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紙の本
心とろかすような マサの事件簿 新装新版 (創元推理文庫)
著者 宮部みゆき (著)
著者のデビュー長編「パーフェクト・ブルー」で登場した元警察犬マサと、蓮見探偵事務所の面々が遭遇する5つの事件を、マサの目を通して描く。さりげなく心温まるやりとりの中に人生...
心とろかすような マサの事件簿 新装新版 (創元推理文庫)
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商品説明
著者のデビュー長編「パーフェクト・ブルー」で登場した元警察犬マサと、蓮見探偵事務所の面々が遭遇する5つの事件を、マサの目を通して描く。さりげなく心温まるやりとりの中に人生のほろ苦さを滲ませる宮部ワールド。【「TRC MARC」の商品解説】
元警察犬で現在は蓮見探偵事務所の用心棒ならぬ用心犬・マサが、加代ちゃんやその家族、前作で亡くなった高校野球のヒロー諸岡克彦の弟・進也も加わった面々と活躍する、マサの語る事件簿をこれも新装版で。「心とろかすような」、「てのひらの森の下で」、「白い騎士は歌う」、「マサ、留守番する」、「マサの弁明」の五編を収録。【商品解説】
収録作品一覧
心とろかすような | 9−84 | |
---|---|---|
てのひらの森の下で | 85−133 | |
白い騎士は歌う | 135−208 |
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紙の本
探偵事務所とは?
2020/07/30 18:22
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は宮部みゆきが小説家としてデビューした作品のシリーズ第2作である。副題の「マサの事件簿」のマサとは、犬である。元警察犬でそれなりのキャリアを持っていることになっている。OB警察犬が引退すると、後は気楽な隠居暮らしなのであろうか? 実際都のところは分からないが、それまで培ってきた経験を活かしたいところであろう。まるで人間の老後とほとんど同じであるところが面白い。
本書は2作目であるが、このマサは蓮見探偵事務所の所属である。とはいっても、この探偵事務所は他でも同様、個人経営の事務所である。ここでは用心犬と呼ばれている。所員として調査員が在籍しているが、主要な探偵は所長の蓮見氏と長女の加代子である。その他、侍女の糸子がいる。
構成としては短編5作から成っている。あくまで主人公はマサなので、マサから見た事件のエピソードが語られている。小説やテレビドラマには私立探偵はよく登場する。しかし、わが国ではあまり表に出てこない地味な調査では顔を出すが、一般にはなじみがない。昔からの興信所にはお世話になっている方も多いかもしれない。
探偵業を個人で営むことはなかなか難しそうである。わが国では人に関する調査業が主たる業務と言っても過言ではない。特別な資格が必要なわけでもないので、すぐに開業できるのだが、優良な顧客基盤がないとすぐに干上がってしまう。したがって、弁護士、司法書士などの資格者が行う調査業を受託するなどの工夫が必要となる。米国のテレビドラマ、ペリー・メースンにも探偵のポールがいつも付き添っている。
では、本書のマサは探偵事務所でどのような活躍を見せるかは、色々な展開があるので興味深い。やはり社会を相手にする商売なので、リスクも少なくない。用人犬は役に立ってくれるのだろうか? 本書を読む前に、1作目のパーフェクトブルーを読んだ方がよいかも知れない。そういうは小生もこれからであるが。
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心とろかすような マサの事件簿
2023/07/06 14:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
マサのかかわった事件を短編五作収録。
心とろかすような・・・・・進也と糸が朝帰り?
手のひらの森の下で・・・・・加代子とマサが死体の第一発見者?
白い騎士は歌う・・・・・殺された男性の借金の使い道は?
マサ、留守番する・・・・・マサが留守番の時に発生した事件とは?
マサの弁明・・・・・マサが弁明する内容とは?
「白い騎士は歌う」が一番好きですね。主人公の姉や少女に対する思いにはこみあげるものがありました。残念な結果になりましたが、姉も少女も力強く生きていけるでしょうね。
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宮部先生は喫煙家
2020/03/26 21:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮部先生のデビュー当時の初々しい短編5話を収録。蓮見探偵事務所の用心犬マサの目線で描く異色推理小説です。詐欺事件、盗難事件、強盗殺人事件、家庭内暴力、放火事件といった様々な事件を、マサと女性調査員の加代ちゃんが解決していきます。宮部先生らしく、どの話も一捻りある展開で、大阪出張の往復の新幹線の車中で眠気も吹っ飛び、一気読みしました。マサが近所のネコやイヌやカラスたちに聞き込みを行い、真相に迫っていく様子も面白かったです。稀代のストーリテラーの片鱗が既に窺えます。ところで、宮部先生は喫煙家なんですね。
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犬が語り手という趣向が面白い
2020/01/26 20:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
「パーフェクトブルー」に続くマサの事件簿第二弾である。今度は短編集です。どれも良くできている。後年の宮部みゆきの現代物推理小説の見られる重厚さはないが、そのため軽くすらすらと読める。犬が語り手という趣向も面白い。その設定でにさも書き上げる筆力もさすがだ。
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マサ、かっこいい
2020/01/04 12:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:HIRO - この投稿者のレビュー一覧を見る
マサ(犬)の心情がすごく楽しい。
本当にしゃべれれば名探偵になるに違いない。
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きびしい
2020/07/20 12:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
犬が語るのは無理がある。
だいたい、シェパードが1匹で動き回るってありえないでしょ。
普通に通報もんだよ。