- 販売開始日: 2020/09/08
- 出版社: 小学館
- レーベル: 小学館文庫キャラブン!
- ISBN:978-4-09-406815-3
色にや恋ひむ ひひらぎ草紙
著者 深山くのえ(著) , アオジマイコ(イラスト)
後宮で複雑に絡み合う恋を描いた平安恋草紙。同じ屋敷に暮らす妹に婚約者を奪われてしまった淑子。公卿である父親が勝手に決めた相手だったとはいえ、妹は恋の勝者と勝ち誇り、女房た...
色にや恋ひむ ひひらぎ草紙
商品説明
後宮で複雑に絡み合う恋を描いた平安恋草紙。
同じ屋敷に暮らす妹に婚約者を奪われてしまった淑子。公卿である父親が勝手に決めた相手だったとはいえ、妹は恋の勝者と勝ち誇り、女房たちは腫れ物に触るような態度をとってくる。厄介な状況に疲れ果てた淑子は、家を出て、典侍として後宮で働こうと決めた。
そして月日がたち――生真面目な淑子は、愛嬌がなくて刺々しい『柊の典侍』だと煙たがられながらも、いまや後宮を仕切る立派な典侍に成長。女同士の争いが日常茶飯事な後宮で、揉め事解決になくてはならない存在になっていた。
ある日、典侍として仕事上のやりとりが多い五位の蔵人に、二人の新任者がやってくる。そのうちの一人が妹の夫となった元婚約者だと知り、憂鬱になる淑子。彼と顔を合わせないようにと願いながら、蔵人所に向かった淑子は、もう一人の新しい蔵人、源誠明と対面する。誠明は、東宮の嫡子でありながら臣籍降下した人物。宮中では難しい立場の誠明だが、なぜか淑子のことをよく知っている様子。そのうえ、誠明は唐突な言葉を淑子に告げた。私と、結婚してください――。
後宮を舞台に複雑に絡みあう恋を描く、深山くのえの平安恋草紙!
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
いや面白かったです。
2020/09/13 08:42
6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう昔の日本のお話はなかなか入り込めないことが多かったんですが、今回はすっと話に入れて大変面白かったです。
最後らへんんでやっと二人がくっついたんですがもっと二人の夫婦になった後とかその時の妹の様子とかいろいろ見たかったです…
平安オフィスらぶ?
2021/12/22 01:04
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:y - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近中華もののお話が多くて、少し前の出版ですが和風は久しぶりに新鮮でした。
文章も丁寧で、当時の宮中の仕事の様子が描かれていてなかなか興味深いものでした。
平安オフィスラブ
2021/06/25 00:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:SWW - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史のその時の習わしをベースに繰り広げられる宮の日常と、人間関係の中で、
不器用なヒーローの一途さや
気の強いヒロインの弱さが丁寧に描かれていて、とても良い読み物だった。
色事はないが、叶わないかもしれない恋を叶えようとする男と、
自分の本当の姿を知られては幻滅されることを恐れて恋に目を背ける女のいじらしいやりとりと恋の行方は面白く、最後まで一気に読んでしまった。
深谷くのえ神
2021/01/31 09:51
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ばんび姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに時代物とても面白く読ませて頂きました。今に無い世界なので読んでらうちにワクワクして、次回も早く読みたいです。
興味深い
2021/12/13 13:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安時代、後宮で働く女性の様子がよく伝わってきて、興味深く読みました。自立し、がんばっている主人公、応援したくなります。同じシリーズで、先にもう一巻でてるみたいなので、そちらも読んでみたいと思います。
柊のとげであなたを守る
2024/02/26 21:52
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白くて一気読みした。
前作の1~2年後らしく、乾の衛士が再登場。
1作目のヒロインより気丈でアクティブで好感が持てた。
後宮の女房達は凶暴なので、淑やかでたおやかな人はやっていけないだろうと思った。
前作と同じ世界観
2020/09/12 11:54
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yun - この投稿者のレビュー一覧を見る
「恋をし、恋ひば かんなり草子」の数年後、主人公を変えて…という、ある意味スピンオフというか…。
このまま「~草紙」シリーズとして進んで欲しいなぁ
実妹にのちにクズと判明する婚約者を結婚直前に奪われた主人公が、宮中に出仕し、そこで仕事の出来る女房として活躍していた頃、元婚約者と共に出会ったヒーローと少しずつ距離を詰めていく恋物語です。
深山さんの作品としては結構珍しいヒーローというか…。
堅物、真面目、武骨なヒーローが、気が強い、でも本当は優しい主人公のかわいらしさにぐ、っと来ている描写とか、とてもよかったです。
前作に続き、出演の叶った乾の衛士の活躍に笑いましたw
乾の衛士、前作では主人公の恋の影のサポートをし、今作では子猫ちゃんを見つけるというファインプレー。
末永く、元気に長生きしてほしい猫ちゃんですねw
平安期、働く女性の仕事と恋愛
2020/09/11 11:18
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作、「恋をし、恋ひば かんなり草子」と地続きのシリーズもの。
主役を変えて前作から数年後の話になります。
妹に婚約者を奪われ、家にいるのが居た堪れずに働きに出た深窓の姫。
すっかり働く女性として自立していたところに
降って湧いたような結婚話であたふたといった内容でした。
実の妹に何故そこまで敵対視されているのか、元婚約者で妹の旦那のその後など
ふんわりしたまま終わったのが少しモヤっとしましたが
前作よりもこちらの方が好みの話でした。
お仕事+恋愛
2020/09/11 08:49
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:(o´ω`o) - この投稿者のレビュー一覧を見る
前回の「恋をひ恋ひば」は恋愛色強めでしたが、こちらはお仕事色が強めに感じました。仕事の役職が色々出てきて上下関係に混乱したし、帝を取り巻く女御達の勢力図は人物紹介や相関図が欲しかったです。
生真面目なヒーローが真っ直ぐにぶつかってきて面白かったです。見てる人はちゃんと見ててくれてる安心感。
ぜひこのままどんどんシリーズ化してほしいです。