紙の本
彼は優しい雨 (キャラ文庫)
著者 水原 とほる (著),小山田あみ (イラスト)
自分の目的のために恋愛を犠牲にしてきた二人の男が、過去を乗り越え再び恋に堕ちる――ロマンティックLOVEストーリーvやる気がない学生を前に、淡々と講義を進める大学講師――...
彼は優しい雨 (キャラ文庫)
彼は優しい雨
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商品説明
自分の目的のために恋愛を犠牲にしてきた二人の男が、
過去を乗り越え再び恋に堕ちる――
ロマンティックLOVEストーリーv
やる気がない学生を前に、淡々と講義を進める大学講師――
そんな東欧文学の講義に、雨宿りで潜り込んだ若手デザイナー・文彦。
暇潰しのはずが、東欧の作家への情熱を静かに語る講師・久富に、好奇心を煽られる。
俺が学生じゃないって気付いてるのに、聴講を許してくれる――
そんな久富に惹かれ、何度も大学に足を運ぶが!?
会う時はいつも雨に降られてしまう二人が、ゆっくり育む甘い恋v
【商品解説】
自分の目的のために恋愛を犠牲にしてきた二人の男が、過去を乗り越え再び恋に堕ちる――ロマンティックLOVEストーリーv【本の内容】
自分の目的のために恋愛を犠牲にしてきた二人の男が、過去を乗り越え再び恋に堕ちる——ロマンティックLOVEストーリーv【本の内容】
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電子書籍
「目標とアンテナは高く」
2022/08/04 19:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
29歳と39歳の男性が出会って、付き合って、仕事に励み、過去の男と揉めて、仲が深まるお話です。
文彦(あやひこ)の元カレ孝也と久富と3人で話し合うシーンがありますが、明らかに人間の大きさが違いました。
孝也は久富に軽く言い負かされて、目が覚めたのではないでしょうか。
久富の訳したヤーン・タタールクを1冊読んでみたい。
電子書籍
恋を犠牲にして必死で生きてきた二人の 遅まきの恋
2021/12/04 18:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラストが素敵、物語は、初期の水原とほるさんの作品と違って、痛くない。
猫気質の文彦視点で物語は進捗。
小説とは言え、人生の身の振りかたを考えさせられた。
登場人物それぞれが必死で生きていて、悪人が居ない。
あるのはすれ違いだけ。孝也が少し気の毒。
峯浦文彦(アヤヒコ): 母似の中性的な容貌。美大卒、商業デザイナー。
ランチを大学の学生食堂で取るついでに講義を聴講。次第に久富に惹かれていく。
久富曰く、ディカプリオに似ているベビーフェイス。
久富周一郎 :東欧文学研究家。大学講師。「ヤーン・タタールク」を講義する。
黒いハイネックセーターにツイードの上着。黒縁眼鏡。祖父の形見の懐中時計。雨男。
江田島孝也 :文彦の元彼。真面目な性格のITエンジニア。孝也は、文彦を好きすぎて変わってしまう。嫉妬と独占欲が過ぎて、文彦が離れる。
孝也は未練があり復縁を希望。久富と似ていて違う、自分を俯瞰して見れない。文彦を許容できない自分の器量に気付いて身を引く。
東欧作家「ヤーン・タタールク」は、・・居そうで居ない、架空の人物。
「明日を待つ鴉たち」←実在するような描写に笑ってしまう。
映画『太陽と月に背いて』
フランスの詩人「アルチュール・ランボー」とその愛人・詩人の「ポール・ヴェルレーヌ」との、数年間の愛憎を描いた作品。
ランボーを演じたのは、レオナルド・デカプリオ
紙の本
雨にけぶる恋の物語
2021/11/05 06:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
これは恋の物語
出会って近づいて関係を深めてゆく様が描かれている。
雨をキーポイントにして、二人の関係が少しずつ変わって行く様が
優しくそれでいてちょっとほろ苦い恋の風景を彩る。
お互いの過去の件は出てきてちょっとしたことは起こるけど
世間的に特別な大きな事件は起きない
なので二人の恋を味わえば良い作品だと思う。
文彦視点なので久富の心の変遷はすべては見えないけれど
わたし的には意識的か無意識かは別にして
久富の囲い込みというか文彦の恋心に対する追い込みがすごいなぁと。
雨の話、図書館での出来事、そしてランボーの話
もう網がどんどん狭めて、文彦が飛び込んでくるように仕込まれている気が。
最終的に文彦が迫った形にはなっているけど、
精神的には久富が絡め取っているみたいな感じでした。
そして久富の性別超えるハードルの低さも。
(まあ文彦視点なのでそこらへんの葛藤があったのかなかったのか不明
過去との葛藤の方が大きくてそこは特に久富の中ではあまり問題ではなかったのかも)
ゆっくりと関係を築いていくなかで深まる恋心
最後の過去の件での久富の冷静な対応がまたぐっときます。
そして地に足がついたような恋の話の中で
二人の抱き合うシーンがちょっと濃密で好きです。
コレ読み終わるとヤーン・タタールクを読んでみたくなりますよね。
・・・実在しない作家みたいですけどそれでも読みたくなるほど
作品の中にちりばめられていた。
(本好きの心をくすぐる感じ)
この名前が二人の恋とともに胸に残る作品でした。
余談ですが、
作者さんの初期の痛々しい話も好きなのですが
こういう恋(特に年齢を重ねている人の)話も好きです。