「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
IoT、電気自動車、自動運転、ライドシェア…。日本型経営「最高の成功例」に襲いかかるIT巨大企業。そのとき、持ち株比率たった2%の創業家社長は…。気鋭の経済記者が「この国の危機」の真実に挑んだフィクション。【「TRC MARC」の商品解説】
経済界が震撼!衝撃の内幕小説待望の第二弾
ごく限られた関係者しか知りえない事実を多数散りばめ、小説ではなくノンフィクションではないかと経済界を震撼させたベストセラー『トヨトミの野望』(小学館文庫)。覆面作家・梶山三郎の正体も、大物経済記者か、内部の関係者かと取り沙汰された。その待望の続編がついに刊行。巨大自動車企業は世界市場で生き残れるか。ひ弱な創業家社長は権力闘争に勝利できるか。フィクションかファクトか? 深読みすればするほど面白い、超弩級企業小説。【商品解説】
著者紹介
梶山三郎
- 略歴
- 〈梶山三郎〉経済記者、覆面作家。「トヨトミの野望」でデビュー。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
大変革が来ている!
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
前作は日本最大のあの自動車会社をモデルに「99%実話」と話題になったが、その「トヨトミの野望」は創業家をめぐる人事の話が強かった印象がある。それはそれで会社内における創業家一族の結束力、絶対的権力が窺い知れ面白かった。
今作ではCASEなど100年に一度ともいわれる自動車産業をとりまく大変革の中で、自動車会社がIT産業などと駆け引きしながら、どのように生き残るために戦っているかがよく分かる内容になっている。
前回同様人事をめぐる権力闘争の話も面白いが、自動車会社が持つ危機感、今後の舵取り、そして日本の製造業の矜恃など読みどころが多彩にあり、飽きることがない。
自動運転など新しい自動車が、今後われわれの生活をどのように変えていくのか、興味深く楽しみである。
紙の本
「今や安全保障と通商は一対だ」(213頁)
2022/08/20 11:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
とりあえず大変面白く一読。「梶山」季之のエンタメ性と城山「三郎」の経済考察性がマッチして読ませた。個々のモデルは「あー、なるほど」と思いながら読みましたが、詮索はせず。そこはかとない竜頭蛇尾感と持ち上げ感はありますが、まずはwell-madeな経済小説(小説とは言えない部分も多々)でした。
「なるほど、統一と岸部はよく似ている。だからこそ統一は岸部が苦手なのだろう。・・・ 意見した者に激怒して飛ばすのが統一なら、耳を塞いで聞こえないふりをしつつ、周りに始末させるのが岸部といったところか」(110頁)。
「トヨトミの役員人事は、笠原が原案を作る。統一は「誰それを引き上げろ、はずせ」といった指示を出すことはなく、意に染まないところがあれば拒否権を発動する。となると、笠原は巧みに各役員への統一の評価を読み取り、原案に反映させるようになる。笠原はそうした忖度ができる人間である。その結果、今の役員は部下や秘書として統一に長年使えてきた人間や、豊臣家を支えてきた血筋の二世、三世ばかりになってしまった」(116頁)。
2023年以降のことを書いて、是非三部作に仕上げてほしいですね。
紙の本
「どうしても気になる登場人物のモデルたち」を手元に置きながら読みたくなるのも心情。
2021/05/05 14:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオハシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『トヨトミの野望』@講談社(2016年)からの続編の位置づけ、続編が同じ出版社から発刊されず、@小学館から発行される(発行元が別になる)というのもこの小説のすごさなのではないかと思う。
2019年12月に発行されたいわゆる新刊で、昨今上司に「続編出版してるよ!」と紹介されて、大急ぎで読みました。この本独特の想像力を掻き立てる内容はいつもワクワクさせられるし、「どうしても気になる登場人物のモデルたち」を手元に置きながら読みたくなるのも心情。
未来日付もあるので、あくまで小説なのであるが、トヨトミにおける歴史上の事実やいくつかの記事とも照らし合わせて、またいくつかの検証作業も行ってみたい。
(勉強不足なことが多すぎるので)
伊賀における森製作所のモデルもあるとのことですが(伊賀の世界的企業MORIとは業種業態が違うのですが)、僕も名古屋から自動車関連に関わる伊賀の企業へご訪問したこともあり、伊賀への道のりの情景とかも
あり、ちょっぴりうれしくなりました。
自分が製造業の血筋を引いていて、大学・大学院は機械工学科で学んで、大人になってITの業界生きてきて、約20年たって地元に戻って、自分の昔の夢のようなものが文字化されていたことに驚いた。 また頑張ろうと思う。
P273
「私はもう一度、日本のものづくりの底力、産業の底力を世界に見せつけたいのです。AIにブロックチェーン、IT、つまりコンピュータサイエンスの先端技術ばかりが注目されますが、だからといってモノづくりの価値が失われるわけじゃない。しかし、どんな価値を提示するにしても、それには企業の枠を超えた団結が必要だと私は思うのです。」
「もう一度、日本の底力を、まだ日本には世界をリードするポテンシャルがあるということを証明しようではありませんか」
紙の本
自動車王国のたそがれ
2020/04/20 10:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
同族経営の弊害や、日本企業の旧弊なシステムについて考えさせられます。新しい街づくりや地域活性化など、僅かな希望も見えてきました。
紙の本
内幕小説?
2019/11/29 19:47
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
同業界の人だと、わかる~と思える部分が多いんじゃないでしょうか。前作は文庫になっているので、あわせてどうぞ。