ではどうぞ。
==========
P24 よくある報道は、信用スコアが下がり過ぎて新幹線のチケットが買えなくなったとか、ディストピア的な管理社会につながるといった悲観的な内容です。私は実際中国に住んでいて、窮屈で肩身の狭い実感はありません。むしろ、信用スコアのサービスは「データを提供すると点数が上がってメリットがもらえるゲーム」といった印象です。
P38 3つ目の機能は、「ユーザーが歩くだけでたまるポイントシステム」です。いうならば単なる歩数計機能ですが、歩いてたまったポイントを、アプリ内の健康食品、美容品、医療品の購入時にお金として使うことができます。これだけ聞くと、なんとなくよくありそうな機能に聞こえるかもしれませんが、秀逸なのは、ユーザは1日が終わる前に1度アプリを開き、「歩いた分を換金する」というボタンを押さないと、歩数がリセットされてしまうという仕組みです。そのためユーザーは、必ず1日に1回はアプリを開く行動が習慣化しています。
P61 顧客は『オンラインとかオフラインとか』といちいち考えておらず、その時最も便利な方法で買いたいだけなので、我々は様々な選択肢を提供することが大事だと思っています。そのために無人コンビニも展開しているのです。
P75 フーマーが店舗を出す際、それらのデータを使って立地場所を選定するのです。消費金額が高い住民が住んでいて、できるだけオフィス街が含まれるエリアを選定しています。メインのターゲット層として特に注力しているのが「25歳から35歳の若くして結婚した女性で、価格よりも食材の鮮度や品質を優先する傾向のある消費者が集まるエリア」だそうです。
P131 例えば、高層マンションの上層階まで荷物を届けるとき、到着5分前に電話をして、「今から行きますので、もしよかったら帰りにゴミを捨ててきますのでゴミをまとめておいてください」と連絡するそうです。高層マンションの上層階に住む人は、下まで降りてゴミを捨てなければならないのが億劫なので、ジンドンの配達員は荷物を届けた後、その空いた手を使って自主的に代行しているそうです。
==========
紙の本
オフラインのない世界
2020/04/29 23:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょひょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
デジタル化で世界がどう変わるんだろう、という漠然とした関心から昨年購入したもののそのままになっていたが、新型肺炎に伴う緊急事態宣言でテレワークやスプリット体制などが急速に、否応なく導入されているのを目の当たりにして、問題意識を新たにしたことで通読。
主に中国の事例を参考にしながら、すべてがオンラインにつながる世界を前提としたビジネスや社会について解説している。
日本ではとかく「監視社会」だの「国家統制」だのとネガティブに語られることが多いし、いまだに中国から学ぶことに嫌悪感を持つ風潮を感じるし、日本では同じようにできないことの理由を並べる人も多いが、そんなことを言っている間にどんどん周回遅れになる、ということを感じさせてくれる。
字も大きく、行間も広いうえに200ページに満たない分量なので、数時間で読める。書いてある1つ1つの事柄よりも、立つべきスタンス、基本的な認識を求めていたので十分満足。
紙の本
そうなのか!
2019/08/05 11:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「顧客からデータを集めて、店舗に生かす」なんていう方法では最早ダメなんだ!と目からうろこでした。こうした面で、中国は日本より色々進んでいるなと思いました。
お相撲さんの把瑠都のお国の話もなかなか衝撃でした。(3.5点)