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紙の本
虚構推理 (講談社タイガ)
著者 城平 京 (著),片瀬 茶柴 (イラスト)
【本格ミステリ大賞小説部門(第12回)】巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。妖怪からもめ事の仲裁や解決を頼まれる「知恵の神」となった岩永琴子と、とあ...
虚構推理 (講談社タイガ)
虚構推理
05/02まで通常792円
税込 396 円 3ptこのセットに含まれる商品
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商品説明
【本格ミステリ大賞小説部門(第12回)】巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。妖怪からもめ事の仲裁や解決を頼まれる「知恵の神」となった岩永琴子と、とある妖怪の肉を食べ異能の力を手に入れた大学生の九郎が、この怪異に立ち向かう。【「TRC MARC」の商品解説】
<2020年1月アニメ放送開始!>
<本格ミステリ大賞受賞作シリーズ!>
<シリーズ累計300万部突破!>
【放送情報】
テレビ朝日 1月11日より毎週土曜25:30~
MBS 1月11日より毎週土曜26:38~
BS日テレ 1月14日より毎週火曜24:00~
dアニメストア、GYAO!ほかにて配信!
【CAST】
岩永琴子:鬼頭明里 桜川九郎:宮野真守
弓原紗季:福圓美里 七瀬かりん:上坂すみれ
寺田刑事:浜田賢二 桜川六花:佐古真弓
【STAFF】
原作:城平 京(講談社タイガ刊) 漫画:片瀬茶柴(講談社『少年マガジンR』連載)
監督:後藤圭二 シリーズ構成:高木 登
キャラクターデザイン・総作画監督:本多孝敏
アニメーション制作:ブレインズ・ベース 制作:NAS
【MUSIC】
オープニング:「モノノケ・イン・ザ・フィクション」嘘とカメレオン
エンディング:「LAST DANCE」宮野真守
巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説、鋼人七瀬。
人の身ながら、妖怪からもめ事の仲裁や解決を頼まれる『知恵の神』となった岩永琴子と、とある妖怪の肉を食べたことにより、異能の力を手に入れた大学院生の九郎が、この怪異に立ち向かう。その方法とは、合理的な虚構の推理で都市伝説を滅する荒技で!?
驚きたければこれを読め――本格ミステリ大賞受賞の傑作推理!
終始ゾクゾクしっぱなし……息もつかせぬ物語とはまさにこのことだと思います。意外な展開、予想外な事実、桁外れな人物、奇妙な現実、異様な虚構、奇想天外な“戦い”――。絶妙に狙い澄まして放たれる数々の“驚き”の奔流に溺れそうになりましたが、エラ呼吸を会得することでどうにか事なきを得ました。
のちの半魚人である(←新しい都市伝説)。
――『僕は友達が少ない』の平坂読氏推薦!!
「本格」の今後が有する可能性を大きく押しひろげた一作(作家・氷川透)
ただただ作者の才能に嫉妬するばかり(作家・黒田研二)
おおおお前を倒すのはこの俺だ!(作家・汀こるもの)
内奥に錨を下ろした論理、奇矯でありながらつらぬかれたロジック。破格のミステリ(作家・辻真先)
辻褄の合った論理こそ、時には真実から最も遠ざかるものではないか――(書評家・千街晶之)
驚きを通り越して爽やかな敗北感さえ抱かされた(作家・太田忠司)
「真相」の意味について刺激的な考察を展開(作家・大山誠一郎)
「本格ミステリのロジック」の持つ魅力と危うさを純粋培養したような小説(作家・光原百合)【商品解説】
著者紹介
城平 京
- 略歴
- 【城平京(しろだいら・きょう)】
第8回鮎川哲也賞最終候補作『名探偵に薔薇を』(創元推理文庫)にて、長編ミステリデビュー。その後、漫画『スパイラル ~推理の絆~』の原作を手がけ、同作はアニメ化され、大ヒットシリーズとなる。原作者として『ヴァンパイア十字界』を、次いで、『絶園のテンペスト』を連載。後者も2012年にアニメ化された。また、2011年に発表した『虚構推理 鋼人七瀬』(講談社ノベルス)で、第12回本格ミステリ大賞を受賞(2019年1月講談社タイガ化)。同作は「少年マガジンR」にてコミックス化されベストセラーとなりアニメ化が発表された。他の漫画原作に『天賀井さんは案外ふつう』(ガンガンコミックス)、小説に『雨の日も神様と相撲を』(講談社タイガ)。多くの読者から、新作を待ち望まれているミステリ作家。
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紙の本
虚構と虚構の対決
2019/07/01 00:26
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、帯で本書を紹介されていたお二方が「京極夏彦」「井上真偽」という時点で、気になりました。このお二人を組み合わせるとは、どういう内容なのかと。
最後まで読んで、この紹介の組合せに納得です。
