へたくそ王子と深海魚 （キャラ文庫）

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投稿者：おはな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「へたくそ」の出会いから、沖縄で観光し、恒生のクリスマス合コンを阻止しようとする流れがとても面白かったです。
奏は仕事を離れるとだらけて海底に沈む深海魚のようになるそうですが、これからは深海で二人っきり、ひたすらいちゃいちゃするんだろうなという印象です。
表紙のイラスト最高。

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投稿者：apple2　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

恒星は奏曰く、アホみたいにヘタクソだけど、誠実でいいヤツ。
ヘタなのに気付かないまま……てのは、案外ありそう。
プライドで逆ギレしたりせず、素直に教えを請う様が愛らしい。

男女比で言えば、私は男社会の職種で働いています。
異性で甘くされるより、舐められ見下される方が断然多かった……。
戦いと制圧の日々送ってましたよ、恒星は柔軟で、とても素敵な男性ですね。

明日はどうなるか分からない。
誰しもそうだけれど、恒星は飛ぶのが仕事。
奏に、あの時……という後悔をして欲しくなかったので、不器用な２人の恋の結末に安堵しました。

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投稿者：M★　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

日高恒生：
外観最高の美男、男性が希少な職場。アレが物凄く下手くそなノンケ。

柚木野奏：
年上、ゲイ、辛辣な言葉の会話、仕事優先の自分勝手、恋愛が長続きしない交際下手。
「深海で泥まみれのメンダコ」で、平素は衣服に頓着せず、深海魚のように潜んで他人に構われたくないマイウエイ。

前半は、恒生のヘタクソについて。
最悪な一晩の後、もう二度と会わないと思っていたのに、仕事で再会してしまった。
奏は、自分の恋愛下手を棚に上げて、攻めの技術的な欠点を挙げ攫う。
でも、攻は先天的に尽くしたいＭ気質、下手下手下手と刺されても、奏に逆に執着する。

後半は、奏のヘタクソについて。
なんだかんだと言っても、一途な恒生に奏は惹かれている。
大好きなのに、奏の言葉足らずで上手くいかないすれ違い。
年下彼氏に飽きられないよう、料理を勉強、ストレッチ、お肌やヘアのお手入れを始める。


破れ鍋に綴蓋のカップル
ハピエン。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

このジャンル乱暴とか強姦とか痛いシーンは
結構転がっているのですが、
合意の上の行為に「ヘタクソ」って言われるのは珍しい。
ということでついつい読んでしまった。

雑誌の編集者の奏と
男性CAでの「ヘタクソ」と称される恒生
バーで出会い、そういう関係になり・・・
で仕事で再会ってパターン
最悪の初対面だったけれど、
仕事を通してみれば、お互いにいい感じの相手
（そもそも、どちらも最初っから惹かれているのですがね）
ヘタクソの呪いというか
奏は奏で「恋愛がヘタクソ」な感じなんですよ。
とはいえ、恒生はあれだけ好き好きモードだったのに
奏はなかなかふんぎれずに、
恒生を誰かに取られると思ったところで
ようやくって感じですからね。
からの奏の部屋での行為は、幸せそうで何よりです。

後半の書き下ろしでも
なんだか奏の恋愛のヘタクソ加減が・・・
でも恒生のための努力が可愛らしい
で、誤解してしまう恒生のもだもだと、
作者さんが後書きで書いている通りの「えっちはへたくそのまま」ぶりが
いい感じです。
でも満たされている感はあるので二人はこれで満足しているし
多幸感はあります。
この二人はすれ違ったり、空回ったりしながら
過ごしていくのだろうなぁって思います。

お互いに不規則で過酷な仕事なのですが、
どちらも仕事に真摯で好感が持てます。
一緒に暮らして色々ばたばたしながらも長く一緒に居るのだろうなぁって
思わせてくれました。

男女比の偏っている職場にはいたことがあるのですが、
恒生の考え方はとても良いなぁって思ってしまいました。
（自分がその場にいるとそうは考えられなかったのですけれどね）

余談：
恒生の同僚のユウキの存在が気になります。

☆3.5評価の4です

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投稿者：きいたろう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ハッキリ言えればスッキリするけど言われた側は大変トラウマになる呪いの言葉。
言えたのは受さんが男性だからでしょうね。
後々命にかかわるトラブルになりそうで女性は言えない言葉だと思います。
攻さんが謙虚な人だからなんとかなったともいう？
いや、あとがきがオチだからなんともなってませんね。
男性CAという珍しい職業のお話に、関連読書で(相互関係は無いけど)CAボーイを読もうとかと思います。