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紙の本
すみれ荘ファミリア (講談社タイガ)
著者 凪良 ゆう (著)
下宿すみれ荘の管理人を務める一悟は、気心知れた入居者たちと慎ましやかな日々を送っていた。しかし芥という新しい入居者により、皆の知らなかった顔が見えてきて…。すみれ荘のその...
すみれ荘ファミリア (講談社タイガ)
すみれ荘ファミリア
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商品説明
下宿すみれ荘の管理人を務める一悟は、気心知れた入居者たちと慎ましやかな日々を送っていた。しかし芥という新しい入居者により、皆の知らなかった顔が見えてきて…。すみれ荘のその後を描く「表面張力」も収録。〔富士見L文庫 KADOKAWA 2018年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
☆☆☆祝 『汝、星のごとく』2023年本屋大賞受賞!☆☆☆
「愛」の形を問う作家・凪良ゆうの源流がここに!
下宿「すみれ荘」の管理人を務める一悟は、気心知れた入居者たちと慎ましやかな日々を送っていた。そこに、芥と名乗る小説家の男が引っ越してくる。彼は幼いころに生き別れた弟のようだが、なぜか正体を明かさない。真っ直ぐで言葉を飾らない芥と時を過ごすうち、周囲の人々の秘密と思わぬ一面が露わになっていく。
愛は毒か、それとも救いか――。
本屋大賞受賞作家が紡ぐ、ある家族の物語。
☆☆「すみれ荘」のその後を描いた書き下ろし「表面張力」を収録した完全版!☆☆
【商品解説】
収録作品一覧
すみれ荘ファミリア | 5−307 | |
---|---|---|
表面張力 | 309−347 |
著者紹介
凪良 ゆう
- 略歴
- 凪良ゆう(なぎら・ゆう)
京都市在住。2007年に初著書が刊行され本格的にデビュー。BLジャンルでの代表作に連続TVドラマ化や映画化された「美しい彼」シリーズなど多数。17年に『神さまのビオトープ』を刊行し読者から高い支持を得る。19年に『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。同作は22年5月に実写映画が公開された。20年刊行の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネート。22年刊行の『汝、星のごとく』が第168回直木賞候補、第44回吉川英治文学新人賞候補、2022王様のブランチBOOK大賞、キノベス!2023第1位に、そして23年、2度目となる本屋大賞受賞作に選ばれた。
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紙の本
愛することと
2022/06/03 17:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:文月@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
執着はまったく別のもの。
このことを再認識させてもらった。
「愛」ではなく「執着」にとらわれた人が何人か登場。執着は何も生まない。先にあるのはおそらく破滅。ただ、この物語の中では、執着される方(主人公)が優しいので、したほうは破滅を免れてる。それが正解なのかは別として結果静かな時間が流れます。
作者の別の作品の主人公も登場するのでファンとしては楽しめる。
誰かに強烈に想いを寄せたとき「愛」なのか「執着」なのか自問自答したい。
電子書籍
表紙にだまされてはいけない
2024/02/22 12:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:rosehiptea - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んだのは今年はじめ。
重たいものばかり読んでいたので、表紙とタイトルから優しそうなものを選びました。
内容は知らず。(紙本は旧版で積本状態)
しかし表紙にだまされました。
BL小説の頃から幅広い作品があり、現在も重たいけれど名作をたくさん書かれている凪良先生。
これもなかなかの重たさです。
文章は大変読みやすく、物語の世界に入り込みやすい。
すみれ荘の管理人代理である主人公の視点から、三人の住人それぞれを語る。
どの住人の話も、それぞれ違った重さです。
そして、一番の謎である作家の男、主人公の母を通して知る家族の姿。
見る角度によってまったく違う世界。
生きる事の息苦しさが、凪良先生の言葉で細かな破片のようにつき刺さる。
やはり凪良先生はすごい。
電子書籍
作家さん買い
2021/12/16 19:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:インディゴさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
文句なしに面白かった。「表面張力」も入っていて、満足の一冊。央二はずっと一悟の側に居て欲しい。一悟さん、心配でならないキャラクターで目が離せない笑
紙の本
新装版!
2021/07/10 17:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
旧版既読です。
でも、ストーリーをほとんど忘れていて、新たな気持ちで読みました。加筆修正されたようですが、旧版に比べて、とても印象深く感じました。
旧版では、一悟に良い印象を持たなかったけど、今回は、芥に救いをもたらせた存在ということで、二人を微笑ましく感じました。
親子とは何か、を問いかけた作品かな?
紙の本
おもしろいけど、むかむかします
2021/05/30 04:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説としては本当に面白くて、数時間で読めてしまうのですが、登場人物たちには結構イライラというかむかむかします。
いわゆる悪事を働いた人たちにもですが、その周りの人も、なんというか自己保身だったりそういうのがなんだかなぁ…と。
人々の気持ち(特に負の)がひしひしと伝わってくるので、疲れてる時は引っ張られるかも。
PMSに苦しむ美寿々の発言や思いは、ほんとたくさんの人に届け、とは思います。
電子書籍
古い下宿屋に
2022/01/17 23:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめの頃、芥は、何か思惑をもって一悟の前に現れたのか、と薄々疑っていました。大体、親の離婚で離ればなれの兄弟が会うのは何か裏がありそうだし……しかし、ラストは……でした
紙の本
完全版
2021/05/27 04:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
年季の入った下宿・すみれ荘を舞台に繰り広げられる愛憎劇に、後日譚の「表面張力」を加えた完全版。想いが形を変える瞬間が意外とさらっと表現されているのが逆にリアルで、どこかしら共感する部分を心の底に皆沈めているのでは?と感じた。闇を孕む展開に中毒性を覚える作品
紙の本
すみれ荘ファミリア
2024/02/15 17:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
アパートでの物語・下宿さんたちの生活を描いた作品も読みましたが、この作品は私には合わなかった。喜怒哀楽の場面もあるのですが、読み方が悪かったのか何故か感情を揺さぶられるところはあまりなかった感じです。
紙の本
毒と愛
2022/04/30 11:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
毒と愛が混ざった小説。
主人公が、なんでそんなにもてるのかが謎。
おもしろさでは、「表面張力」の方がよかったかな。