プロ時代の水野って、そういえば、あまり印象にない
2022/08/02 14:22
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
池田高校の怪童、水野雄仁が巨人入りしたことは知っているのだが、どんな投手だったかは高校時代の印象が強烈すぎたため、あまり印象にない。まあ、そこそこの活躍をしてたようだが。MLBに挑戦したことも知らなかった
著者の野球好きぶりがヒシヒシ伝わる内容
2021/05/28 10:57
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロ野球界を賑わした伝説の選手・24人のプロ生活最後の1年を、余すことなく文章に示した1冊です。各選手ごと、名前の直後に最後に所属したチーム名と年、最後に日本プロ野球での各年の成績が表で示されています。各選手ごとの紙幅は薄く、読みやすいです。
著者の新潮新書前作『令和の巨人軍』でもそうでしたが、著者がいかに野球が大好きか(特に巨人が)がヒシヒシと伝わる、熱のある文章です。
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今でも名前の知られた選手たちの引退時のことが書かれていて、おもしろかったです。なかなかラストシーズン知らないから。
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この本で取り上げられたこれだけの有名な選手でもその最後の年の姿や成績を覚えていないのですね。
普通はその年が最終年になるかは終わってわかる場合も多いから、長嶋さんのようにみんなからそう見られ最後までその姿を見送られるというのは稀なのでしょう。公式戦の引退試合は心よくは思いませんが、イチローをはじめ事実上の引退試合をできた選手がその最後の姿をファンに届け記憶に残せることを考えると、引退試合をできた選手やファンは幸せなんだと思います。
興味深く読みました。続編を期待します。
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あの名選手の現役最後の1年。案外忘れられているドラマを再現。
全24選手、リレー形式でつながれる展開が秀逸。筆者はほぼ同世代、ファミコンなどの小ネタも含めて懐かしく読むことができた。管見の限り中畑の現役最終打席が日本シリーズの満塁ホームランでなくもう1打席あったことに触れたのは本書だけ。
当時の週刊誌、新聞記事など良く調べてあるが。一人の選手にも直接取材していないのが残念。ブロガー出身、作家としてはまだアマチュアの域を脱していないように思う。こういう本の場合、最終章に一人でも筆者との対談を入れて体裁を整えるように思うのだが。
参考文献は記載されていない。あとがきで近藤唯之「引退そのドラマ」について言及しているが、本書のネタ本は文春文庫の「豪打列伝」であろう。
ネット記事と単行本の落差を埋めきれてないのがちょっと残念。新潮新書の編集力の問題だろうか。
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王で始まり、長嶋で終わる全部で24人の引退の年のドキュメンタリー集とでもいう感じかな。
あの、といってもリアルタイムで見ていたわけではないが、何度も流れる長嶋の引退セレモニーで、人々はそのときその時の長嶋に自分を投影した、そして今日その日々が終わりを告げると、アナウンサーが言ったらしい。
こんなことを言われる選手は今はもういないし、これからも出ないだろうな。
坂本も岡本も、そして今をときめくタイガースの佐藤だってこうはならないだろう。
本人だけじゃなく、日本の世相全体絡めないとああはならないのだろうから。
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ほとんどの選手が戦力外で去っていくプロ野球。その中で自分の引退を決めることができる選手は幸せだ。燃え尽きるまでやるほうが個人的には好き。
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本書は昭和・平成のプロ野球で活躍した〈王・落合・長嶋一茂・古田・水野・原・石毛・中畑・掛布・江川、田淵・清原・桑田・村田兆治・駒田・定岡・西本・山本浩二・渡辺久信・クロマティ・バース・秋山・門田・長嶋〉24選手の『現役最後の一年』をプレイバックし、リレー形式で追ったドキュメント。