「虚構推理」という題名ですが、一般的に言う推理小説かと問われると、少し疑問です。しかし、まだ解明されていない真実を推理するというばかりが、本格ミステリではないのです。
まず、怪異(カッパとか)が出てきたり、異能を持った人間が出てきたりと、かなり「この世界で推理は成り立つのだろうか」と不安になる設定です。しかし、世界自体は我々と同じ世界観なので、いろいろなことは我々が認識しているような常識に則して進みます。
この本では、動き始めた都市伝説を止めるため、推理ではなく、「合理的な虚構」を組み上げていきます。可能性の考察という意味では、かなり推理しているので、推理小説好きも楽しめるはずです。話の組立て方が圧巻です。
表紙や紹介文から、ラノベっぽさが全開ですが、本格ミステリ大賞を受賞しているだけあり、結構脳みそは使います。かといって、重いばかりではなく、テンポよく読める一冊です。
推理好きにも、妖怪好きにも、異能系好きにも、おすすめの一冊です。
紙の本
都市伝説に立ち向かう
2020/02/15 00:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
虚構…作り話に立ち向かう琴子と九郎の話。
しかもそれが
人魚とくだんの肉を食べた
不死身の肉体をもつ男と、
義眼・義足をもつ
(そしておそろしく頭の切れる)
女が主役なんだからタチが悪い。
でっちあげで成立するミステリーなんて
初めて読んだ。
でも、ありもしない空論推理に
純粋に楽しめる自分がいた。
…時々下ネタが入るが、そこはご愛嬌で
電子書籍
☆虚構推理☆
2024/04/21 10:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説《鋼人七瀬》。妖怪から揉め事の仲裁や解決を頼まれる《知恵の神》となった岩永琴子と、とある妖怪の肉を食べ異能の力を手に入れた大学生の九郎が、この怪異に立ち向かう。
幼い時に何者かに連れ去られ、一眼一脚の知恵の神となって帰された、琴子
幼い時に妖怪《件》と《人魚》の肉を食べさせられ、未来予知と不老不死の力を得ることとなった、九郎
ダブル主人公は、どちらも、人間離れした存在だ。
また、彼らが解決するのは、《人ならざる者》の引き起こす事件だ。
今回は、アイドルのような姿をし、鉄骨を振り回す巨乳女性の亡霊《鋼人七瀬》の事件を解決することだが、これが狂暴化し、手が付けられなくなっていた。
やがて、《鋼人七瀬》は、警察官を殺害するという凄惨な事件を引き起こした。
《鋼人七瀬》を捕らえるためには、《鋼人七瀬》を強大化させている《ネットの噂》を弱めることが必要であり、そのためには、真実っぽい虚構を人々に提示する必要がある。ここに、真相究明とは違う、虚構推理を展開することになる。
琴子が構築する4つの虚構推理は、《鋼人七瀬》を弱らせることができるのか!?
紙の本
☆虚構推理☆
2024/04/21 10:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
巨大な鉄骨を手に街を徘徊するアイドルの都市伝説《鋼人七瀬》。妖怪から揉め事の仲裁や解決を頼まれる《知恵の神》となった岩永琴子と、とある妖怪の肉を食べ異能の力を手に入れた大学生の九郎が、この怪異に立ち向かう。
幼い時に何者かに連れ去られ、一眼一脚の知恵の神となって帰された、琴子
幼い時に妖怪《件》と《人魚》の肉を食べさせられ、未来予知と不老不死の力を得ることとなった、九郎
ダブル主人公は、どちらも、人間離れした存在だ。
また、彼らが解決するのは、《人ならざる者》の引き起こす事件だ。
今回は、アイドルのような姿をし、鉄骨を振り回す巨乳女性の亡霊《鋼人七瀬》の事件を解決することだが、これが狂暴化し、手が付けられなくなっていた。
やがて、《鋼人七瀬》は、警察官を殺害するという凄惨な事件を引き起こした。
《鋼人七瀬》を捕らえるためには、《鋼人七瀬》を強大化させている《ネットの噂》を弱めることが必要であり、そのためには、真実っぽい虚構を人々に提示する必要がある。ここに、真相究明とは違う、虚構推理を展開することになる。
琴子が構築する4つの虚構推理は、《鋼人七瀬》を弱らせることができるのか!?
電子書籍
構築小説
2020/11/14 18:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
近年流行った「あやかしもの」と同じように人ならざる者が登場するのだが、全く新しい切り口で「あるものを無かったことにする」そのロジックが面白く、推理小説というより構築小説だ
ひさしぶりにワクワクさせてくれる本に出合った気がする
電子書籍
アニメ
2023/02/21 21:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメを見てから読んだ人もいれば、タイトルからミステリーと思って、読み始めた方もいるとは思います。でも、ファンタジー系統でもあるし……どうとらえたらいいのか……、迷うところ。ただ、シリーズ化していますので、他のも読んでみます