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紙の本
ガリヴァーの帽子 (文春文庫)
著者 吉田篤弘 (著)
テントンと名乗る男の誘いで、新聞記者のSはある島へ向かう。出迎えたのはミニチュアの家が連なる街と、赤児ほどの背丈しかない男で−。日常と非日常の裂目へと誘う、色とりどりの玩...
ガリヴァーの帽子 (文春文庫)
ガリヴァーの帽子
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商品説明
テントンと名乗る男の誘いで、新聞記者のSはある島へ向かう。出迎えたのはミニチュアの家が連なる街と、赤児ほどの背丈しかない男で−。日常と非日常の裂目へと誘う、色とりどりの玩具箱のような短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
もういちど、ガリヴァーを呼び戻すために――。
名手・吉田篤弘が贈る、おかしく哀しく奇妙で美しい、色とりどりのおもちゃ箱のような短編集。
それは、「テントン」と名乗る男から来た一本の電話が事の起こりだった。男の誘いに乗り、新聞記者のSはある島へ向かう。出迎えたのはミニチュアの家が連なる街と、赤児ほどの背丈しかない男。「ようこそ我らの王国、リリパットへ……奇妙な味わいの表題作「ガリヴァーの帽子」
元作家と元シェフが暮らし始めた洋館に現れた王子の奇妙な顚末を描く「孔雀パイ」
奇妙な夢の中で、川を下りながら鰻屋を経巡る「ご両人、鰻川下り」
シャンパンの泡たちの短い一生を描いたおかしな寓話「かくかくしかじか」
ほかに、コーヒーカップを持つと手がなぜか震えてしまう「手の震えるギャルソンの話」、彼女の残していったトースターをめぐる奇妙な出来事を描いた「トースターの話のつづき」など。
読む人々を、不思議な世界へといざなってくれる、物語好きの大人のための8編。【商品解説】
一本の電話が事の起こりだった…奇妙な味わいの表題作ほか「孔雀パイ」「かくかくしかじか」など、不思議な世界へ誘う絶妙な八編。【本の内容】
収録作品一覧
ガリヴァーの帽子 | 9−43 | |
---|---|---|
イヤリング | 45−62 | |
ものすごく手のふるえるギャルソンの話 | 63−70 |
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あとがきや解説までまるっと1冊の短編集
2020/08/08 23:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
になっているのが吉田さんの好きなところ。いろんな世界をくねくね歩き回っている感覚で、どこでもドアですぐ現実に戻ってくることもできる。時代も物体も飛び越える。どうやったらシャンパンの泡の気持ちになれるんだろうか。なったとして、思うことが多くて、まだ不満があるの?って笑ってしまいそうになったりして。