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紙の本
魂の沃野 下 (中公文庫)
著者 北方謙三 (著)
蓮如の吉崎退去、小十郎の恋、そして守護・政親の強権。戦場を覆い尽くす念仏が、かつて共に闘った者たちを、別々の明日に追い立ててゆく…。加賀一向一揆を生きた男たちの雄叫びがこ...
魂の沃野 下 (中公文庫)
魂の沃野(下)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:1,518円(13pt)
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商品説明
蓮如の吉崎退去、小十郎の恋、そして守護・政親の強権。戦場を覆い尽くす念仏が、かつて共に闘った者たちを、別々の明日に追い立ててゆく…。加賀一向一揆を生きた男たちの雄叫びがこだまする感動巨篇。【「TRC MARC」の商品解説】
雪が降る。加賀の雪は、赤い雪だ。
雪中に翻るは、「風」の旗――。
戦国の乱世に、加賀の地において
百年にわたって独立国家を成した「百姓ノ持チタル国」
――その誕生前夜に、北方文学が挑む!
「これぞわが心の記念碑」(北方謙三)【商品解説】
著者紹介
北方謙三
- 略歴
- 北方謙三
一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で菊池寛賞を受賞した。
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紙の本
加賀の一向一揆を題材とした北方謙三氏の積年の構想が結実した大傑作です!
2020/08/27 09:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『弔鐘はるかなり』といったハードボイルド小説で注目を集めた後、『武王の門』や『破軍の星』、『楊家将』といった歴史小説も手掛けられ名声を獲得された北方謙三氏の作品です。同書は、中公文庫から上下2巻シリーズで刊行されているうちの下巻です。上巻に引き続き、蓮如の吉崎退去、小十郎の恋、そして守護・政親の強権などが描かれていきます。そして、戦場を覆い尽す念仏が、かつて共に闘った者たちを、別々の明日に追い立ててゆきます。加賀の雪が、ふたたび血に染まる時が近づいてきました。同書は、著者積年の構想がついに結実、加賀一向一揆を生きた男たちの雄叫びがこだまする感動巨篇がついに完結します。ぜひ、この長編歴史傑作小説をこの機会にお読みください。
紙の本
面白い
2020/02/18 18:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エンジェル - この投稿者のレビュー一覧を見る
北方謙三さんの作品は大好きです。この本も上巻下巻とも、とても面白かったです。あっという間に読んでしまいました。
紙の本
魂の沃野 下
2020/01/24 14:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
加賀の一向一揆を題材にしており背景等興味深く読みました。一向一揆はマルクスレーニン志向でしょうか、浄土真宗の坊主の権力争いか、戦国時代のひとつの権力闘争でしょう。小説では架空の地侍の風谷小次郎がかっこよく描かれいました。秀作です。
紙の本
統治、国、宗教
2020/07/26 16:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
加賀の一向一揆を舞台に、民を見続ける主人公と、国体に執着した守護との友情と確執、最終的な戦を描いた叙事詩。
そして、宗教の在り方を問う。政教分離についても、鋭くメスを入れた時代小説。