レゾンデートル
著者 知念実希人
幻のデビュー作! サスペンス×ミステリー。私がジャックです――殺人者の〈存在理由〉とは? 末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、酒浸りの日々を送っていた。ある日、不良から暴行...
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商品説明
幻のデビュー作! サスペンス×ミステリー。私がジャックです――殺人者の〈存在理由〉とは? 末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、酒浸りの日々を送っていた。ある日、不良から暴行を受けた岬は、復讐を果たすが、現場には一枚のトランプが――。そのカードは、連続殺人鬼「切り裂きジャック」のものと同じだった。その後、ジャックと岬の奇妙な関係が始まり……。最注目作家、幻のデビュー作! 2年連続本屋大賞ノミネート、知念実希人の魅力が凝縮!(『誰がための刃 レゾンデートル』改題・改稿)
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知念作品の中で一番、かな
2019/12/09 15:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで読んだ知念作品の中で、一番良かった。
雄貴とジャックの事件と、沙耶とペンダントの事件が絡み合い、雄貴の病気の進行もあって、ずっとハラハラドキドキ。
雄貴と沙耶のお互いを思いやる気持ちが、殺伐としたジャックのストーリーと対称的で、ほっとし、暖かい空気になり、潤いにもなった。
ジャックの話だけだったら、あまりに冷たすぎた・・。
「死ぬ時は笑って死にたい」、そのための先輩医師の話が、印象的だった。
シリアス
2019/08/03 17:03
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投稿者:アルテミス - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の人生が終わりを迎えることを知ってしまった時の人の行動力は考えられないものになりうるといくことを学べます
デビュー作
2022/05/22 11:55
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投稿者:風りん - この投稿者のレビュー一覧を見る
改訂を経ながら遂に文庫化した知念さんデビュー作。
ガンに侵され余命いくばもない主人公と連続殺人犯「ジャック」との関係を、視点を入れ替えながらテンポ良く描くサスペンスが巧妙でした。
読み応えあり
2022/02/07 14:44
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
知念作品はこれまでも読んでいたが、この作品がデビューのきっかけとなった福山ミステリー文学新人賞の受賞作とは知らなかった。
先入観なしに読んだが、密度の濃さと展開の趣はほかに類がない印象。おやっと思わせつつ、少しずつ種が明かされ、最後に伏線が回収されていく。
手に汗握るハードな展開だが、現役医師の知念さんらしく、医療ミステリー、恋愛、人間関係の妙味もあり、映画を観ているような感覚でのめり込んでしまった。
ハードボイルド
2021/04/29 14:29
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
ザ ハードボイルド。
生と死を描き、生きる意味『存在理由』を描く。
最後まで、息の詰まるサスペンス、アクション。
『死』は敗北などではないと。そしてもっとも重要なことは『死』から逃れることではなく、『死』を受け入れるまでに、いかに意味ある『生』を送れたかなのだと。
逃げずに、自身の存在理由を問うために生きる。そんなメッセージのある、エンターテイメント作品。
笑って死にたい。
2020/04/29 14:13
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投稿者:neige - この投稿者のレビュー一覧を見る
末期癌に冒されている若手外科医・岬雄貴は、自暴自棄になり街の不良を襲撃する。これがきっかけで連続殺人鬼「ジャック」と接触し共犯者に。
だが偶然助けた少女・沙耶と心を通わすうちに自らの行動に苦悩し始め…。
外科医である岬が末期癌に。医者であるが故に自分の病状がわかってしまうあたり、本当に怖いことだと思う。
医療用語がふんだんに織り込まれているが、解らないながらも想像することはできた。
たくさんの人が死んでしまったけれど、最後の場面で救われた。
私も最後の時は笑っていたいなぁ。
映画を見てるようでした。
2019/09/15 06:41
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投稿者:トコトコくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
連続殺人犯の話。
人々のためだとか、正義だと大義名分を並べて、殺人を繰り返し、そんな自己の正当化が罪悪感を薄れさせて、少しずつ殺人が愉しくなっていく。
読んでいて、映像が頭に浮かび、なんか映画を見てる気分になりました。さらっと読めるので旅行の移動時間とかに読むのに丁度いいと思います。