- 販売開始日: 2021/04/16
- 出版社: 偕成社
- ISBN:978-4-03-727340-8
青の読み手
王都の貧民街で暮らす少年ノアは、ある日、奇妙な依頼をうける。<修道院から、ある本を持ちだしてほしい。>依頼主の黒ずくめの男爵は、本と引きかえに、ノアが姉と慕う少女の行方を...
青の読み手
商品説明
王都の貧民街で暮らす少年ノアは、ある日、奇妙な依頼をうける。
<修道院から、ある本を持ちだしてほしい。>
依頼主の黒ずくめの男爵は、本と引きかえに、ノアが姉と慕う少女の行方を教える、という。
怪しみながらも、情報ほしさに依頼を受けたノアは、首尾よく修道院に忍びこむ。しかし、盗もうとしたその本は、選ばれし者だけが読むことのできる魔導書<サロモンの書>だった。
やがてノアは、囚われの王女や、人語を話すネズミと出会い、依頼主である謎の男爵の正体にせまっていく。
1冊の本をめぐり紡がれる長編ファンタジー。
「あなたも、いっしょにいらしてください。」
「おれも?」
トマスは、ノアの青い瞳を見つめた。
「あなたこそ、〈青の読み手〉にちがいない。
わたしたちは、ずっとあなたをお待ちしていたのです。」
(本文より)
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まだ謎は残る
2022/08/05 00:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
下町ネズミの少年、ノアのファンタジー冒険譚?という感じ。
王妃が不倫してるとか、悪魔がノアに襲いかかる場面とか、結構ドロドロした描写もあり、児童書にしてはハードな感じです。
ノアに関しては何故最後に悪魔を従えられたのかとか、襲われた時ロゼがくれたボタンが守ってくれたようだが本当にそうなのか?とか色々謎を残して終わった本書。
続きを読むのが楽しみです。
高飛車王女のセシルがケガをした時に、自分はロゼでないから安心しなさいと言った場面が1番好きです。
『青の読み手』
2021/09/26 19:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラベンヌ王国の王都ミラの貧民街で“下町ネズミ”として働く少年ノア
姉のように慕っていたロゼの居場所と引き換えに、修道院から“白い本”を盗み出す仕事を引き受ける
それは選ばれた者だけが読むことができる古の魔法の本〈サロモンの書〉だった
本を手にしたノアに迫る魔の手
うかんだ文字をノアが叫ぶと……
「あなたこそ、〈青の読み手〉にちがいない。わたしたちは、ずっとあなたをお待ちしていたのです。」
《一冊の本をめぐり紡がれる長編ファンタジー》──袖の紹介文
近世フランスを思わせる王国を舞台に、陰謀渦巻く権力争いに白魔術と黒魔術が入れ乱れ、テンポよく進行する物語は一気読みまちがいなし
著者は『ニコルの塔』で第5回ちゅうでん児童文学賞大賞(2003年)、第22回新見南吉児童文学賞(2004年)を受賞した小森香折