完全燃焼し有終の美を飾った人,球団事情により引退を決意せざるを得なかった人、最後まで己の美学を貫いた人、怪我に泣かされ引退を余儀なくされた人、静かにユニフォームを脱いだ人…。
24選手をリアルタイムで見ていたとはいえ、あらためて王さんのラストイヤーの成績が凄すぎる。40歳で30本塁打・84打点。これに匹敵するのがMr.赤ヘル 山本浩二。40歳で27本塁打・78打点に加えベストナイン選出ですって⁈ちなみにタイガースの主砲 大山。昨年キャリアハイの成績は28本塁打・85打点。並べてみると、ふたりのレジェンドスラッガーの成績がいかに凄いかがわかる。
ただ惜しむらくはノムさんや江夏の最晩年が取り上げられていないこと。最後まで圧倒する実績と唯一無二の存在感を放ちながら、ユニフォームを脱いだ。複数球団を渡り歩き、同じ匂いを放つ落合を取り上げているだけに、刃折れ矢尽きるまでやり抜いた姿を活写してほしかった。
余談だけど、江夏は球団主催の引退試合はなかった。同じ年に引退した田淵にはライオンズ主催の引退試合を行うのに、江夏には無し。そのことに『一時代を築いた人間に、あまりに失礼じゃないか!』憤ったのが文藝春秋 雑誌Numberの初代編集長。在籍した4球団に引退セレモニー用に球場の貸し出しを依頼するも断られ、手弁当で引退式開催のため奔走。何とか草野球場の多摩市一本杉球場にて開催に漕ぎ着ける。当日は何と16,000人ものファンが押し寄せ、ビートたけしも飛び入り参加し、前代未聞の引退セレモニーとなった。
プロ野球選手に限らず、引き際は身綺麗に終えたいと願う。とりわけ最後までスタメンに名を連ね、絶大なる人気の選手であればあるほど,その思いは強い。
本書の帯にある『去り際に、ドラマが宿る』という惹句。著書は目前に迫る引退に向けて『どう、あがいたのか?』その様子にドラマを見出し、筆を執る。
プロ野球版〈男たちの挽歌〉をきちんと謳い上げねば…という強い使命をひしひしと感じた好著。とは言え、そこにノアールさはない。
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どんなに偉大な選手であっても引退するときは
必ずきます。
世界の王と呼ばれた王貞治氏も40歳まで現役を
全うし、その最後の年も何と30本も本塁打を打
っていながら「王貞治のバッティングが出来な
くなった」のを理由に引退しています。
「まだ出来るのに、なぜ?」と周囲に惜しまれ
つつ去っていく人もいれば、いつの間にか人々
の興味から消えていった選手もいます。
現役引退の最後の一年に焦点を当てて、「散り
際、引き際」を鮮明に浮かび上がらせた稀有な
一冊です。
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往年のプロ野球選手たちの最後の一年にスポットを当て、当時のスポーツ紙や週刊誌の記事を交え、面白おかしく描いている。
全て知ってる選手だったので、当時の記憶が蘇った。
それにしても凄い選手ばかりだったな。
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どの選手も知っているけど、引退時のことはほとんど覚えていなくて、ここで初めて知ることがとても多かったです。
バースや門田の引退は当時の報道から銭ゲバみたいな印象しか残っていなかったし、水野が海外に行っていたことなんて記憶にすらなかったし…
歴史上の人物なら仕方ないものの、ここに登場する皆さんご存命なので、これだけの文献やYoutubeにまであたっているのならそれらをベースにインタビュー等で直接振り返っていただく趣向があっても良かったのかな…と個人的には少し惜しく感じました。
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プロ野球選手の評伝は無数にあるけれど、名選手の「最後の1年」だけにフォーカスした構成が秀逸。どんなスターも最後の年は不遇をかこち存在感が失墜して終わっていく。そこにスポットライトをあてるというのが面白い。
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有名選手の最終年にフォーカスしたという縛りがこの本をより面白くさせた。
FAがない時代は今よりも大型トレードが活発で、選手からのトレード志願も多かったんだなと言うのが印象的だった。